オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

お久しぶりのユニットです。

2014-05-29 | バンド関連

ギタリスト小田原政広さんとパーカショニストのミドさんこと御堂河内誠さん、そして私の3人のユニット、Mari with Friends(仮)は2年前のセプコンで初ライブをしたユニットです。
2年前のセプコンにPeppermint Leafのメンバーが揃わなかったので、急きょお二人にお願いしてみたら快く出演して下さり、それから11月のライブにもこの形で出演しました。


今回、6/5のプレセプコンライブに久しぶりにこのMari with Friends(仮)のユニットで出演することになりました。
というわけで、今日はとっても久しぶりにミドさん宅で3人でリハ。
ほんとに久しぶりなんですが、そんなに経ったなんて信じられないくらい普通な3人でした(笑)。


セットリストは2年前にやった曲とほぼ同じ。
さすがに2年経つとアレンジも変わりますよね(笑)。
だけど、おかげさまでとってもいい雰囲気に仕上がりましたよー。
ありがとうございました。


小田原さん&ミドさんとはちょっと音楽の好みが似てるのかもな、と思います。
ラテンミュージックが密かに好きなとことか。
mM7(マイナーメジャーセブン)なんかのコードにグッ♪とくるとことか(笑)。


ミドさんのリズムも小田原さんのギターも私にはとっても心地良くて。
あーーーらくちん、らくちん。
と思いながらピアノを弾いて歌ってます。
あまりにも気持ちいいので、いつかこのユニットではヨーロッパツアーをするのが夢です(笑)(←ずっと言い続けてますけどね(笑))。
 

そんなわけでこの3人でのライブはホントにレアなので、ぜひぜひ6月5日はライブに足を運んでいただけたらと思います。宜しくお願いします。




今年もやるよ!!広島セプコン2014

『Peace & Hope』LIVE

日時:2014年6月5日(木)19:00 open 19:30 start
出演:萬谷哲也(Vo&Gt)、蓬-よもぎ-、佐伯絵美(Vo&Pf)、安井牧(Cl)、セイウ、
   FOUR&FOUR、三輪真理(Vo&Pf)、小田原政広(Gt)、御堂河内誠(Per)、
   平田玉代(声楽)、砂原智也(Vo&Gt)
司会:並木陽子

場所:Live Juke
  (広島市中区中町8-18 クリスタルプラザ19F Tel 082-249-1930 Fax 082-243-5797)

料金:前売り1500円/当日2000円(ドリンク別)


ライブでお会いしましょう!!
お待ちしております。 


 


白鶴山デビューアルバム『一献献上』

2014-05-28 | おすすめCD

白鶴山は日本酒かお相撲さんの名前みたいですが、れっきとしたバンド名。
ベテランドラマーの鶴谷智生さんが若手ミュージシャンの白井アキトくん(Pf)、山本連くん(Bass)と組んだピアノトリオ。
そのバンドの初ライブは昨年行ったんですが、ライブ後にレコーディングされたアルバムがいよいよ発売となりました。
そして先日ゲット!!
嬉しい!!


さっそく我が家の唯一の贅沢品、Bang&OlufsenのCDプレーヤーにて音を鳴らしてみました。
おおおーーーーーーー。
なんて言うんでしょうね。
レコーディング中の空気感やアイコンタクトや呼吸まで感じられるようなCD。
あの広島のLive Jukeでのライブが蘇ります。
まさに大吟醸!!

一献献上
白鶴山
キングレコード

 

聴けば聴くほど元気がもらえる。
思わずニヤニヤしてきてしまう音楽です。
いいわー。


広島のライブでも圧倒的な空気感を作り出した「終演の日」(Meditatation)。
込み上げてくるものがあります。
あの伝説のライブに立ち会えた偶然に心から感謝したいです。


白鶴山にまず感じるのは「和の心」。
鶴谷さんのドラムに感じる和太鼓っぽいスピリッツ。
瞑想の世界に入れるような集中力。
そして自由さ、若さ、楽しさ、開放感。
難しいことを知らなくてもただどっぷりと浸かれるサウンド。
このバンド、日本のトリオバンドとしてぜひ世界に羽ばたいて欲しいですね。


バンドを始めてそこそこ経ちますが、自分でも何枚かCDを作ってきてその難しさや大変さがわかるだけに、こういう素敵な作品に出会うと嬉しくてたまらなくなります。
白鶴山の皆さん、特別出演の皆さん、エンジニアの皆さん、良い作品を作って下さってありがとう。


今日からまた頑張ろうって思える。
音楽ってやっぱり素晴らしいです。


白鶴山は現在アルバムの発売に合わせてツアー中です。
各地で白鶴山旋風を巻き起こしておられるようです。
広島ライブはツアーファイナルの7月23日、Live Jukeで開催。
ライブがとっても待ち遠しいです。
良かったら皆さんもご一緒に白鶴山のライブに行きましょう!!




