オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

音楽の姿

2010-03-25 | 音楽

桜もそろそろ咲き始めた今日この頃ですが、昨日は寒かったですねーー。
写真は、昨日はるばる宮島公民館まで行って作ったステンドグラスのフットライトです。
なかなか美しく出来ました。
宮島カレッジという講座で先生は田村陽子さん。
佐伯区でも講座をお持ちの先生です。
こんな紹介ページ(2003年)もありました。
今は1回2000円(材料費別)で講習を行っておられるらしいです。
今度行ってみようかな・・。

話変わって今日はPeppermint Leafのリハ。
4月6日(火)のライブまであと10日です。
季節の変わり目で、体のメンテナンスやボイストレーニングがよく出来てなくて、やっぱり、そうすると声のコントロールにムラが出て、個人的に反省点を感じるリハでした。
その辺を見逃さないサトシくんから、ちゃ~~んとダメ出しが・・(苦笑)。
真面目に頑張ります(汗)。

ボーカルの大切さは当たり前だけど「ちゃんと歌う」ってこと。
もっと言うと「ちゃんと届く」ということ。
そしてそれら全てを含めて自然体であること。

「自然体」は「自信」から、そして「自信」は「十分な準備(練習)」からしか得られない。
ということで、ここはひたすら練習あるのみです。頑張ります!!

音楽の楽しさや素晴らしさは、どこまでも高みを目指していくところ。
「音楽」それ自体に誠実であることがやっぱり大切なんだと感じさせられます。
そういうことを思えるメンバーと一緒に音楽ができることは、つくづく幸せなことだと思います。

龍村仁監督によるドキュメンタリー映画『地球交響曲第六番』に出演のラビ・シャンカールの言葉を紹介します(同パンフレットより)。

「私が彼から学んだ一番大切なこと。彼がいつも示そうとしていたことは、音楽の本当の姿、あるべき姿というのは、ただの娯楽ではなく、むしろ、祈りに近い、ということです。この宇宙を創造し、形作り、動かしている見えない力、それを神と呼んでもいいし、大いなる自己と呼んでもいい。その全能なるものに対して、自分を捧げ尽くすことが音楽だ、と信じていたのです。同時に彼はすばらしいテクニシャンで、スピードやテクニックで観客をいくらでも楽しませることも出来たのです。しかし、研ぎすまされた、わずかな美しい音によって、演奏者も聴衆も一気に別次元に引き込まれ、鳥肌立ち、自然に涙がこぼれ、全ての束縛から解き放たれるような至福の一瞬を奏でるのです。それこそが、純粋な音楽の力だと信じ、それを表現しようとしていました。・・・」

日々、精進ですね・・。


宮部みゆき『レベル7』

2010-03-24 | おすすめ本

誰かから借りて手元にあった、宮部みゆきの『レベル7(セブン) 』(新潮文庫)を読んだ。
宮部みゆきの本は一度読んでみたいと思っていたけど、なかなか読み応えもあって一気に読めた。
それよりもこの1993年に書かれたミステリーの中に織り込まれた現代社会の闇の部分にとっても興味を持った。

医療問題、殊にうつ病やアルコール依存症とその治療薬である抗うつ剤やクスリの問題、その真相が闇に葬られたままのホテルニュージャパン火災の問題・・etc.。この本を読んで、今、ネットなどで検索してみると、面白い事実が浮かび上がる。なるほど全ては繋がっている・・・。

「王様の耳はロバの耳」
誰かの口を封じても、どこかから隠された真相は浮かび上がってくるもの。

9・11問題しかり。
日航ジャンボ機墜落事件しかり。

ヒロシマで非核を訴えていても、まったく声は届いてないじゃないか!?って思う。
NYに住んでる娘さんの所に行って、9・11のグランドゼロへ花を手向けに行った友人は、その後頭痛に悩まされたと言ってたが、実は残留放射能による影響かもしれないと思うとゾッとする。
今なお御巣鷹山にも残留放射能が残っているようだし。
証拠隠滅をはかっても、どこかから真相がわかってしまうんだよね。

でも私たちにとって大切なことは真相の全てを知ることではなく、本当の幸せや本当の人生の価値に目覚めること。
現代社会ってもうどうしようもないように思えるかもしれないけど、まだ救いは多い。

面白いページがあります。
おいしいおかきで有名な日本一おかき処 播磨屋本店
その播磨屋助治郎さんが書かれた『真実』という本。
電子ブックでも読めるので、こちらからどうぞ。

こちらも興味深いです。
じっくりどうぞ。

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そしてすべてがわかったら・・ゆっくりと深呼吸しよう。
自分の心の声に耳を傾けよう。
過去の過ちをいまさら咎めても過去には戻らない。死んだ人は帰らない。
残された私たちに託された、地球と未来とに目を向けよう。


「始まりの朝はね きっとこんなふうに 
 さりげなく 何もなかったように過ぎる
 二人は並んで ずっと空を見てる
 どこまでも 青い空が続いてる
 
 幾度も夢見た 幸せは もう
 この手の中に 握っていた

 愛してる いつまでも
 愛してる 永遠に
 愛してる あなたを離したくない
 愛してる きっとこれが
 愛してる 運命さ
 Love's looking for Real 
 世界にこの愛を叫びたい 今ここで・・・」

(Orange Blue『始まりの朝』マリ作詞・作曲より)


F's Session IVサイコーでした!!

