・・・自分の日頃の癖、毎日の暮らし方、趣味、体調の調子などを、つらつら振り返って両親のそれらと比べてみると親の影響をたくさん受け継いでいることに気が付く。
振り返って、自分が子供たちとどんな形質(遺伝形質でないことも含めて)を伝えているかを考えてみると、子供が小さいころはそれほど感じなかったが、子供が大人になり、私が今の子供と同年代の若いころを振り返ると、いろんなことで私の形質が伝わっていることに気が付く。
特に、自分で良くないと反省することほど子供に伝わっていることになぜかと疑問がわく。
たとえば物事にあたって慎重である、と云う事は裏を返せば臆病ともいえ、良いこともあるが、悪い面もある。
家族であるから、長い年月いろんな場面で私がその場に対応して行動するのを子供が見ている、だから、そう行動するものだと思って子供が身に着けていくのだろうか。
しかし、私も覚えがあるが親のここは真似したくない、と思っていることがあって、自分でも努力していても、それなりに年を取ってきたときにふと、我に返ると親の真似をしたくなかったことを自分が受け継いでいることに気が付く。
親の形質を受け継ぐことは、まねしたくないことだけでなく全部一緒に受け継いでしまうので、そう都合よく取捨選択は出来ないのであろう。
話は変わるが、私は自分の子供たちが小学生、中学生のころから、ジョギングを日課として生活している。
子供も二十代のころは私が「走ってみたら」と言っても、見向きもしなかったが、三十代になったこの頃、二人が二人とも、ジョギングを始めたことを聞いて、これも私の形質を受け継いだのかと理解し、親が子供に与える影響は意図して伝えれるものでないことを感じた。
娘の成長に気付くたびに、同時に親の責任の重さも感じる毎日です。
コメントありがとうございます。
親の与える影響は大きいので、何も考えずに、子供には、親が一生懸命生きる姿を見せることですね。