今年もセプコン始動します!!

2014-05-24 | バンド関連

セプテンバーコンサートは2001年の911多発同時テロの翌年2002年にニューヨークで始まったコンサート。自由、平等、無料の精神で、世界の平和への願いを音楽に乗せてたくさんの人達と共有するコンサート。


日本のセプコン(セプコンJP)は2005年に東京で第1回が開催され、広島では2007年に第1回を開催しました。今年もセプコン2014の準備が少しずつ始まっています。


さてそんなこんなで。
急きょ決まったライブなんですが、セプコン2014の告知を兼ねた以下のようなライブを開催します。セプコンにご縁のあるたくさんの出演者の方にご協力いただくセプコンキックオフライブ。
手前味噌ですが、とっても豪華な出演者のラインナップになっています。
ぜひ皆さんお誘い合わせの上、関係者の方を含め、多くの方にご来場いただけたらと思っています。




今年もやるよ!!広島セプコン2014
『Peace & Hope』LIVE

日時:2014年6月5日(木)19:00 open 19:30 start
出演:萬谷哲也(Vo&Gt)、蓬-よもぎ-、佐伯絵美(Vo&Pf)、安井牧(Cl)、セイウ、
   FOUR&FOUR、三輪真理(Vo&Pf)、小田原政広(Gt)、御堂河内誠(Per)、
   平田玉代(声楽)、砂原智也(Vo&Gt)
司会:並木陽子

場所:Live Juke
  (広島市中区中町8-18 クリスタルプラザ19F Tel 082-249-1930 Fax 082-243-5797)

料金:前売り1500円/当日2000円(ドリンク別)


広島セプコン2014の成功を祈り、出演者全員で心を込めてライブを届けます。
どうぞ宜しくお願いします。
セプコンについて詳しくお知りになりたい方はセプコンJPのサイトまで。
 
 


草間彌生展『永遠の永遠の永遠』

2014-05-19 | 写真・絵画

妹と一緒に熊本現代美術館で開催中の草間彌生『永遠の永遠の永遠』展を見に行きました。
熊本市での買い物中に偶然看板を見つけて急きょ入って見ることに。
いやーー、すごかった!!行って良かったです。


草間彌生さんについて私はほとんど知らなかったんですが、2012年にルイ・ヴィトンとコラボしたあたりからFacebookなどで「草間彌生展に行ってきました」などの写真を見るようになり、赤と白の水玉とか黄色いカボチャのオブジェとか、あれは一体なんだろう~~って感じだったんですよね。
この『永遠の永遠の永遠』展は2011年から始まった巡回展らしく、熊本で偶然これが見られたのはラッキー!!でした。


草間彌生さんのプロフィール。
草間彌生:前衛芸術家、小説家。1929年、長野県松本市生まれ。10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに幻想的な絵画を制作。57年渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表する。60年代後半にはボディー・ペインティングなど多数のハプニングを行う。73年帰国、美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表。93年第45回ベネチア・ビエンナーレに代表作家として日本館初の個展を行う。98年ニューヨーク近代美術館などで大回顧展が開かれる。01年朝日賞受賞。04年個展「クサマトリックス」(森美術館)は52万人を動員。09年文化功労者に選定される。11年5月よりマドリードの国立ソフィア王妃芸術センターを皮切りにパリのポンピドー・センター、ロンドンのテート・モダン、ニューヨークのホイットニー美術館を巡回する大規模な個展が、2012年9月まで開催された。
 

まずは赤と白の立体作品《新たなる空間への道標》がお出迎え。
    

 

おなじみのカボチャ。



そして入ってすぐの言葉に感銘を受けました。
 

 

