オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

宮沢賢治

2007-02-20 | おすすめ本

宮沢賢治にハマっている。
文庫版の『銀河鉄道の夜』を買ったんだけど、しばらくほったらかしだった。
最近ようやく手にとって読んでみると、これが深いんだなあ~~~。
そして花や草や動物の名前がたくさん出てくるのも印象的。太陽や星、風の様子も細かく描かれていて感心する。

1つ1つ読み終えるたびに、その世界を旅して来たかのようにしばらく物思いにふけりたくなる。
彼の言葉は1つ1つまるで歌っているみたいに、とっても美しい。1つだけ紹介しますね。

「うずのしゅげを知っていますか。
うずのしゅげは植物学ではおきなぐさと呼ばれますがおきなぐさという名は何だかあのやさしい若い花をあらわさないようにおもいます。
そんなうずのしゅげとは何のことかと云われても私にはわかったようなまたわからないような気がします。
それはたとえば私どものほうでねこやなぎの花芽をべむべろと云いますがそのべむべろが何のことかわかったようなわからないような気がするのと全くおなじです。とにかくべむぼろという語のひびきの中にあの柳の花芽の銀びろうどのこころもち、なめらかな春のはじめの光の工合(ぐあい)が実にはっきり出ているように、うずのしゅげというときはあのきんぽうげ科のおきなぐさの黒朱子(くろじゅす)の花びら、青じろいやはり銀びろうどの刻みのある葉、それから六月のつやつや光る冠毛(かんもう)がみなはっきりと眼にうかびます。・・・(宮沢賢治「おきなぐさ」より)

とっても美しい文章。
うずのしゅげを本当にこの眼で見て確かめてみたい気持ちになる。
多くの音楽家が宮沢賢治の物語を軸に曲を書いたりしているけれど、その気持ちはすごくわかる。
彼の文章はすでに音楽を備えているから。
私もこんな世界を描いてみたいです。

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冨田ラボ『Tomita Lab Concert at SHIBUYA-AX』ライブDVD

2007-02-19 | ライブ・コンサート

最近ちょっと感動した『Tomita Lab Concert at SHIBUYA-AX』のライブDVD。
冨田さんが冨田ラボとして出した2枚のアルバムの記念ライブみたいなもの。

なんと言ってもバンド出演者が豪華。
村石雅行(Dr)、鈴木正人(Ba)、桜井秀樹(Gu)、三沢またろう(Per)、松本圭司(Key&Gu)、山本拓夫(Sax&Fl)、近藤和彦(Sax&Fl)、西村浩二(Tr&Hr)、村田陽一(Tb)、CHIEKO KINBARA STRINGS、といったメンバー。
ストリングスとホーンセクションをフルに備えた生ライブなんて、そうそう観れません。

そして、メインボーカルがなんと11人。
大貫妙子、キリンジ、CHEMISTRY、Saigenji、SOULHEAD、高橋幸宏、武田カオリ、田中拡邦、畠山美由紀、ハナレグミ、Ryouhei(五十音順)。
こんなに出演者にお金のかかってるライブもめったにないでしょうね。
ホントにお腹いっぱい、満腹になるDVDです。

とにかく素晴らしいです。
冨田さんがホントに嬉しそう。
ボーカルの立場で言わせてもらうと、こんなメンバーの中で1曲だけを歌って引っ込むのはかなり緊張するとは思いますが、そこはやっぱりプロだなあ、と思いました。
名前は知ってても実際の映像を見たことないボーカルの人もいたので、いろんな意味で勉強にもなりました。

とはいっても 、このDVDは見所満載、濃厚な「濃い茶」みたい。
内容が濃くて・・全部続けてはとてもじゃないけど観れません。
会場にいたらどんなにすごかったんだろうと思うと、鳥肌が立ちます。機会があれば皆さんも観てみて下さいね。

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JK 『君と僕~そして僕達Hiroshima 2007』in LIVE Cafe Jive

2007-02-12 | ライブ・コンサート

JK 『君と僕~そして僕達Hiroshima 2007』を観にLIVE Cafe Jiveへ。
私の大好きなギタリスト梶原順さん(順さま)と広島のミュージシャンのジョイントライブ。
出演は、梶原順 (G)、 小田原政広 (G)、 福田康作 (G)、 前田順三 (B)、 吉岡洋充 (Ds)、 因幡由紀 (Vo)という面々。
ホントにサイコーに楽しいライブでした。それでは軽くライブレポをします。

