オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

平和の風、吹き続ける

2015-10-16 | ほほ笑みと感謝の会(パレスチナ子供支援)

今日は「ほほ笑みと感謝の会」の旅芸人一座で広島YMCA職員研修会での講演でした。
『命・寄り添い・希望』〜パレスチナと東日本大震災の笛は語る〜と題した講演。


「ほほ笑みと感謝の会」の旅芸人一座は、座長の橋本清次さんを筆頭に、語り部の立野泰博牧師、笛吹きの中村純(あつし)先生、そして綺麗どころの歌姫玉ちゃんこと平田玉代さんと、三味線ならぬピアノ弾きの三輪真理の5人であちこち旅する音楽一座です(笑)。


もともとこの会は、イスラエルとの紛争によって長さ700キロにも及ぶ高さ8メートルの分離壁で囲われてしまったベツレヘムのパレスチナ居住区にあるルーテル教会ラヘブ牧師の呼びかけに応えて、パレスチナの現状をより多くの人に知ってもらうこと、そしてパレスチナに建設予定の音楽学校にピアノを寄付することを目的に2009年に活動を始めました。


これまで日野原重明先生の新老人の会の全国ジャンボリーを始め、各地の教会やYMCAの集まり、広島女学院やロータリークラブ、保育所連盟などなど、いろんなところへ出かけて行ってはお話と演奏を聞いていただきました。


最初は「パレスチナの壁建設のために切り倒されたパレスチナのオリーブの木から作ったパンの笛(パンフルート)の声を聞いてください」という主旨での講演でしたが、ある講演の最中に東日本大震災が起こり、立野牧師がルーテル教会の震災支援のボランティア「ルーテルとなりびと」の活動に関わられたことから、震災後に出会った人々との関わりの話と震災松から作られたパンの笛の演奏も加わりました。


戦争や災害という予期せぬ出来事ゆえ、過酷な状況の中で生きることを余儀なくされている人がいる。
そういう人々の命に寄り添い、ともに希望と平和を作り出していく方法を考えよう、という私たちのメッセージは、少しずつその活動の幅が広がってるような気がします。
立野牧師は「笛が語りたい場所に連れられていきます」とおっしゃいますが、ほんとにそうかもしれませんね。


私がオリーブのパンフルートのために書かせていただいた『Peaceful Wind(平和の風)』もいろんなところで演奏されていて嬉しい限りです。世界中を平和の風が吹き渡る日まで多くの人に演奏してもらいたいなと思っています。
『Peaceful Wind』が生まれたエピソードについてはこちら


どんな人でも自ら「動き出す」ときには「きっかけ」が必要です。
この講演とパンフルートの演奏を聞いた、ということをきっかけにしてもらえたらと思います。 


「ほほ笑みと感謝の会」旅芸人一座の講演についてのお問い合わせは、日本福音ルーテル大江教会の立野牧師まで。 








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