オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

TV出演

2016-12-26 | 友人・家族

と、言っても私が主役じゃないですけどね。
今回は私の夫。


イクメン・クックメンとしてYahooニュースにも紹介され、「お弁当ですよ」では中国新聞にも取材され、私よりも断然有名人の夫ですが、今度は1月から始まる広島のTSSテレビ「みんなのテレビ」のローカルコーナーの「広島の面白い人」に第1回目の出演者として登場することになりました。


というわけで、朝から夜まで(夫の)密着取材。
クリスマス明けでやっとホッとできると思ってたのに・・・とぶつくさ言いながら私も1日協力。


ディレクター兼カメラマンのSさんは、シンガーソングライターの植松陽介さん似の顔と声。
「いい声ですね?歌はお好きですか?」と言ったら「ええ、カラオケたまに行きます。ナレーションもたまに。」ということで、今度機会があればカラオケにお誘いしたいです。


さて、今日の夫は朝からまず和朝食を作り、お昼はいつもの「男の料理教室」へ行き、夜は友人宅のホームパーティーで歌う妻の楽器のローディーをするという設定。
密着取材、夫も私も緊張は最初だけであとはリラックスしすぎでした。


1日密着で番組は6分のコーナー。
どのように編集されているかわかりませんが、皆さんみてくださいね。
放送は1月10日の夕方4時48分からの「みんなのテレビ」内で。




トム・ケニオン著『新・ハトホルの書』

2016-12-18 | おすすめ本

内面世界について興味関心は昔から強いですが、最近その傾向がさらに強くなっていました。
外側世界と内側世界のバランスがしっかり取れるといいな〜と思っていたところ、無性に本屋に行きたくなり、そこで手に取ったのがトム・ケニオンの『新・ハトホルの書』。


『ハトホルの書』は前にも買ったことがあって、そこに書かれてることにはすごく興味があったものの、ちょっと消化不良のまま置いておいた感じでした。
今回の『新・ハトホルの書』は、著者トム・ケニオンのスピリチュアル体験史も追加されています。ごく普通のカントリー歌手を目指していた若者が心理学者、セラピストになってハトホルのメッセージを受け取るようになるまでの経緯がありのままに書かれてあり、それも合わせて好感を持って読み進めることができています(まだ途中まで)。


そもそも宇宙にはいろんな宇宙存在がありますが、ハトホルという集合意識は私たち人間に対して押し付けがましくなく友好的だなと思います。進んだ文明というのは遅れた文明に対して概して寛容なんですね。


肉体があってもなくても全ての宇宙存在はそれぞれユニークな個性をしていますね。
自分自身またも同じ。優れたところもあれば劣ったところもある。
だけど自分も他人も生命の一部分であることに変わりはない。
ダメダメなところも含めて自分です。


take=自分が世界から何を受け取れるかに関心を寄せる生き方、ではなく、give=自分が世界に何を与えることができるかに関心を寄せる生き方、をすることが幸せに生きるコツ。
川口喜三郎先生の「たらいの法則」ですね。
さらに意識した毎日を過ごしたいと思います。


毎年クリスマスが近づくと「気づき」があります。
宇宙存在や天使たち、守護霊や先祖の霊など、見えない存在がこぞって私たち人間に何かを気づかせにきてくれてるんだなとつくづく。


私自身のことを書くと、この時期はいつも心が少し不安定になります。
幸福感と焦燥感、喪失感、不安が同時に訪れてセンチメンタルになってしまったり。


幸福感はともかく焦燥感や喪失感や不安をごまかしたくて、ことさらにパーティーとか飲み会を開きたくなったり衝動買いをしたくなったり、キラキラしたものや何かで忘れようとしてみたり。でも今年はこのハトホルの幾何学のイメージワークなどで自分の苦手な感情エネルギーから逃げずに、より深遠な気づきに到達したいなと思っています。

新・ハトホルの書―アセンションした文明からのメッセージ
紫上 はとる
ナチュラルスピリット





映画『この世界の片隅に』(ネタバレあり)

2016-12-06 | おすすめ映画

今日は話題の映画『この映画の片隅に』をやっと見ました。
『君の名は。』と並ぶ今年を代表するアニメ映画。
あまり下調べをせずに映画館に行ったんですが、いつもの八丁座がほとんど満席の状態。
それもちょっとご年配の方が多い。広島ならでは?と思いながら映画を見ました。


以下公式HPに紹介されたストーリー。

【転載開始】

18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。

良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。

夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。

ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。

1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。 

【転載終了】


少し感想を書いてみます。
以下ネタバレあります。


徹底した時代考証とリサーチで生み出された原作とアニメーション。
まるでそれはリアルなストーリーのように心に迫ってきます。
特に馴染みの広島の地名がたくさん出てくることと広島弁で語られることでまるで知っている誰かの話を聞いているようです。
ただ、それがアニメであること、のんの淡々とした柔らかい声、コトリンゴの音楽が添えられ、戦時中の苦しい毎日が少し和らいだ印象で、感情をそれほどえぐられずに見ることができました。


すずさんは特別ではなく当時の日本のどこにでもいた普通の女性で、 きっとそれは世界中のどこにでもいる女性。突然の縁談にお嫁に行った場所で淡々と生きていく暮らし。
「ぼーっとした性格」のすずさん。
唯一あったのは絵の才能。
貧乏でも絵を描いていれば幸せというつつましい性格。


「お前は普通やな。ずっと普通でおってくれな。」同級生の水原の言葉。
戦争という非常事態の中で普通でいることの貴重さ。でも最後にすずさんは唯一の才能であった絵を描ける大切な右手を、晴美さんの命とともに爆弾で失ってしまいます。そして終戦が来て。


