オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

日帰り出雲弾丸ツアー

2012-10-29 | 旅行

突然思い立ち、今日は出雲に行ってきました。
昨日お会いしたはまのさんが奥出雲にお住まいということで、やっぱり行くか!ということで突然決めたのです。
今月は伊勢神宮にも行ったので、日本の二大神社を一気に制覇しちゃいました(笑)。

今は神有月ということで、出雲を訪れる人も多いみたいですね。
全く知らなかったけど『神話博しまね』も開催中でした。

夕方には広島に戻るという予定で私にしては珍しく朝から出発。
まずははまのさんのオススメパワースポット須佐神社を目指しました。
 

ここは須佐之男命が祀られている神社です。須佐之男命と言えば暴れん坊のやんちゃな神さまで、天照大神の弟と言われています。
八岐大蛇(やまたのおろち)を征伐したということで知られています。
八岐大蛇ってもしかしたらこの辺りで大昔に火山の噴火でもあったのかなあと思いました。

日本の神話って、なんとなく日本の歴史上に起きた自然の災害や出来事を、後の人に伝えやすいように神さまという人格を与えて伝えてきたように思うんですよね。
火山国で海に囲まれた島国であり自然の変化に富んだ日本では、人々が自然と共存して生きていくためにその自然の中に神さまという人格を見て、その神さまと仲良くしようと言い伝えることで自然を大切にすることにつながってきた。
人間って不思議で、モノって考えるとそこにある命や息づくエネルギーを感じ取ることができにくいけれど、神さまって考えれば、自ずと大切にできるんですよね。

土地のエネルギーが高い場所や危険な場所を「神さまの場所」と決めて、そこに人々が訪れたりむやみに近寄ったりしないように守ってきたのかなって。
そう思うと昔の人々が後々の人々の幸せを願って目印として作ってくれたのが神社のような気もします。

須佐神社は本殿の裏に大杉(御神木)があって、その杉の木からひんやりとした気持ちいいエネルギーを感じました。真っ直ぐそびえ立って雄々しかったですね。
 
神社の真向かいにある天照社。やんちゃな弟を見張ってるみたいでした(笑)。

そしてその後は大急ぎで出雲大社へ。

出雲大社は大國主神(おおくにぬしのかみ)を祀った縁結びの神さまとして知られています。
男女の縁だけでなく、商売、仕事、全てに関係する人の縁に関わる神さまです。

その昔、ににぎのみことが大和国を統治した際、当時葦原中國(はしはらのなかつくに)を治めていた大國主神が血を流すことなく話し合いで国を譲ったという国譲りの話は有名です。
今でいうNVC(非暴力コミュニケーション)の先がけですかね?(笑)

出雲大社は大鳥居をくぐると参道がゆるやかに坂を降りて行くように出来ています。
大きくても奥ゆかしさを感じた伊勢神宮に比べると、全体的に大きくて派手な感じがしました。
さすが大社と言われる所以です。神楽殿の七五三縄(しめなわ)もものすごく大きいです。

七五三縄だけで重さ4.4トンもあるそうです。

出雲大社は60年に一度と言われる平成の大遷宮の前で、本殿はカバーがかけられてました。
本殿の屋根も葺き替えられ、来年平成25年の5月10日から新しい本殿になるそうです。

というわけで、ちょっと駆け足で巡った出雲でした。
今度は下調べをしっかりしてから行ってみたいと思います。。
(余談ですが、出雲大社のお参りの仕方は、一拝、祈念、二拝、四拍手、一拝なんですと。知らなかった。)

『神々の国しまね~古事記1300年~スペシャルサイト』というサイトもコンテンツ豊富でなかなか面白いです。

[図解]伊勢神宮と出雲大社
三橋健
PHP研究所

 




映画音楽

2012-10-28 | 音楽

MAN3のお友だちではまのさんという方が制作されている自主制作映画のエンディングテーマ曲と挿入歌を作ることになりました。
タイトルは「アニマルパーク(仮)」。
テーマは動物の殺処分についてだそうです。

