・・・今日の新聞記事には、経済のグローバル化によって、先進国の中間所得層の所得は没落した、とある、
そこに載っていたのが、所得の変化を縦軸に、横軸は所得水準を取って、中間所得層の所得の没落と超富裕層の増加をあらわした象の輪郭が見えるグラフで、著者が命名した”象グラフ”と言いうものです。
このグラフの表すところは、もともと、低所得であった、中国などの新興国の人々はグローバル化によって急激に所得が増えている層がいる、それに対して、先進国は中低所得者層は殆ど、グローバル化による恩恵は受けなくて低迷、その半対極に、先進国の富裕層の人々はグローバル化によって超富裕層になっている、世界はこの三つに分かれているという事です。
私たち日本は、50年前は、今の中国のように、ヨーロッパゃアメリカの人々の所得の1/3程度でした。実際、私も会社勤めしていて、外国の人と会う機会などで、それは感じていました。
しかし、その後の経済急成長時代で、日本は「ジャパン イズ 世界ナンバーワン」と言われる時代が来て、10年位の期間で、欧米の所得水準に追いついたことを経験している。
今の中国の都市部の人たちは、そのころの我々と同じ経験をしていると感じる。
これから、これらの国々は、先進国に所得が追い付いた後、日本の今のようになるのか、それともまた新しい道を歩むか、どうなるか、私は見ていたいように思う。