2010-03-22 | マリライブレポ

春分の日を含む春の3連休いかがでしたか?
私は連日大忙し。あまりにも連日の忙しさでブログのUPも出来ず(汗)。やっとその忙しさからちょっと解放されてブログをUPしています。

さて20日(金)は毎年恒例のF's Sessionでした。
元ZIGZAGメンバーで、現在はヘンリーバンドで活躍中のふぢいさんを囲んで、広島のバンド仲間が集まる恒例のセッションイベント。毎年笑いすぎて泣く(笑)、楽しい集まり。
BackBacksRyoさんが幹事をしてくださり今年もライヴ楽座に40人以上集まりました(←違ってたら誰か訂正してね)。
すっかりレポが遅くなっちゃいましたがちょっとだけ書かせてもらいます。
今回のセッションも約5時間!!
セットリストはこんな感じ(赤文字は私の参加曲)。

Blue Lagoon(高中正義)
Gergy Porgy(TOTO)
Hello(福山雅治)
アイノアメ(Orange Blue)
ファンキーモンキーベイビー(キャロル)
THE!すいか
Long train running(ドゥービー・ブラザーズ)
China Grove(ドゥービー・ブラザーズ)
Melody Lineの死亡率(ONE OK ROCK)
Get Up(scoobie do)
opening(strobe edge)
mirror,mirror(ダイアナロス)
The Chiken
Rock'n roll Hoochiekoo(Rick Derringer)
Man In The Mirror(マイケルジャクソン)
初恋(村下幸三)
予感(きむこ作詞・作曲)
nossan
忘れないよ(チャンプ)

もーーー恐ろしく楽しかった~~。
泣き笑い、泣き笑い。お腹の皮がひきつってよじれる・・・
こんな楽しいセッションは見たことありません。
ここまでの準備を何から何までやってくださるRyoさんとNinNinさんにはつくづく感謝です。

今回私の参加曲は6曲。TOTO、福山、マイケルジャクソン、などなど曲数は少ないけど意外に仕込みは頑張りましたよん。
中でもメインはきむこさんオリジナル曲の『予感』。
これは1月のヲルガン座のライブの時にふぢいさんと盛り上がって、きむこさんをびっくりさせようと仕込んだ曲。
前にきむこさんからもらってた音源をこっそりふぢいさんに送って、ふぢいさん、Ryoさん、まさやんさん、クミコさんとそれぞれ内緒で仕込みました(笑)。
そしてきむこさんには本番で突然呼び出して歌ってもらったというわけ(←突然の割にはきむこさん上手かったですね)
歌詞カードもちゃんと用意して、念入りの準備(笑)。
きむこさんの打ち込みの音源をどれだけ再現できたかは疑問ですが、きむこさんはびっくりして出番が終わってから感動で泣いてたし、計画はとりあえず大成功!かな(笑)

そして私のリクエストはOrange Blueの『アイノアメ』。
これはひさびさにやりましたね~~。シンさんのお気に入りでもあったこの曲を、今回はRyoさん、マサヤンさん、きむこさん、私というセプコンで組んだHeal Waveメンバーでやらせていただきました。まあ、い~い気持ちで歌わせてもらいました(なんたってメンバーが最強だしね)。Orange Blueの曲をやる機会はかなり減ったけど、たまにはいいものです♪

あとは・・どの曲に関しても書きたいことが山ほどあるんですが・・。
詳しくは参加者のみなさんのブログを読んでみてね。
RyoさんMAN3アケミさんMitsukiさん・・・etc.)

それにしても、去年に引き続き『THE!すいか』のコーナーは圧巻でしたね~~!!
ふぢいさんと田中さんという広島大学時代からのユニット『THE!すいか』。
実は田中さんと我が家は4年前から家族ぐるみのお付き合いで、沖縄友の会でも毎回ご一緒する仲。ひょんなことからお互いにふぢいさんと知り合いだという話になって『THE!すいか』の存在を知ったわけです。
田中さんは私の強い味方、コレを作ってくれた方でもあります。
田中さんのどらえもんのポケットみたいなかばんからは、いろんな物が出てくるわ出てくるわ・・
今回の私のお気に入りは『飼い犬に手を噛まれた』という曲。あれは違反です。面白すぎ。
18禁の曲には・・あえて触れずにおきましょう。ボサノバのあの名曲(←迷曲?)(爆)。田中さんサイコーです~~(笑)。

『The!すいか』とは以前はいつか対バンを・・と言ってたんですが、完全に食われてしまうのは必至ですね(汗)。
このユニットに対抗するにはコレステローリーしかない!!
来年はシンさんに天国から甦ってもらってぜひコレステローリーを復活させたいですねえ~。
「我こそは!!」という方はポスト・シンを目指して、ぜひ体重を増やしてメインボーカルに立候補してください(笑)。歌と踊りとバック転もよろしくね!!