今日は、はまのさんと初めてお会いして映画の内容について具体的にお聞きしました。
私は今は犬も猫も飼えないけど、近い将来には飼おうかなと思っています。
ペットを飼うということと命について考えるということは、どちらも大切なこと。
いろんな事情で飼えなくなってペットを捨てるという人もいると聞きますが、捨て犬、捨て猫のその先に何が待ってるのか、あまり考えたことはなかったですね。

「動物愛護センターに集まってくる、放棄動物達。この動物達(犬、猫)自身には生殺の選択権は無いことに世の中の人たちが何人気づいているのか?またこの現状は動物達の生命が軽く扱われている事実を人間は看過することで自らの生活を守ろうとしている。しかし、本来同じ生命であり、人間と動物の間には命の重さに変わりは無いのです。人間と動物はお互いの位置関係は、食物であることや家族であることの事実に責任をもつことこそこの地球上で生きる人間の使命ではないか?その象徴として動物愛護センターを舞台に人間それぞれの立ち位置に置き、それぞれの人間模様を描くことで命の尊さを世の中へ訴えかけることを目的とし作品を製作したい。」
(企画書より)

重たいテーマではありますけど大事なこと。
曲作り頑張ってみたいと思います。



宮内優里『トーン・アフタートーン』リリースツアー in 広島

2012-10-27 | ライブ・コンサート

今日はセイウのakiちゃんに誘ってもらって、宮内優里のライブに行きました。
誘われるまで私も宮内優里って誰?って感じだったんですけど・・(笑)。
当のakiちゃんもよく知らないけど、行ってみたくて・・ってホントに直感で決めたらしいです。
そういうの大好き!!

一応You Tubeで検索してみたら、こういう人でしたね。

あ、男性だったの・・って思った人、手を挙げて!(笑)

ループを使ったエレクトロニカまたはフォークトロニカ。
実はかなり好きなんですね。
亡くなったけどレイハラカミさんの生ライブも見てみたかったなあ。

今日のライブ会場は土橋のLOGというお店。
平和大通り沿いにある中華料理屋さんの2階にある小さなお店。
看板もちっちゃくてまるで隠れ家みたい(笑)。


客層がいつもと違う。
   
Cafe好きの男子&女子の皆さんがたくさんです(笑)。
私とakiちゃん、早めに来たので特等席に陣取ってライブを楽しませていただきました。

行ってみてわかったんですが、前半はしゅんしゅんさんという素描画家の方のライブドローイングとのコラボでした。

宮内さんの生演奏に合わせたしゅんしゅんさんのライブドローイング。
これがホントにステキで・・。
絵って「静」って思ってたけど、「動」になるとさらに魅力が倍増するのね。
宮内さんの紡ぎ出す音楽に合わせてしゅんしゅんさんがさらさらと描かれて行く絵は見ててワクワクしました。


宮内さんもしゅんしゅんさんも気取りがなくていい具合に力が抜けていてとっても魅力的な人たち。
お二人の共通してる所が「持ってる服の7割が無印良品で3割がユニクロ」とか(笑)。
いっぱい書きたいことはあるんだけど、まあ、とにかくなんだか好きでした♡
宮内さんの音楽は、まるで夕立とか、波とか、風とか、自然の風景を見ているみたい。
とにかくとっても癒されました。

終わってからakiちゃんと1枚ずつCDを買ってサインをもらいました。
 
『トーン・アフタートーン』と『ワーキングホリデー』のどっちを買おうか2人で迷ってたら、
「2人で1枚ずつ買って交換して聞いたらいいじゃないですか?」ってご本人。えーー?いいんですか?(笑)
ということで、とりあえずakiちゃんが『トーン・アフタートーン』私は『ワーキングホリデー』を買うことにしました。
一緒に3ショット写真も撮ってもらってゴキゲン!!