ライブのスタートは順さまと小田原さんのアコースティックギターデュオから。
パットメセニーのアルバムに入っているヘンリー・マンシーニの曲をゆる~い感じで。
続いてはベースの前田さん、ドラムの吉岡さんが加わって、ハービーハンコックの曲。これが・・また良くて・・。
吉岡さんのブラシがなんとも気持ちよ~くしてくれるんですよね。かゆいところに手が届くというのはこんな感じ。

ここから順さまと小田原さんがギターをエレキに持ち替えて、小田原さんのすごくカッコいい曲で『キューバンナイト』(いつも何故か『吸盤ナイト』と聞こえてしまい、1人で心の中で笑いそうになってしまう曲)。
そして、順さんの曲で『Jive』。これはジャイブでセッションするために順さまが書き下ろしたという曲。実は私、譜面をもらって持っているんですよね~~~。(でも、実際あんまり役に立たないけど(苦笑))。
このエレキの2曲が、特にもう、もうサイコーでした。
順さまのエレキってホントに久しぶり。アコースティックもそれなりにいいんですけど、順さまのエレキソロのオラオラ~~~っていう感じは、すっごくセクシーで男らしくて、素敵なんです。
低音から高音まで、ボリュームもフレーズも響きも。あっぱれ!!って感じで。
あ~~~生きててよかったって気分にさせてくれるギターです。

続いてはギターが小田原さんから福田さんに変わって、福田さんのオリジナル曲とディープ・パープルの『HUSH』。
いや~~~。福田さんのヴォーカルすごいです。まさにロック!!すっかり店中が熱くなったところで前半終了。

後半はヴォーカルが因幡由紀さんに変わって、キャロルキングの『タペストリー』というアルバムから名曲をどんどん聴かせてもらいました。
因幡さんのヴォーカルは初めて聴いたんですけど、私の大好きな大貫妙子さんにも似た響きを持ったソフトな歌声で、引き込まれてしまいました。とっても素敵でした。
そしてラストは全員でキャロルキングの『ユーガッタフレンド』。
世界の素晴らしい名曲を素晴らしいプレイヤーの演奏で生で聴く。こんな喜びがあっていいのかしら、って改めて思いました。

音楽ってすごい。
悲しくて情けなくて死んでしまいたいような気分の夜も、必ず生きる力をくれる。

昨日聞いた話。
阪神大震災に見舞われた神戸の町で、復興の最中に教会で開かれたクラシックコンサートの話。
食べ物も住むところも満足にないようなそんな場所で、そんな人たちに音楽は無力だと思いつつも、自分たちに出来ることはこれしかないからと音楽家たちが集まって開いたクラシックコンサート。
最初に演奏された『G線上のアリア』で、多くの人たちが涙したといいます。

人が生きていくのに、きっと音楽っていうのは底知れない力があるんだとやっぱり思う。
音楽って、もしかしたら愛のひとつの形なのかもしれない。
私も音楽をやる人間の1人として、やっぱり、なんか頑張っていこうって思いました。ありがとう。

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ラフマニノフにノックダウン

2007-02-11 | 音楽

ピアノの生徒が「のだめオーケストラ」のCDを貸してくれたので、このところはヘビーローテーション。
中でも今回はラフマニノフにノックダウン。
美しい曲として有名な『ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18より1楽章』
何度聴いても胸をぐっとつかまれる感じで、涙が出そうになる。もうなんと言うか・・.恋している感じ。

ラフマニノフと言えば『パガニーニの主題による狂詩曲』がかなり好きな曲で、いい曲だなあってずっと思ってきたんだけど、この『ピアノ協奏曲第2番ハ短調』のロマンチックなメロディとハーモニーは、次々といろんな情景が心の中に浮かんで、トリップしてしまいそうになる。

クラシックで好きな曲は、いろいろあるけど、ドビュッシーのピアノ曲、ショパンのピアノエチュードやピアノ協奏曲、フォーレの『レクイエム』と『シシリアーノ』ボロディンの『ダッタン人の踊り』ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』なんかは、私のツボだ。

クラシックの名曲を聴いているとき、やっぱり私は作詞家ではなく作曲家でありたいんだろうな、と思ったりする。
時を越えて、国籍を越えて愛されている名曲たちには、言葉というのは不要で、むしろ聴く人を制限するものではないのかなと。
死ぬまでに1曲でもいいから、次の時代に残るような曲を書いてみたいものです。

紹介した曲たちは、クラシックを聴いたことのない人も、ぜひ一度聴いてみてほしい曲です。
パソコンで読んで下さっている人は、MP3ページにリンクを張っておきましたので、ぜひ聴いてみて下さいね。

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