オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

パレスチナ

2010-02-08 | ほほ笑みと感謝の会(パレスチナ子供支援)

5月にパレスチナを訪問するほほ笑みと感謝の会の有志の皆さんに混じって、行くかどうか思案中(笑)の私も先日パレスチナ旅行の説明会を聞きました。

イスラエルとパレスチナの未だ続く争い。
イスラエルが建てたパレスチナ人居住区を囲む8メートル高さのコンクリートの分離壁
紛争が起こると2分以内に鎮圧に行くイスラエルの武力。
自爆テロを起こした報復に、見せしめのため家族ごと吹き飛ばされるパレスチナ人の家々。

「大きくなったら軍隊に入りたい」と語るイスラエルの子ども。軍隊に入ると最初に渡されるというその子が一生持つという銃のこと。
「大人になったら学校の先生になりたい。もし生きてたらね」と語るパレスチナの子ども。一生壁の外に出れないかもしれない人生のこと。
『嘆きの壁』と呼ばれる(ヘロデ王時代に立てられた神殿の壁。西暦70年にローマ軍によって破壊された)壁に向かって、神殿の再生を願って何年もひたすら祈り続けるユダヤ人のこと。
どれも私にとってはまるで物語の中のお話のような、だけど現実の世界。

でも、米軍が子どもたちに感情抜きの反射神経を養うために開発したという悪評高いゲーム(テトリス)に夢中になっているアメリカや日本の子どもも、他の国の人から見たら物語の中の世界に見えるかもしれない。

説明会を主催された訪問団の団長の立野泰博牧師は、パレスチナを訪れて自分でその風景を見て、人々と触れ合って、自分には何ができるかを考えて欲しい、と言われた。

世界は紙切れ一枚の世界地図ではなく、実際に人々が生きている暮らしそのものだ。
地球儀や地図では見えてこない人々のささやかな毎日の暮らし。
朝ご飯を食べるときの家族の団らん。
学校での友達とのやりとり。友情、恋愛、家族のぬくもり。
国は違っても、人種、民族、宗教は違っても、毎日のそんな日常はどこもかわらない。

もう仲良くなろう。長いけんかと諍いをやめて仲直りをしよう。
奪い合うより与え合おう。
いつから始まったのか、いつまでつづくのかわからない戦いなら、思い切ってもうやめよう。
どこかの国の戦争に加担している企業、仕事、秘密は、もう明らかにしよう。

「地球に生まれ、この地球に還っていく・・」
(Peppermint Leaf『心の手を繋ごう』より)

何か見つかるだろうか。
日本人として私にできること。そして地球人として私にできること。



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