なんだかいい夜だわ~~☆と思いながら帰りました。
今回ライブの企画をされた、nice nonsense booksさん、EBARさんにも感謝。
古本屋さんとカフェがコラボでライブを企画する時代。
時代も変わったものです。

私も11月は植物公園やダイニングカフェなどでライブをさせていただきます。
詳しくはHPのInformationをご覧になって下さいね。
ライブでお会いしましょう。



ほうらいの里音楽会「第2回 田中俊雄さんと一緒に歌おう」

2012-10-20 | マリライブレポ

今日は、ほうらいの里宮島で「ほうらいの里音楽会」が開かれました。
和太鼓「風雅」の演奏、地元有志の方のカラオケによる歌の披露、FOUR & FOURのバンド演奏、田中俊雄さんと一緒に歌う歌のコーナーと盛りだくさんな内容でした。
ご来場下さった皆さまありがとうございました。
そしてほうらいの里のスタッフの皆さん、ありがとうございました。

私はFOUR & FOURと田中さんの伴奏で出演させていただきました。
ちょっとだけライブレポしますね。
まずはFOUR & FOURの本日のセットリスト。

1.イパネマの娘
2.黒いオルフェ
3.Fly me to the moon
4.Over the rainbow
5.慕情
6.星に願いを
7.ベサメムーチョ
8.キサス・キサス・キサス
9.オリーブの首飾り

こういう音楽を好きな人にはたまらない選曲らしいです。さすがバンマス河内さん。
まだまだ発展途上なバンドですが、このバンドはお客さんに気持ちよく踊ったり飲んだり騒いだり(笑)してもらえるバンドになれたらと思っています。
次は12月ごろにライブをやると思いますので楽しみにしていて下さいね。

そして田中俊雄さんの歌のコーナー。

田中さんは何と言ってもMCが楽しいですよねーー。
人生で大事な「きょうよう」と「きょういく」という話。
「きょうよう」は「今日用事があること」(笑)。そして「きょういく」は「今日行く所があること」(笑)。
人は年を取るに従って家に引き蘢りがち何もしなくなりがちになりますが、用事を作ったり行く所を見つけて、どんどん積極的に人生を生きていくことが大事だと言われていました。なるほど~~(笑)。
そんな楽しいMCをはさみながら、ご来場の皆さんと一緒にいろんな歌を歌われました。
私もピアノ伴奏でお手伝いさせていただきました。
我ながらよく頑張りました!!(←自画自賛)

それにしても、お客さんも結構よく歌を知っておられますよね。
「東京ナイトクラブ」とか「寒い朝」とか、難しい曲も上手に歌われていました。
大きな声を出して歌を歌うと呼吸も深くなり、健康増進にもつながるので、これからもこの「田中俊雄さんと一緒に歌う」コンサートはぜひ多くの方が参加されるといいと思います。

私は、個人的には美空ひばりさんの「真っ赤な太陽」が時間切れでできなかったのがちょっと残念でした。
この曲は初めて耳コピしたんですけど結構カッコイイ曲ですよね。
これをノリノリで踊りながら歌うとますます元気になれそうな気がします。

音楽って「音を楽しむ」って書きますね。
音楽はやっぱり生ライブでみんなで一緒になって楽しむのが一番ですね。
ぜひこれからもライブにご来場下さいね!!

では最後にYou Tubeの『真っ赤な太陽』を貼っておきます。
皆さんもご一緒にノリノリで歌って下さいませ。




飯田恒弘写真展「森の詩」

2012-10-19 | 写真・絵画

 

森遊写人こと飯田恒弘さん。
ブログを通じて知り合った写真家さんです。
飯田さんは主に西中国山地、臥龍山のブナの木を題材に作品を撮られています。

私が横川のキッチンふらいぱんに飾ってあった飯田さんの写真に見とれたことをブログに書いたことで、お友だちになりました。
それから飯田さんの写真とコラボで作品を作ってHPに載せてもらったり、第1回目のセプコンで写真と音楽の作品を一緒に発表したりしました。