「永遠の永遠の永遠」

毎日、私をおそってくる死の恐れを克服する時は
私は命の限りの心をしづめて
芸術へのあこがれを見いだすのだった
人の世に生まれいでた時の感動が
私の人生を新しい想像のあらしをもって再生するのだ
地球の深々とした神秘のささやきが
いつも自殺しようとしていた私のうらぶれた命への救済をもって
私は死のあこがれと恐怖を追放して
華やいだ生命のかがやきにいつもめざめさせてくれたのだった
わたしは生きてゆことに
生存のかがやきに
深く打たれ、心打たれ
人間の生命は永遠に回帰するのだという事を実感するときの喜び
私は死の憂鬱を乗り越えて
世界最高の芸術をもって
人間のすばらしさを求めていきたいと決意している
私は生きたい、心の限りも
芸術にかがやいた火をつけて
命の限り、無限の生と死のかがやきをもって
200年も500年も生きながらえて
平和と人間愛の行き着くところへの不滅の志をもって
命の限り、たたかっていきたい
そして、地球の人々に告ぐ
未来は原爆や戦争をやめて
かがやいた生命を
永遠の永遠の永遠に
私の精魂こめた芸術をぜひ見てほしい
あなたたちと一緒に宇宙にむかって
心から人間讃美を歌い上げよう

草間彌生 


そしてそこから始まる100点あまりの作品群。
その情熱と反復。沸き上がってくるエネルギー。
生命、細胞、成長、増殖、そういうものを感じさせる作品です。
圧倒される、という言葉以外に言葉が見つからないほどです。


《チューリップに愛を込めて》という作品。
     


芸術は「私」が存在する前から宇宙に存在し、「私」を通して表出され、「私」が去った後もそこに残る。
もしかしたら「愛」と呼ばれるものかもしれないその「芸術」に自分の身体全部でぶつかり続けて行く草間さんのそのパワーが全作品にみなぎっていました。
 

「私は死ぬまで作品を作り続けます」
85歳の草間さんのその身体のどこからこのエネルギーは来るんだろうって思います。
やっぱり宇宙から来てるのかもしれないですね。


父の三回忌を終えたものの、甥のこともあり「生と死」というテーマに答えを探し続ける妹と私でした。
少し「生きる」ということにパワーをもらった気がしました。
願わくば私の音楽も誰かに「生きる勇気」や「生きる喜び」を与えられる何かでありたい。
そんなことを感じさせられた展覧会でした。


作品紹介はこちら
熊本での展示は6月15日まで。
気になった方はぜひ熊本へ足を運んでみて下さいね。



川崎哲平ベースクリニックin オクトパス

2014-05-12 | バンド関連

ライブハウスオクトパスで開催の川崎哲平ベースクリニックに参加しました。
いやーーーーーー、めっちゃめちゃ良かった。
良かったなんていうもんじゃない。
もちろんベーシストじゃありませんが、何か?(笑)


きっかけはたまたまFOUR & FOURのリハの時に貼ってあったチラシ。




[川崎哲平]
Electric & Uplight Bassist

1980年福岡生まれ。中学3年からギターを始めるが高校3年の時にベースに転向。その後音楽専門学校に入学し在学中より福岡でプロ活動開始。2005年からは活動拠点を関東に移し、フリーのベーシストとしてレコーディング、ツアー、ライブサポート、セッション、TV収録、CM録音などで活動。
ポップスからインストゥルメンタルまで幅広くプレイ出来るスタイル。エレキベースとコントラバスの両刀使いでもある。

主なレコーディング参加アーティスト(50音順)


杏里
いきものがかり
KUT-TUN
倖田來未
島谷ひとみ
SMAP
田村ゆかり
タッキー&翼
テゴマス
トータス松本
一青窈
槇原敬之
松田聖子
渡辺美里

など多数


ツアー・ライブサポート(50音順)

中孝介
阿部真央
伊東たけし(T-SQUARE)
上戸彩
池田聡
華原朋美
CHEMISTRY
DIMENSION
DEEN
トータス松本
中西保志
元ちとせ
ピンクレディー
槇原敬之
薬師丸ひろ子

など多数


TV

FNS歌謡祭2012,2013
僕らの音楽
MUSIC FAIR
NHK SONGS
プレミア音楽祭2012,2013

など。


すごいプロフィール!!

