オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

4月の終わり

2020-04-28 | 友人・家族

コロナショックの中で過ごす毎日。
まるで戦時下にいるよう。
医療関係者の皆さんは、さながら戦場で戦う戦士という感じでしょうか。


それに比べて私たち一般人は、気楽でいい気なものです。
国や都市の総指揮を執って、いつ緊急事態宣言を出すかそれを解除するのか決定する責任もないし、この人に人工呼吸器をつけるか、ICUに入れるか、検査で陽性か陰性の判断を迫られることもない。
「ただ、今は大人しく家にいてね」と言われているだけ。


私たちの役目は何かな、と考えます。
とにかく免疫力を下げない。人と接触して感染を広げることをしない。怪我したり病気して医療関係者の余計な仕事を増やさない。それが後方支援ということかなと思います。


そしてコロナ後のことをぼんやりと考えます。
コロナ前には戻れない。
今は誰もが「本当はどう生きたかったんだろう」と考えている気がします。


「気がつけば誰かの物差しで
 人と比べた未来に傷ついて
 身体にぽっかりと空いたその穴を
 埋めてあげることが出来たのなら」
(「The hole」King Gnu)


子どもの頃の写真を見たり、
読んできた本のカバー写真を見たり、
スポットライトを浴びた人生のハイライト写真を見返して、
多くの人が感じていることは、
「何のために生まれてきて、何のために生きるのか』


コロナが終わった人生を、あなたはどう新しく歩み出すのか。
そろそろ誰もが自分の本当に目覚めることが求められてます。





「過ちはもう二度と 
 繰り返さないよ
 愛の世界と
 新しい時代が始まる」
(「サンサーラ〜輪廻」三輪真理)


赤組応援団 「RED BLAZE ー赤い炎ー」本日4/25配信スタート!!!

2020-04-25 | 音楽

本日!!
4月25日より「RED BLAZEー赤い炎ー」の先行配信がスタートしました!!
広島のミュージシャン45人が力を合わせて作った渾身の1曲。
各種配信サイトからダウンロードできます。



ダウンロードは、各種サイトより。
コチラからどうぞ。


そして、CDのリリースは5月1日です。
同時に本日よりご予約を開始しました。CDのご予約は
コチラからどうぞ。


ほんとはね、シーズン開幕日だった4月24日に合わせて作業を進めてたんですが、
今年のプロ野球のシーズン開幕の予定はまだ立たないままです。
それなら、いっそ多くの人にこの歌を歌ってもらって広島中、いや日本中、いや世界中でコロナに負けずに頑張ろうという士気を高めてもらおうとリリースを決めました!!


ぜひ朝から家族みんなでWOW WOW、歌ってください。


RED BLAZE 赤組応援団公式サイトはコチラから。



コロナモラトリアム

2020-04-22 | 音楽

コロナ自粛期間中。
毎日がなんとなくメリハリのないまま過ぎています。
その一番の原因は、次の予定が決められないことだね。


この感じは、むかし体験したことあるぞ、とふと気がつく。
大学の合格が決まって引っ越すまでの期間、そして出産のために実家に帰って子どもが生まれるまでの期間。
何かを待ってるんだけど、その先は違う人生が訪れるんだろうという予感。
だけど今回に限っては、世界中の人にとって明らかに時代が変わる。


例えば音楽。
今のようなライブ、今のような音源販売、今のような音楽体験は近い将来古いものになるんだろう。
新しい楽器の登場で音楽が変わったように、マイクやアンプの登場で歌手の歌い方や同時に音楽を楽しめる会場のサイズが変わったように、昔はこんな風に音楽を楽しんでいたらしいということを振り返る日はくる。


だけど時代がいくら変わっても音楽そのものが消える日はない。
どんな時代になっても私は私の音楽を演奏していないとね。


コロナモラトリアムで、毎日少しだけゆっくりと時間が流れる。
外出自粛で運動不足になりがちなので、最近は近所をよく散歩している。
つい2週間前に咲いていた桜は散り、お隣のハナミズキが花をつけている。
花は蕾の間はあまり主張しないから、咲いた時にびっくりする。
名前を知らない花に毎日出会う。


ドリス・ヴァン・ノッテンの映画を見た影響もあるけれど、
時代とともに消費されて「ああ、こんな歌、昔は流行ったね」というような音楽はあまり作りたくはない。
できれば毎年毎年季節ごとに思い出してもらえる、そう、道端に咲くような音楽がいい。
ああ、今年もこの花に出会えた、と思えるような、そんな曲を作りたい。


次のライブ、まだ日程は未定ですが、
少しずつ準備を進めています。
新しい花を育てるように、みなさんに聴いてもらいたい新曲を作っていますのでどうぞお楽しみに。





映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』(ネタバレあり)

2020-04-17 | おすすめ映画

コロナ引きこもりで、おうち時間が増えたので、読んでなかった本や録画した映画を見ています。
そういえば、、と思い出した見たかった映画。
ファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー。
広島では未公開だった映画ですが、どこかで見られないかな〜と探したら、You Tube ムービーで公開されてました。
やった!!!!