それから約7年。
個展やグループ展などを定期的に開催しておられますが、このたび、はつかいち美術ギャラリーで個展を開かれることになりました。
開催は来月11月14日(水)から。

飯田恒弘写真展『森の詩』
西中国山地のブナ林
開催期間:2012年11月14日(水)~11月18日(日)10:00~18:00
場所:はつかいち美術ギャラリー
   (広島県廿日市市下平良1−11−1)
お問い合わせ:082-247-4761/iidake@c.do-up.com

吸い込まれるようなブナの命の伊吹を感じに、写真展に出かけてみて下さいね。

飯田さんのHPはこちらです。
音楽と写真のコラボ作品、臥龍・森の物語の「第3章 いのちの森」と「第4章 彩の森」「第5章 氷雪の森」で楽曲を提供しています。



Bass Talk 『Dancing Luna』発売記念ライブ in Black&Tan

2012-10-17 | ライブ・コンサート

今日はakiちゃんとBass Talk『Dancing Luna』発売記念Liveを見に黒瀬町のBlack & Tanへ行ってきました。

「鈴木良雄ベーストーク ニューアルバム ダンシングルナ発売記念ライブ」
鈴木良雄 (B) 野力奏一 (Pf) 井上信平 (Fl) 岡部洋一 (Perc)
ジャズベーシスト鈴木良雄
‘チンさん’のニックネームでファンから親しまれ、70年代はアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの
レギュラーベーシストとして活躍。
スイングジャーナル誌読者人気投票では数年にわたりベース部門の1位に輝く。日本ジャズ界のリーダー的存在。
2002年新グループBASS TALKを結成、新たな音世界に挑戦し続ける。
2012年BASS TALKのニューアルバム「ダンシングルナ」発売を記念してライブツアーを敢行!

というライブ。

もう・・・・
言葉にならないほど極上の時間を過ごさせていただきました。
ホントにステキな時間をありがとうございました。ちょっとだけライブレポしますね。

Bass Talkのアルバムはほぼ日レコードの方から以前に『Love Letter』というアルバムを買って聴き倒していました。ホントに聴き倒すという表現がぴったりなほど愛聴してたので、このライブがあると知った時に「バンザーーイ!!」っていう気分でした。
特に野力さんは日本で好きなピアニストの5本の指にはいる人なので(今回のライブでもちろんその中でイチバンになりましたけど)、これを観ないわけにはいかないということですぐに予約したんですね。
akiちゃんを誘ったらそれは是非見たいと言ってくれたので、一緒に参加しました。

Black & Tanに行くのは先日の東日本大震災支援チャリティーライブから2回目。
今日もakiちゃんを乗せて私が運転して行ったんですけど、いろんなおしゃべりをしながら車を運転してたらあやうく呉に行きそうでした(汗)。あぶないあぶない(笑)。

なんとか無事に会場に到着しひと安心。
ドリンクをオーダーしてakiちゃんと談笑してると、ほどなくメンバーの方が登場しライブスタート。
リーダーの鈴木さん(チンさん)からごあいさつ。見た目通りの穏やかで軽妙な話し方です。

今日のセットはまずはニューアルバム『Dancing Luna』の曲から『Saint-Emilion』『New York Blue』と始まります。
野力さんのキラキラ輝くようなピアノ、チンさんの饒舌で包み込むようなベース、岡部さんの絶妙なパーカッション、そしてその上で自由に踊りまくる井上さんのフルート。
なんか美しすぎます。ホントにホントに。

Bass Talkの音楽はジャズでありラテンでありクラシックでありポピュラーミュージックであり・・それこそジャンルにとらわれない音楽。
鈴木さんと野力さんが「ペテンジャズ」なんておっしゃってましたけど(笑)。
それこそ「Bass Talk」というジャンルがあるような感じです。

ホントにね・・・、メンバーの方が一人一人が素晴らしすぎて。
もうakiちゃんとためいきばかり。

途中の休憩でさっそくアルバムを買ってサインをいただきましたが、その時に『Love Letter』が大好きなこと、そのなかでも「Fairy's Dance」が特に好きなことをチンさんにお話ししたら、とっても喜んで下さって、
「後半で『Fairy's Dance』やるよ。」って言って下さり、もう嬉しさ急上昇!!