そんなわけで・・。
年に1度のF's Session!!
やっぱり音楽って楽しい、仲間って楽しいって心から思えるイベント。
このイベントで初めて知った皆さんとも、なんだかもう昔なじみみたいに思えています。
きっと次はもっとパワーアップするんだろうなって思います。
次回また皆さんとご一緒できるのを心から楽しみにしています~~~。

Ryoさん、NinNinさん、ふぢいさん、そして毎回会場を提供してくださる楽座の石澤さん&奥さま、ご参加の皆さんどうもありがとうございました~~!!
これからもどうぞよろしくです。
そして次回のF's Sessionも楽しみにしています。


木村秋則『すべては宇宙の采配』

2010-03-17 | おすすめ本

「奇跡のりんご」ってご存知ですか?
無農薬・無肥料でりんごを作ることに初めて成功した青森県のりんご農家、木村秋則さん。
NHKで取り上げられたこともあり、すごいことになってる。
『すべては宇宙の采配』というタイトルのこの本は2009年の8月に出版された、木村さんご自身による著書。

農家のご主人の木村さんは、実は龍神を見たり、宇宙人に会ったり、UFOに乗ったり、幽体離脱してしまうことがあったような人。
にわかには信じられないけれど、木村さんの言葉には古の聖人のような、簡単には否定できない重みがある。

「大事なことは、目に見えない部分にあります。あなたの表に出ていない、自分自身の土壌と根はどうなっているでしょうか?」

「言葉はだれにでも、たとえ相手が動物や植物でも、伝わるものだと思います」

「人間も植物も、地球上の生き物の一つに過ぎないんだと思っています。そして、万物の長として「活かして生きる」という考えをもつことが、とても大事だと考えているのです」

「あんたの道具にはみんな魂があるんだよ。心あるんだよ」

「いっときの常識、見えない真実。世の中は常識とされていることを土台に経済活動がなされていますが、これからの農業はそれよりもなによりも、食べる人のことを本気で考えていかなければ発展しないと思います。そして、消費者のみなさんには、食の大事さについて見直してほしいと願っています。」

木村さんは農家で、木村さんはりんごを作っていて、そのりんごは目に見えて食べられる、紛れもなく実体を持ったりんごそのもの。
でも、この考え方ってひょっとしたらりんごじゃなくても、音楽でも同じじゃないかなと思います。
そしてさらに、もの作り、芸術、教育、・・・全ての分野に通じることですよね。
心に刻んで、私は私の分野で頑張ります。

「重要なことは、なにより『時間がない』という事実です」(本書より)


冨田ラボ『Shipahead』

2010-03-02 | おすすめCD

今日は久々にタワレコへ。
ここに来ると試聴しまくりたくなって帰れなくなるんだけど、今日はお財布と相談して冨田ラボ『Shipahead(DVD付)』【初回生産限定】を買いました。
冨田さんのアルバムは『Shipbilding』『Shiplaunching』に続いて3枚目。
冨田さんによればこれが『Ship~』シリーズの完結編だそうです。

サイトなどで試聴してたので少しは雰囲気わかってたんだけど、今回はゲストボーカリストの一十三十一(ひとみとい)のボーカルがなんともいい感じだったのと、秦基博の『パラレル』にかなりウルウルきてしまいました。
この『パラレル』の歌詞は松本隆。この人はどうしてこんなに琴線に触れる歌詞が書けるのか・・。
しかも秦基博は高音がウリのシンガーだけど、低音がとってもセクシーです。
さすが冨田さん。そういうとこ見逃しませんねー。

キリンジとのコラボ『エトワール』はやっぱり素晴らしい。もう鳥肌ものです~~~。
そしてラストを飾る吉田美奈子の『千年紀の朝』は、圧巻!!
3枚目にしてまたもや名盤ではないでしょうか。
うううう・・すごい。

「いま、世の中の空気がどうしようもないよね。それどころじゃない、みたいな感じじゃない? 地に足が着いてないというかさ。経済は重要だし、世間の状況からすれば地に足が着かないのはわかるけど、だからって僕らみたいな立場の人間は低コストで効率良くモノを作るわけにはいかないんですよね。なかにはよろしくない空気に呑まれてしまう人もいますけど、やっぱりこんな状況でも、みんなが手に取りたくなるようなものをがんばって作ろうとか、地に足が着いていない人たちに向けて〈もう少し落ち着いて考えてみようか〉って思わせるようなものを提供しようとか、そういう考えをしなければいけないと思うんですね。いま一瞬のことだけじゃなくてさ、何年か先、世の中が落ち着いた頃にもいま作った作品は聴かれるわけで、その時に〈地に足が着いていない作品〉を聴きたいとは絶対誰も思わないですよ。好きなことをやらせてもらってるんだから、そこはしっかり考えを貫かないとね」(「bounce」インタビュー記事より)

言ってくれました。・・・さすがです。かくありたしです。
やっつけ仕事で作った作品は、やっぱそれなり。
10年先も20年先も愛されて聴いてもらえる音楽を丁寧に世に出していく。
これが我々ミュージシャンの務めではないかと。
私も頑張ります!!!!