「良かった、良かった、って何が良かったんやろう。」
「最後の一人まで戦うんやなかったんですか!?」
 

誰もが胸のうちに抱えた敗戦の苦しみ。 
でも明日が来て、明後日が来て、5年後が来て、10年後が来て、そして日本は戦後70年を過ごしました。


忙しい毎日、豊かになった暮らし、娯楽、食べるものの有り余る生活。
あの時代からすれば天国のような暮らし。
これを求めてみんなが走ってきたのに、ここへ来て何か見失ってきたことはなかっただろうか?
ちょっとだけ立ち止まって考えさせられる映画でした。


何にも特別なことのなかったすずさんの人生ですが、最後の最後に特別なシーンがでてきましたね。
すずさんと周作さん、元安橋の上で人さらいのカゴの中で出会ってたのね〜って(笑)。 
なんだかほっこりとさせられました。
 

「悲しくて悲しくてとてもやりきれない。」
そう思いながらもささやかな幸せをのどかに生きていくこと。
そうやって生き抜いていくことの大切さをつくづくと感じます。


クラウドファンディングで集められた制作資金で作られたこのアニメーション。
「100年先に伝えたいアニメ」だそうですが、本当にそんな映画だと思います。
できればもう1回見たいです。



東広島市民クリスマス「いのちと平和のコンサート2016」

2016-12-03 | ほほ笑みと感謝の会(パレスチナ子供支援)

 

今日はほほ笑みと感謝の会の旅芸人一座で東広島市民センターで公演でした。
「ほほ笑みと感謝の会」は会長の元パロア製菓社長の橋本清次さんがパレスチナの子ども支援を目的に立ち上げられたボランティアチーム。立野泰博ルーテル大江教会牧師を中心に、パンフルート奏者の中村純先生、声楽の平田玉代さん、オルガンの吉田仁美先生、ピアノの私などがお手伝いをさせていただいています。


今回の公演のタイトルは「いのちと平和のコンサート〜パレスチナと東日本大震災の笛は語る」。
紛争の続くパレスチナとイスラエル。ベツレヘムのパレスチナ人自治区を牢獄のように囲む高さ8メートルの壁。その中に暮らす子どもたちの夢、彼らにとって希望であるヒロシマ、そして東日本大震災の被災地で出会った人々のこと、そしてその人々の言葉を立野牧師先生のお話と音楽を通して伝えるコンサートでした。

   

  

 
パレスチナ、そして被災地。
人々の苦しみや悲しみ。
そこに自分はどう向き合って関わっていけるのか。
気づかないないふりをするのではなくきちんと向き合える強さと優しさを持ちたいと思います。
立野先生のお話をステージで聞きながら私自身もいろんなことを考えました。


パレスチナのオリーブの木で作られたパンフルート。
そのパンフルートのために作詞・作曲させてもらった「Peaceful Wind」。
曲の出来た経緯はこちら(2009年9月26日の日記)。


2010年にイスラエルとパレスチナの分離壁の前で、中村先生が吹かれた「Peaceful Wind」の動画です。



実は壁にちょっとでも触れたらイスラエル兵に狙撃されるという場所でパンフルートを吹かれてるのですが、その緊迫感を微塵も感じさせないピースフルな演奏がなんとも言えません(苦笑)。


いつの日かこの壁がなくなる日が来ますように。
争いの歴史がどうぞ終了しますように。


コンサートの最後に中村先生がサンタクロースに。
最後は笑顔で終わりました。


笑顔ついでに玉ちゃんが持ってきてくれた被り物ではしゃぐ私たち。
 
世界中の子どもたちが笑顔でいられる日が早く来ますように。


「Peaceful Wind」

静かな大地に生まれたその声
今響くよ胸に
愛する世界の全てを包んで
いのちの風そよぎ出す

世界に告げる
幸せと平和のメッセージ
小さな風は告げている
皆がほほ笑む日が来ると

(「Peaceful Wind」作詞作曲/三輪真理) 


 


イヴァン・リンス

2016-12-01 | 音楽

ここのところ私の中で「これだ」と思う音楽に出会いたい・・という気持ちが強まっていました。
例えばロス・チフラードスのバイオリンの岡田淑子さんはタンゴに出会った時に「これだ!」と思ったそうだし、ギタリストのニシウラトモアキさんはジプシー・ミュージックに出会った時に「これだ!」と思ったとか。
音楽との「運命の出会い」かなーー?


私はといえば音楽は基本的にジャンルに関係なくどんな音楽でも好きだし、特に「これだ」と「ビビビ!!」と来たりすることはなかったような気も。というかあんまりそんなこと考えてこなかったしね。


そんなことを思いながら、東京のキーボーディストのひらりんに薦められてApple Musicに再び登録して色々音楽を聴いてたんですね。そんな中でビビビ!!に出会いました。
ブラジル出身のミュージシャン、イヴァン・リンス
「運命の音楽」かどうかはわからないけど、かな〜〜〜〜り大好きです。 


元々は梶原順さんと小田原政広さんのデュオ「君と僕」の演奏で「Love Dance」という曲を聴いたのが始まり。
てっきりギタリストのインスト曲だと思ってたのです。


曲はもちろんのこと歌声にも痺れます。
これで1ヶ月間くらいはニヤニヤして過ごせそうです。

Guarde Nos Olhos」



そしてこれは東日本大震災の後に日本語で歌ってくれた「上を向いて歩こう」。
なんか・・・ウルウルきます。



それにしてもすごい。日本語でって。。
私もこの機会にポルトガル語、勉強しようかな。