ほくほくの気持ちで迎えた後半は、チンさんと野力さんのデュオで『Summer Time』からスタート。
『パンタナル』『駒』ではブラジルから木曾に連れて行かれ(『駒』の井上さんのリコーダー、ステキだった・・)、メンバーの皆さんもさらにさらに調子が上がり、私たちは当然ずっと目がハートです。

そして明日お誕生日を迎えられる井上さんのお誕生日を記念して『For Your Birthday』。
これとってもステキな曲でした。

なんて言うんですかねえ・・・
我を忘れる・・。
こんなに安心して音楽に身体ごと全部を預けられるライブはないね、って感じなんですよ。
聴いてる間中なーーーんにも考えなかったんです。
もう幸せで幸せで。

途中ノックアウトされる瞬間が何度もあり、終わってからakiちゃんに「あそこのあの音にやられた」って言ったら、akiちゃんも全く同じところでノックアウトされていて(笑)。
きっと2人を後ろから見てたらあの瞬間、同時に「のけぞってた」ね?なんて(笑)

こんなライブを見せていただいてホントにありがたいと言うか何と言うか。
ライブ終了後、打ち上げにも少し参加させていただいてメンバーの皆さんのいろんな楽しいお話も聴き、井上さんのお誕生日をお祝いしたり、チンさんと野力さんのダジャレの応酬に笑い、チンさんの東北弁に笑い、明美ママとマスターの嬉しそうな様子に笑い・・ホントにステキな夜を過ごさせていただきました。

こんな素晴らしい夜をakiちゃんと2人だけで独り占めして良かったのかなあ?
いや良かったんだよーーー(笑)。

Bass Talkの『Dancing Luna』ライブツアーは、18日が松山、19日が岡山と続きます。
ツアーの詳細はこちら
どんな方でもきっと気持ち良くなれる。
ぜひお誘い合わせの上ライブに行かれてみてください。
ホントに極上の時間が手に入りますよ!!

Bass Talkの皆さんぜひ広島にまた帰ってきて下さいね!!お待ちしています!!


(またまたヘビーローテーションになりそうなアルバム♡)


Amazonでも買えますよ。

Dancing Luna
鈴木良雄 Bass Talk
BounDEE by SSNW





音楽への愛情

2012-10-14 | 

先日BSプレミアムで放送された竹野内豊の『裸にしたい男』の録画を観ました。

「俳優・竹野内豊。40代に突入し、大人の魅力が増し、女性から絶大な人気を誇る。
昨年は主演映画で演技賞を受賞し、俳優としての存在感も大きく示した。
そんな竹野内が単身ニューヨークに渡り、「これからの俳優人生」をテーマに、ハリウッド俳優が取り組む厳しい演技レッスンに挑む。
クールで寡黙なイメージの竹野内が素顔をさらけ出しながら、俳優の原点に立ち返って、“演技”や“俳優という職業”に情熱的に向き合う姿は新鮮!」(番組紹介ページより転載)

竹野内さん好きなんです。永井くんと同じくらい。
役者としてのキャリア20年の竹野内さんが、ニューヨークで初めて演技指導を受けるという企画の番組。
ロベルタ・ウォラックという演技指導の女性に指導をされる竹野内さん。

役のニードを感じてその音を出すワーク。
動物の動きを真似ていくワーク。
無意識に押さえ込む癖のついた怒りを思い出すワーク。

「あごの力を抜いて!」
「おでこの力を抜いて!」
「歩き回らないで。それはジェイクの癖じゃなくてあなた(竹野内自身)の癖よ!」
「髪をさわらないで。それもあなたの癖!」