DVDの購入はこちらから。


ということでちょっとだけレポします(以下、ネタバレありです)。


ドリス・ヴァン・ノッテンはベルギー、アントウェルペン在住のデザイナー。
1986年にロンドンコレクションでデビュー。
独特の美的センスとデザインで世界のセレブを始め多くのファンを持つデザイナー。
広告を一切打たないことで有名だそう。


私はこのドキュメンタリー映画のプレビューを見るまで、全く存在を知らなかったのです。
でもファブリックと花を愛する・・というところに惹かれてとっても見てみたくなったのでした。
ドリスは、アントウェルペンにお城のような大きな自宅があり、広い庭で花を育ててそこからインスピレーションを得ているようでした。


年に一回のショーにかける思いや毎年の新作発表にかける熱意。
異素材の組み合わせにチャレンジしたり、古くて伝統的でシックなものの中にチープで奇抜で悪趣味なものを混ぜてみたり・・・。
「私は時代を超えたタイムレスな服を目指している。」という言葉。
同じクリエイターとして、学ぶところも多くてとっても勉強になります。
何より、まるで花畑か手入れの行き届いたお庭のような、服のデザインそのものが、着ている人や見る人をとってもワクワクさせたり情熱的な気持ちにさせてくれます。


私たちも制作する楽曲やライブで、どれだけ人をワクワクさせられるかが勝負。
いつもいつもクリエイティブな感性だけは失わずにいたいものです。


美意識やファッションセンスや感性って、どんな人にも大事。
ちょうどピチカートファイブの野宮真貴さんのこの本を読み終えたところだったので尚更そう思いました。
野宮真貴さん憧れます。
やっぱり好きだなあ。


コロナの影響でお家に引きこもりがち。
暗く憂鬱な気持ちで毎日を過ごすのも、少しでも明るく美しいものを見て過ごすのも、
それも全部、自分次第。
ファッションとお花が大好きで、ちょっとだけ刺激が欲しいあなたにオススメです。




ソーシャルディスタンス

2020-04-13 | 

新型コロナで7都市に緊急事態宣言が出され、広島も土日や祝日の外出自粛が呼びかけられ、一気に自宅に引きこもってます。Facebookの「アーティストチャレンジ」という、過去のパフォーマンス写真を10日間連続で投稿しましょうという企画に乗っかって自分の過去のライブ写真なんかを振り返ってると、まあまあ色々やってきたなあと感じます。


そして、いろんな人と関わってお世話になってきたなあと。
やっぱり人って一人では何にもできないものですね。
「おかげさま」という気持ち。
忘れずにいたいものです。


ところで、こういう大変な時に人間性というのか人の真価が問われるな〜と思います。
誰かにとっての「快」が別の誰かに「不快」なことはあるかもしれない。
だだどんな人も、人は自分にとって「正しい」と思うことをしていると思うので、宇宙目線で、いろんなことをおおらかに受け止めていきたいものです。


人と人との違いについて考えます。
「なんであの人はあんなことが平気でできるんだろう?!」
「信じられない!!」
と怒りに燃える場面もあると思いますが、
もともと人間は種として生き延びるために、DNAレベルで多種多様にできているわけで。
なので甘党の人がいたり辛党の人がいたり、呑気な人がいたり短気の人がいたりするように、ある人にとっての当たり前がある人にとって我慢ならないことがあるのは当然なんですよね。


だから「なるほどね」とか「それもありだね」とか、という理解で、誰かとの距離を上手に取っていきたいです。
その上で、私は私なりのやり方で、できるだけ人に優しくありたいなと思います。


「愛を持って離れる」ことは、新型コロナウィルスの感染防止のためにも、
人と人がエネルギー依存になったりアレルギーになったりしないためにも必要です(笑)


「S. O. E.」


あんなに好きだったのに受け付けない
君の全てに夢中になった日々は過去(むかし)
初めて会ったその日に恋に落ちて
そこからずっと君との蜜のような毎日


いつまで続くのか わからないままに
いつか終わることも 知っていたんだよ


アレルギー、アレルギー、、
全く困ったもんだよね


とろけるような甘い香りに僕は
すっかり心奪われてしまったのさ君に


あるとき鐘が鳴り 胸が苦しくなって
頭がぼんやりして 気が遠くなった


アレルギー、アレルギー、、
他の人にはわからない

(間奏)

