オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

三浦しをん『舟を編む』

2013-04-22 | おすすめ本

1年くらい前に妹が読んでて、図書館に予約してた本が600人待ちくらいでやっと回って来まして、やっと読めました。
三浦しをんの『舟を編む』。

舟を編む
三浦 しをん
光文社

いい本でした。結構好きかも。
主人公が登場するくだりが特に面白いのでここでは詳しく書かないようにしますね。
ぜひ本屋さんで手に取ってお読み下さい。

以下本文の中から気に入った箇所を抜粋。

「辞書は言葉の海を渡る舟だ」

「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で正確に思いを誰かに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう。」

「たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ。歪みが少なければ少ないほど、そこに心を映して相手に差しだしたとき、気持ちや考えが深くはっきり伝わる。一緒に鏡を覗きこんで、笑ったり泣いたり怒ったりできる。」

小学校の頃から詩を書くのが好きだった私にとって、日本語の辞書を読むのは日課みたいものだったので、作者の言いたいことが痛いほどわかる。
歌詞を書き始めた頃は、辞書の中から好きな言葉や魅力的な言葉を見つけ出してはノートに書き出すのも大好きで、いつかその言葉を歌詞に使おうとワクワクしたもの。

今でも結構好きな辞書の1冊、角川書店の『類語国語辞典』。 
結構これ面白いよ。

類語国語辞典
大野 晋,浜西 正人
角川書店

2011年に出版されてたこの本は映画化されてるということで、近々観に行こうと思っています。
良かったらご一緒しましょう!!


 
 


湯来の森コンサート&『森の詩』写真展

2013-04-13 | マリライブレポ

今日はヴァイオリンの上野眞樹先生と二胡の優ちゃんこと吉田優子さん企画の湯来の森コンサートに出演しました。
このコンサートは優ちゃんが湯来交流体験センターから依頼されて昨年6月から10ヶ月に渡って毎月開催されていた無料コンサート。
今回が最後ということでヴァイオリンの上野眞樹先生と私が花を添えることになりました。
そして写真家の飯田恒弘さんの写真展「森の詩」も隣のお部屋で同時開催していただきました。
おかげさまでたくさんの方にご来場いただきました。
軽くコンサートレポしますね。

いつものように朝から会場入りして念入りなリハ。
 
音響講座でも一緒に勉強中のアッキーさんがばっちり音響設備を整えて下さいます。ケーブルの固定の仕方ももうプロ級です。

リハが終わると優ちゃんが買って来てくれた江戸前寿司「海心」のお寿司で腹ごしらえ。
優ちゃんはポットまで持参して美味しいお茶まで準備してくれました。
こういうお弁当にまで気を回すところが優ちゃんの本当に優しいところなんですね。

そしてあっという間に本番。セットリストは以下の通り。

1.彩の森
2.荒城の月
3.悲愴
4.Peaceful Wind
5.ヴァイオリンソロ演奏
6.からたちの花
7.ハンガリー舞曲
8.二胡ソロ演奏
9.アメイジンググレイス
10. 賽馬(さいま)
11. 花は咲く

  

今日は私も優ちゃんに合わせてチャイナっぽい衣装で出演しました。
優ちゃんとお揃いみたいで良かったようです。 
背景のガラスの向こうでは桜の花びらがハラハラと舞ってとっても素敵だったとか。
私たちには見えませんでしたけどね(笑)。 

最後にお客様と全員で記念撮影をしました。
写真はそのうちに。

今日は遠方の方からもたくさんの方がお見えになり、80名くらいの方がいらっしゃってくださったようです。本当に感謝ですね。
この湯来の森コンサートには優ちゃんのご縁でいろんな方が共演されました。
共演された皆様にとっても思い出深いコンサートになりましたね。

飯田さんの写真もとってもステキでした。
      

コンサート終了後はお弁当にもいただいた「海心」でささやかな打ち上げ。
温かいおうどんと煮麺で心も身体もほっこりしました。

優ちゃん出演の湯来の森の二胡コンサートは今回で一旦終了ですが、これからいろんなところに呼ばれての演奏が決まっているそうです。このブログでも随時お知らせしますね。
優ちゃん、これからも頑張って下さいね!!