自分の抑制を外して、役と一体化していくワーク。
2週間のレッスンで竹野内さん自身がどんどん変化していくのがわかりました。

竹野内さんへのロベルタのアドバイスが、そのまま今の自分へのアドバイスのようにも感じました。
身体の中のパッションを感じること。それを素直に表現すること。
私自身が知らないうちに抑制してるものに気付かされることもありました。

レッスンの途中で、ロベルタが、お父さんでアカデミー賞名誉賞を授賞したイーライ・ウォラック氏を竹野内さんに紹介していましたが、そのウォラック氏の話が印象的でした。
その言葉とは「一番大事なことは、仕事や芝居への愛情が心から湧き出ることなんだよ」という一言。

仕事や芝居への愛情が心から湧き出る・・

人生を豊かに生きるためには、やっている仕事への愛情がやっぱり大切。
その愛情が心から湧き出ている人が、結果的に人を感動させたり人を動かすことができるんだろうと思います。

私にとっての音楽。
それは楽しくて喜びで、そしてある時は苦しみで痛み。
でも音楽を愛しているからどんな苦しいことも悔しいことも乗り越えられる。
音楽をずっと続けてきて本当に良かったと思います。

物心ついたときから音楽はそばにあって、たくさんの音楽とたくさんの先生と、たくさんのミュージシャンに出会ってきた。
仲間ができて、バンドができて、多くの出会いも別れもあった。
悔しいことも悲しいこともあったけど、それでも音楽を止めるほどのことはなかった。
続けてきたおかげで、また多くの人と出会え、誰かの心と触れ合えている。

音楽は私が死ぬまで続けたいライフワーク。
何の制約も無く好きな音楽を自由に続けられる今の環境に心から感謝しています。
この感謝と感動をこれからもできるだけ多くの人に届けたい。
そのためにがんばります!!


伊勢神宮初参拝(奈良&伊勢の旅その3)

2012-10-10 | 旅行

昨日と今日と2日間にわたって、伊勢神宮をお参りしました。
私は生まれも育ちもクリスチャン。キリスト教信者にとって神社仏閣をお参りするなんてもってのほかと言われるかもしれませんが、ここはあえて、今回は日本人や日本のルーツに迫るために行ってみなくては、とせっかく奈良まで行ったので伊勢まで足を伸ばしました。
生まれて初めての伊勢旅行!!
遠い遠いと思ってた伊勢ですが、案外行こうと思えば行けちゃうものなんですね。

さて。
初の伊勢神宮。
伊勢神宮には内宮と外宮があり、内宮には天皇家の祖先にあたる天照大神が祀られていて、外宮にはににぎのみことが大和の国を治めていく際に出会った他の神々が祀られているそうです(修養団の寺岡賢氏談)。
まずは外宮からということで昨日は外宮をお参りしました。
入り口から樹齢千年以上もありそうな大きな木が繁る参道を通って正宮へ。

「ここから先は撮影禁止です」という手前で、写真を撮ったあとお参り。
お賽銭をして・・あれ?一礼だっけ、二礼だっけ??
ソワソワしてたら隣のご婦人が「二礼」とそっと教えて下さいました。
気を取りなおして「二礼、二拍、一礼。」

まがたまの池まで戻りましたが、夕方の参拝だったので参拝の終了時間が来て昨日はここで終わり。
急きょ伊勢市に宿を取り、一泊することにしました。

そして本日はいよいよ内宮参拝。
早起きして早朝に行くはずが、予定が変わり10時過ぎに現地に到着。
車を駐車場に停めて早速鳥居の中へ。

内宮は外宮よりも大きく堂々と静かな感じがしました。
途中ににわとりがあちこちに放し飼いにしてありました。
伊勢神宮ではにわとりは暁を告げる鳥ということで神の使いなのだそうです。
天照大神は太陽神ですからね。

こちらも樹齢千年以上もある巨大な木々の間の参道を通って正宮へ。
途中で五十鈴川があったり(ここはお参りの前に心身を清める場所だそうです)、自然を満喫しながら進みました。
内宮は階段の下で撮影をしたらあとは撮影禁止。
今度は「二礼、二拍、一礼」間違えませんでした(笑)。

