オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

『EVER』

2007-11-30 | おすすめCD


梶原順。私のギターの観念を根底から覆してしまった人。
5年前順さんのギターに出会うまでの私は「ギタリスト=目立ちたがり屋、基本的にやかましい」と思っていた。
ある意味不幸だった(笑)。

だけどJ&Bで初めて順さんのギターに出会った時に、こんなに聴く人に思いやりのあるギターを弾く人がいるのかと感動した。
ミュージシャンなら、一度は聴いて欲しい順さんのギター。

プロ歴25年にして初めてソロアルバムを出されることになりました。
タイトルは『EVER』。
永遠に語り継がれる名盤になることでしょう。
アルバムについてのインタビューがこちら(PCのみ)に載ってます。
必見です。


『Tribute to シン 忘れないよ』ライブ in club cream hiroshima

2007-11-03 | ライブ・コンサート
『Tribute to シン 忘れないよ』ライブ、無事終了しました。
一夜限りの一大イベント。まさに伝説のライブになりました。
すっごくすっごく楽しかった!!
こんなライブは生まれて初めて。音楽やってて良かった~~って本当に思いました。
もちろん全部は書ききれないから、自分の出番を中心にゆっくりレポしてみます(長文です)。

リハ時間に合わせて会場のclub cream Hiroshimaに着くとメンバーが続々と集合中。
なんと言っても64人のミュージシャンが出演するライブ。
会場はすでに熱い雰囲気。なんかすごい興奮。機材セッティングとリハが終了しいよいよライブスタート。
出演者&お客さん含めて120人の一大イベントの始まりです。

司会はセプコンでも司会をやってくれた並木ちゃん。
安心感&コミカルな司会でライブを盛り上げてくれます。
1曲1曲、曲紹介やエピソードがあってほとんどが初めての曲でも楽しく聴けました。
64人のミュージシャンのみなさんの演奏はどれも素晴らしい。

退屈な時間がないように『お楽しみ抽選会』をはさみながらのプログラム。
1等の折り畳み式自転車、2等のMP3レコーダーからシャンパン、ラーメンセット、うまか棒セット、ふとんたたきにほうきにたわしに変身かつらやシンさんの秘蔵◯ロビデオの入ったシークレットBOXまで爆笑の景品がどんどん当たってました。その他抽選に外れた人にも全員にプレゼントされたシンさんの400点以上のCDとスコア。
私もしっかりいただきました。

プログラムは全部で24曲。全部で24バンド。
全部違うバンドで1曲ずつのステージ。
どれも見逃したくなくてトイレにも行けない感じでしたね。

さて、私の最初の出番は『ら・ら・ら』。
メンバーはボーカルがMiwaちゃん(Champ)、ドラムがユッキーさん(らりポップ)、ベースがエディさん(ハーフキャット&CANDY)、ギターがシマさん、そしてキーボードが私という「ららら組」。衣装はおそろいのタオル鉢巻き。これシンさんのいつものスタイルだったからってMiwaちゃんの提案。
出番の直前まで「(替え歌の)歌詞が飛んだらどうしよう~。」って鉢巻きを巻きながら女子トイレで心配してたMiwaちゃん。でも本番は何のその。立派に歌い切ったよね。お見事!!

次の出番はOrange Blue。曲はおなじみ『アイノアメ』。
今日のステージはノリノリでやりたかったから全部スタンディングで歌うことにしていました。
キーボードはいつもより5センチ高さを上げて立って踊りながらの弾き語り。
シンさんが大好きだったこの曲。途中までは普通に歌って最後の最後にシンさんバージョンの『ラップ・アイノアメ』を歌ってみました。「チェケラッチョ!!」の合いの手は会場の皆さん。

実は曲の直前にお姉さんがシンさんの遺影を持って来て一番前の椅子にセット。
「あ、まずい?」って顔されたけど「いえいえ、どうぞ。」と答えて、シンさんに「頑張ります」と一礼をして曲をスタート。ラップの時は昨日シンさんの形見にいただいたサングラスをかけて最後までしっかり歌いました。
ただ、曲終了後に思い出したようにまりりンが、
「あ、あ、マリさん、あのシンさんの演歌バージョンは?」なんて言うもんだから、最後に去年の4月の打ち上げのときのシンさんを真似て「アイノ~~アメ降らせてよ~~~。」ってやってみたけどやっぱりシンさんのあの雰囲気は出せないですよ。
スミマセン・・(笑)。