アレルギー、
アレルギー、、

エビ、
カキ、
タマゴ、・・


(Peppermint Leaf 「S.O.E.」作詞・作曲 三輪真理)


ライブでもいつも人気のこの歌、
またライブで皆さんと一緒に歌いたいです。
早くライブでお会いできるのを楽しみにしています。





You Tubeで全曲視聴できます。

2020-04-10 | アルバム『星をカバンに詰め込んで』関連

1年くらい前からオンライン配信の各社から三輪真理 ( w/白鶴山)の『Retrospective』とPeppermint Leaf の『星をカバンに詰め込んで』の2枚のアルバムをストリーミングやダウンロードで配信しています。
その新しいサービスの一環で、You Tube でも音源が視聴可能になりました。
こちらのチャンネルでまとめて聞けます(You Tube による自動生成チャンネル)。


今まで1曲ずつ手作業でエッチラオッチラ動画をアップロードしてた楽曲ですが、You Tubeの方で自動的にアップロードされることになり、こちらでも聴いて頂けることになりました。
わーい、パチパチパチパチ。


でも、しかーーし、100万再生くらい莫大な再生回数が稼げない限りYou Tubeからの収益はほとんどありませんので、ここはひとつCDをご購入いただけるととってもありがたいです。
どうぞよろしくお願いします。
CDのご購入はメール(orangeblue522@gmail.com)またはSTORE.JPからお買い求めください。

そのほかLIVE Cafe Jiveさんのコロナ対策アーティスト支援の一環で、Jive店頭でも取り扱っていただけることになりました。こちらは期間限定ですが、店頭でも手にとってご購入いただけます。
大変ありがたいです。よろしくお願いします。


オンライン配信の方にはハイレゾ登録しているので、やっぱりYou Tubeといっても音質がいいですね。
(ヘッドホン&イヤホン推奨)


今日の私のイチオシ楽曲は「月の舞踏会」。
ロス・チフラードスという広島のタンゴユニットのピアノサポートをしたことでピアソラの楽曲にたくさん触れ、その独特のコード進行にインスパイアされて作った曲です。
今夜はこれを聴きながらどうぞお部屋で踊ってください。




《アルバムデータ》



Peppermin Leaf 2nd Album『星をカバンに詰め込んで』
 2017年9月1日リリース!!(11曲入り2,500円(税込))
  歌・演奏:Peppermint Leaf  
  三輪真理 (vocal, piano, keyboards)、岩藤洋 (chorus, bass)、石井聡至 (chorus, drums)
    ゲスト演奏:小田原政広(guitar)、新本孝幸(harmonica)

  制作/販売元  Peppermint Music (ペパーミントミュージック)

《収録曲》
01. 小さなメロディ
02. 媚薬
03. ヒミツの国
04. 六月の雨
05. 月の優しいこんな夜
06. おかえり
07. 海の色に染まる午後
08. 月の舞踏会
09. サンサーラ(輪廻) 
10. 君に出会えて 
11. 星をカバンに詰めこんで


ご予約はこちらにメールでも承ります。

件名に、『「星をカバンに詰め込んで」購入希望 』とお書きの上、
お名前、ご住所、希望枚数を明記の上、下記まで。
peppermintmusic522@gmail.com


クレジットカードやauかんたん決済でのご購入はこちらから。
https://peppermintmusic.stores.jp/


その他、お問い合わせはメール(orangeblue522@gmail.com)まで。







2020-04-03 | 地域・世界・地球・宇宙

4月になりました。
毎年4月は大好きな季節なんですけどちょっと今年はおもむきが違いますね。


平和公園や川沿い、比治山、黄金山、湯来温泉、、、etc. 広島にはたくさんの桜の名所がありますが、今年は不要不急の外出自粛の要請もあり、ゆっくり桜を楽しむことも憚られます。
なんだかね。。。


でも桜の花が日本人にとって、私にとって、特別だということに変わりはなく。
それは多くの人の様々な記憶を宿した花だからでしょう。


「桜の記憶」

いつ
どこで
誰と見上げたのか

それが
桜の記憶

桜が咲くと
春の記憶が
押し寄せてくる

満開の花と
ハラハラと散る
桜吹雪とともに

一斉に
押し寄せてくる


(「桜の記憶」詩:三輪真理)


・・・来年の春は
桜を見ながら何の心配もなくボーッとしたいな。