伊勢神宮では正宮は20年に一度建て替えられているそうです。
来年2013年が遷宮(せんぐう)の年にあたり、新しいお宮が建立中でした。
今年で取り壊される正宮と建立中の正宮、2つの正宮が見られるのも今年限り。
貴重な時期に参拝できました。

それに今回の一連の出来事にどうしても感謝のお参りをしたくて。
何かしら後ろではたらいて下さっている神さまにここはお礼を言ってこなくてはという気持ちでした。

大急ぎの伊勢神宮参拝でしたが、さすがにスピリチュアルスポット、パワースポット、と言われるだけあってなんだか元気にしてもらえた気がします。
日本人にとって日本のパワースポットはもっと訪れてもいい場所のように思います。
きっとエネルギーチャージしてもらえるんじゃないでしょうか?
広島なら宮島の弥山や出雲大社などは比較的近所のパワースポットですよね。

ということで、3回にわたる奈良・伊勢旅行のレポートは終了です。
伊勢神宮の詳細はこちらのブログに紹介されています。
今回はあんまり下調べ無く行ったので、次回はしっかり調べてから行きたいです。

(写真はまた近いうちに載せます)


明日香、三輪山、伊勢へ(奈良&伊勢の旅その2)

2012-10-09 | 旅行

天武忌から一夜明けた今朝は朝から天武天皇と持統天皇を祀られた明日香村の大内陵での陵前法要に参列しました。法要では岐阜県恵那市の皆さんのお米の奉納と、中村先生のパンフルートの奉納演奏がありました。

ピアノがないので私はただついていくだけの予定だったんですが、天平衣装も二日間借りたので、せっかくなら今日もということで衣装を身につけて演奏補佐をさせていただきました。
先生が3本のパンフルートを曲の途中で持ち替えて演奏されるということなので、途中で受け渡す役(笑)。
滞りなく無事に終了できてよかったです。

   

  
(撮影は橋本さん。ありがとうございました。)

今日の明日香村は朝から素晴らしいお天気に恵まれ、高い青空の下で演奏される中村先生のパンフルートの音色はまた素晴らしかったです。
 
(恵那の栗まんじゅう絶品でした)

このように二日間にわたって滅多にできない経験をさせていただき、薬師寺の山田管主、生駒先生始めご住職のみなさん、にしき堂の大谷社長、ほほ笑みと感謝の会の橋本さんに心から感謝です。

(御陵の全体はこんな感じ)

さて全ての用事が済んだので、うちの家族は三人で三輪山の大神(おおみわ)神社を訪れることにしました。
とりあえず、三輪つながりで(笑)。
せっかく来たんだもの。本場の三輪そうめんくらいは食べとかないとね。

この神社は上の社と下の社があり、下の社には三本柱の鳥居があります。
この三本柱は三位一体を表現し、原始キリスト教と関わりがあるという説もあります(笑)。
こういうことを勉強しだすと、世界の歴史を見直すことにもなりとっても興味深いです。
  
大鳥居の横のお店に行くといいですよ、とタクシーの運転手さんから聞いてたので、そのお店とおぼしき「福神堂」へ。
冷やしそうめんをいただきました。

氷の上に乗ったそうめんはコシが強くて食べ応えがありました。
量もたっぷりあっておなかいっぱいになりました。

上の社も大急ぎでお参りし昼過ぎに奈良を出発。
 

車で伊勢神宮に向かいました。
そしてこの後、伊勢に入ったわけですが、参拝時間が5時で終了だったので、外宮参拝だけで本日は終了。
予定を一日延ばして明日内宮参拝をして帰ることにしました。

夜は地ビールの麦酒蔵というお店で舌鼓。
疲れ切って爆睡でした。最終日に続きます。




天武忌万燈会で奉納演奏(奈良&伊勢の旅その1)(追記あり)

2012-10-08 | ほほ笑みと感謝の会(パレスチナ子供支援)

