オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

映画『LA LA LAND』(ラ・ラ・ランド)(ネタバレなし)

2017-03-23 | おすすめ映画

『LA LA LAND』観ました。
本年度アカデミー賞、6部門受賞作品。
・・・だけありますね。


『君の名は。』も『この世界の片隅に』も『スノーデン』も吹っ飛んじゃったよ。
映画人が映画業界の映画を撮るのは「ずるい」です(笑)。
だって出演者全員が関係者なんだから。
ある意味ドキュメンタリーじゃないですか。リアルストーリー。


画面の端々から漂ってくる映画人のリアルストーリー。
それが全部盛り込まれた映画なんですね。
実際、この映画自体、チャゼル監督(なんと32歳)の10年来の夢だったらしく、この映画にかける意気込みもハンパなかったことでしょうね。
それだけ感動を呼ぶのも当然といえば当然。


映画の作り方は時系列が一直線のようでいて行ったり来たりパラレルに進む。
事実と空想、そして登場人物の記憶をたどるように何層にも織り込まれたストーリー展開は観てるこちら側を飽きさせない作り方。
女優を目指すミアとジャズピアニストのセブ。二人の夢追い人が夢を掴むまで。
そのシンプルなストーリーはハリウッド映画ではやっぱり「よくある展開」なんだけど、実体験に基づくシーンの数々に映画人が映画に「YES!!」と言ってる、そして最後はホロリとさせるスパイスも効いたいい映画でした。 


古くは『サウンド・オブ・ミュージック』や『雨に唄えば』、最近だと『レ・ミゼラブル』など。
ミュージカル映画ってやっぱり好きです。
そして何と言ってもこの映画は「音楽」がいいです。


帰りにオリジナルの挿入歌が頭の中でヘビーローテーション。
いや〜〜映画って本当にいいですね〜〜!!!って言いたくなる映画でした。


あなたが「夢追い人」ならきっと共感できるシーンはいっぱいあるはず。
人生の節目、節目できっと見たくなる映画。
DVDもきっと欲しくなる。
まだ見てない方はぜひ劇場で。オススメです。


 



 


ちきりん『自分の時間を取り戻そう』

2017-03-21 | おすすめ本

大学時代には心理学を勉強していました。
みなさんは心理学をどういう学問と思ってるかわかりませんが、実は入ってみたらいろんな「人体実験」があります。
実験と言っても、電極をつけたり心電図をつけたりする専門的なものではなく(一部にそういうのもあったけど)、学部レベルの実験は被検者の人にいろんな作業をしてもらって、その後にアンケートに答えてもらい結果を統計処理するというものがほとんど。


その時に「実験群」と「対照群」というのを分けて、その「刺激」が結果に反映してるかどうかを結果の「差」で確認するわけです。
そこで意外に大切なのは「対照群」。
つまり実験前と実験後が1から5に変わったとしても、対照群が1から3に変わったら、その「刺激」の効果は「2」ですね、ってこと。


実は昨年くらいからなんだかモヤモヤ思うところがありました。
以前は好きだったものがそれほど好きではなくなり。
以前はいいと思っていたものがそれほどいいと思わなくなり。

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
ちきりん
ダイヤモンド社


ちきりん『自分の時間を取り戻そう』。
この本を読んでその結論が出ました。


つまり、自分のスピード(傾き)が上がったためでした。
キーワードは「生産性」。
生産性の低いものや人にまったく興味を持てなくなってしまったのです。


人生でやりたいことは山ほど。
元々人生に欲張りな性格。
足を引っ張られるようなものに気を取られている場合ではない。


「自分の時間を取り戻す」とは「自分の人生を取り戻す」ということ。
自分の人生は丸ごと自分の責任。
人のせいにしたり、社会のせいにしたり、周りのせいにしたりして愚痴をこぼしながら生きるのはまっぴら。


明らかに時代のスピードは上がっています。
時間に追われ息切れしながら生きるのをやめて、生産性を上げてゆとりを手に入れる。
その先に見えてくるものに焦点を当てて今やることを選択していきたいです。


「実験群」になるのか「対照群」になるのか。
選ぶのは自分次第。
私はやっぱり「実験群」として「刺激」をどんどん受けてどんどん変化する人生がいいですね。


そのためにはパワー全開!!
音楽も人生も全力で頑張ります!!!