そして続けての出番は『エスカルゴ』。
コラボオールスターズの第2弾として発表するはずだったシンさんと私の幻のデュエット曲。
私の今日の編み込みヘアスタイルはこの曲にちなんで「エスカルゴヘア」(爆)。結構ウケが良くってニンマリ。美容師のCさんに感謝です。
私がリーダーのこのバンド「ザ・ハニーズ♪」。
メンバーはボーカルがKazuさんBackBacks)と私、ドラムがtetsudge、ベースがマサヤンさん、ギターがニシポンさん(Champ)、そしてキーボードがアケミさんSOUL大臣)という豪華メンバー。
ダンサーのヤスヤスちゃんの指導のもと振付けもついて、アケミさんのリクエストでお揃いの赤のリストバンドをしたKazuさんと私が踊りながら歌う楽しいステージでした。
仲良しカップルをイメージしてもらえるラブラブな雰囲気になってたでしょうか?(笑)。
実は直前のリハまで一番後ろの席で振付けの練習をしていた私たち。
本番はなんとか歌も振りも間違えずにやれて、ホッとしました。(マジでこの曲が一番緊張した~~~(汗))。

そして次の出番はコレステローリーとコラボオールスターズの『大地の恵み』と『ため息とオムライス』。
このライブの言ってみれば中心メンバーによるステージ。
『大地の』のコレステローリーはKazuさんとMAN3(BOSS18&ルート2)のツインボーカルにドラムがRyoさん(BackBacks)、ベースがShibaさん(Champ &SOUL大臣)、ギターが砂原くんとプロギタリストの藤井さん、キーボードがアケミさんと私。
途中のキメもバッチリ決まりすごく熱く楽しいステージでした。
このキメは生前シンさんが「ライブではここでこうやりたい!」って言ってたキメ。
無事に決まってカッコ良かったでしょ?
藤井さんのギターソロもめちゃカッコ良かったですよね。

続いてのおなじみ『ため息とオムライス』。
ちなみに最近判明した元タイトルはなんと『寝汗をかいた昨日』(爆)。
なんでやねん!と突っ込みを入れたくなるけど、Ryoさんがこの前の練習の時にふと「ポールマッカートニーも夢の中である曲が浮かび、その曲に次の日の朝に食べた『スクランブル・エッグ』というタイトルをつけてたらしい」という話をしてくれました。その曲とはかの有名な『Yesterday』。意外に物知りなシンさんのことだから案外その逸話を知っていて、ポールを真似て『寝汗・・』とつけたのかも。それにしてもスクランブルエッグと寝汗ではハッキリ言って月とスッポンだよシンさん(←いつかこういう突っ込みを入れて欲しかったんでしょうか?)。
『スクランブル・エッグ』→『寝汗』→『オムライス』に落ち着いて、この曲も喜んでることでしょう、なんてね(笑)。

その後もいろんなバンドの白熱したステージは続き、最後の最後のステージが大トリの『ワンナイトショー』。
バンドは「TEAM ONE」。メンバーはボーカルMamioさん(ルート2)、ドラムtetsudge、ベースTommyさん(ノーリコール)、ギターMAN3、カウベル&コーラスがミッキーさん(Champ)、そしてキーボードが私。
『ワンナイトショー』はシンさんが矢沢永吉をイメージして作った曲らしいということで、全員矢沢ルック=白い衣装で登場させてもらいました。
今回1曲だけの出演だったボーカルのMamioさん。
シンさんそっくりの演出とそれ以上の盛り上げ方で会場を最高潮にヒートアップさせてくれました。
私もそんなステージに立ててサイコーに気分が良かったです。

あのステージからの光景は一生忘れないと思う。
みんなの笑顔が白く光り輝いてまるで天国みたい!!
「サイコーでしょ~~?マリさ~ん!!コレよ~ボクが見せたかったのは~~!!」
ってシンさんが言ってくれてるみたいでした。
こうして5時間半にわたる伝説のライブはフィナーレを迎えたのでした。

シンさんと知り合ってたったの2年半。
でも人と人とをつなぐ「絆」って決して知り合ってからの時間の長さじゃない。
今夜のライブはホントに誰も彼もが同じ想いを共有していて、初対面でも昔からの知り合いのように仲良くなれた素晴らしいライブでした。
まさに音楽で私が理想としてたものをシンさんは実現してくれました。シンさんすごいよ。

この夢のライブの実現のためにみんなを牽引してくれたShibaさんとアケミさん。
本当に本当にお疲れさまでした。そしてありがとう。
というわけで、ようやく今年最大のイベントは無事に幕を閉じました。
ここからはシンさんのメッセージを心に刻んで、人生という一度きりのそれぞれのステージをみんな熱く生きようね!!
みなさん本当にどうもありがとう。

「たった一度きりの人生 熱く生きなきゃ 何も変わりはしないぜ」
   (『ワンナイト・ショー』シン作詞・作曲より )