さて、いよいよ奈良薬師寺での奉納演奏の日がやってきました。
今朝は真夜中に車で奈良に向けて出発。
お昼のリハーサルに遅れないように早めに奈良入りです。

初めての薬師寺。
ほんとは中学の修学旅行で来てる気はするんですけど、名物和尚と呼ばれる高田先生のお話が面白かったこと以外はよく覚えてないですね。はるか昔です(笑)。
  

 

ちょうど到着した時間は十二神将の入場や写経の奉納などが行われていました。

ほどなく新幹線で来られた中村先生やにしき堂の大谷社長、パンフルート製作家の香原さん、ほほ笑みと感謝の会の会長の橋本さん、RCCの若林さんらご一行とも合流し、薬師寺のご住職の生駒先生のご案内で野点をいただいたり、ゆっくりと時間を過ごし控え室へ。
 
(パンフルートを奉納するので、その取材を受けられるにしき堂の大谷社長)

 
(飛鳥曼荼羅とよばれる曼荼羅(本物は消失)の下絵。
右写真中央にパンフルートと同じ排簫(はいしょう)が描かれています。
排簫についてはこちら

今回中村先生のアイディアで私たちの奉納演奏で天平衣装を身につけようということで衣装をレンタルしていました。
1300年の時代を遡る天平時代の衣装。
そしてその衣装を身につけてのリハ。
ちょっとだけ恥ずかしい感じもしましたけど、中村先生も私も結構衣装が似合ってたらしくて、これは見た目でかなり助けられましたね。

これがその衣装!!(笑)本格的です。

奉納演奏を行う講堂の薬師如来の仏像の前には天武天皇、持統天皇、大津皇子の肖像画が飾られ、その前での演奏です。
日本の歴史の中で、天皇という言葉を最初に使われたのが天武、持統の両天皇だそうです。
大宝律令を布いたり、日本の各家庭に仏壇と神棚を置くように指示したり、この天皇ご夫妻が今の日本の基礎を作られたと言ってもいいくらい。
そういうお二人の天皇の命日の奉納演奏を自分がするなんて不思議なご縁です。

リハも無事に終了し、本番までの時間、国宝の吉祥天女図を拝観させていただいたり、いろんな場所をご案内していただきました。
案内していただきながらご住職さんの裏話がとっても楽しく、とってもためになりました。
こういう裏話って本でも読めるけど、やっぱり人の口から生で聞くのが一番面白いですね。


(薬師寺でいただいたお弁当、精進料理がとっても美味しかったです)

薬師寺に建てられている東西二つの五重塔。
現在その東塔(とうとう)が110年ぶりの改築工事中なのはちょっと残念な気がしてたんですが、実はそのおかげで思いがけず珍しい体験もさせていただきました。

その裏話はここには書けないのでまたどこかでお話ししますね。

さていよいよ本番。
境内に並べられた灯籠にも火が入れられ、幻想的な雰囲気です。
  
入堂はお坊さんたちの後に続いて、献香の方たち、そして奉納演奏の私たち、お米を奉納される方たちと順々に並んで入りました。
こうやって1400年も脈々と続いてきた法要の歴史の一部に自分が名前を連ねられたことは本当に感慨深いことです。

そんな感謝の気持ちにあふれながら演奏したのは以下の4曲。
1.越天楽
2.月の砂漠
3.赤とんぼ
4.Peaceful Wind~平和の風

   
法要での演奏の模様(生駒先生よりお写真をいただきました。感謝。)

薬師寺日記
にもご紹介いただきました。

パレスチナとイスラエルの紛争が終わり、パレスチナの子どもたちが明日の命のことを何にも心配しなくていい平和な日常が訪れるようにと願いを込めて演奏しました。

法要終了後は、たくさんの方に声をかけていただきました。
 
Peaceful Windに関しての感想もたくさんいただいて嬉しかったです。
皆さんの心にとまったこの曲が、これからもどんどん広がりますように。

この度は、お世話になったみなさま本当に本当にありがとうございました。