「コレなんですか?」と聞くと、実は川崎さんは西本さんの教え子なんだそう。川崎さんのプロフィールやこの企画のいきさつを聞いて、これは見たい!!と思ったものの、迷うこと1ヶ月。・・・だってベース弾けないし(笑)。
とりあえず、Peppermint Leafのベースの祐平さんにはすぐにチラシを写メして「絶対おすすめだから行った方が良いよ!!」と勧め、FOUR&FOURのベースのヒデさんにも「これは絶対行くよね!!」って念押し、Facebookではイベントをシェアし、それでもぎりぎりまで迷ってたんですよね。


最後は蛇姐(ジャアネ)のベーシストの芳姐さんが「行けることになりましたので、マリさんも良かったら一緒に行きませんか」と言ってくれたので「よし!行こう!」と決心しました。


いやー、ほんとに行って良かった。これで2000円は安すぎです。
詳しい内容はオクトパスの西本さんのブログを見てもらうことにして。


内容の1つ1つは書けませんが、印象に残ったのは川崎さんがホントにベースのことを研究し尽くされてること。
基本を大事にしていること、今の音楽を作っている人たちが聴いてきたルーツと言われる音楽を沢山聴かれていること、そして何より「練習好きです」と言われたこと。
「とにかくベースが上手くなりたかったら「ベースバカ」になることじゃないでしょうか?」
話しながらもベースを触り続ける川崎さんは、ホントにベースが好きなんだなーって思わされました。


「練習が好き」という言葉はホントに音楽が好きな人にしか言えない言葉。
だって練習それ自体は楽しいわけではないから。
ただ、本番で少しでも緊張せずにベストのパフォーマンスを届けるためには練習を繰り返すより他に答えはない。
レコーディング当日に譜面を渡されて、ほとんどが初見でしかも2~3テイクでレコーディングを終えられる実力は、天才でも奇跡でもなく、日々の練習の賜物なんだね。


私が会ってきた一流のミュージシャンのほとんどが「練習します」と言われる。
人間の脳はとっても順応性が高いから、使わないシナプスはすぐに消滅してしまう。発達するのは使う部分だけ。使えば使うほど脳は発達するから練習すれば練習するほど練習効率は上がる。能力の高い人はそれを知ってるから練習するんだよね。


しかも人間の身体は機械じゃなくて生き物だから日々変わる。
自分の身体の状態を知って日々調整できるかどうかが常にベストのパフォーマンスを届けられるかどうかなんだよね。


音楽が上手くなりたかったら「音楽バカ」になること。
広島のミュージックシーンがものすご~~くレベルアップすれば音楽好きの人はもっともっと増えるんだと思います。「広島の音楽シーンを変えたい」というオクトパスの西本さんの思いもホントによく伝わってきました。
私もますます頑張ろう!!!って思いました。
西本さん、素晴らしい企画をして下さってありがとうございました。


クリニックにはPeppermint Leafの祐平さんもFOUR&FOURのHIDEさんももちろん仕事帰りに参加してくれて、一緒に聞くことができたのもホントに良かった。
こういうのってつくづく「バンドメンバーと一緒に参加すべし」だね。


ソングライターは自分のやってない楽器の特性や音を知ることはとっても大事。
ほんとに何から何まで勉強になりました。
音楽の道はどこまでも険しい。でもめちゃめちゃ楽しい!!
これからも精進します。




ロス・チフラードス『アルゼンチンタンゴライブ』 in スーリヴェール

2014-05-10 | マリライブレポ

今日はアルゼンチンタンゴバンド、ロス・チフラードスのライブでした。
フランスのアンティーク家具と小物で埋め尽くされたオシャレなカフェ、スーリヴェールで演奏させていただきました。
今日も沢山のお客様に来ていただいて心から感謝です。
ライブレポさせていただきますね。


本日のセットリスト
【1st Set】
1.ロカ・デ・アモール
2.大きな人形
3.碧空
ほか

【2nd Set】
1.ラ・クンパルシータ
2.プニャラーダ
3.アディオスノニーノ
ほか

【encore】
ケハス・デ・バンドネオン
リベルタンゴ


    
(写真は河野さんの撮影です。河野さんありがとうございました。)


アンコール含めて全部で14曲演奏させていただきました。
タンゴはホントに奥深く知れば知るほどおもしろいです。しかし、ほんの2~3分の曲なのに、マイナーコードからメジャーコードへの転調が頻繁にあるわ、休符は少ないわ、テンポは速いわ、右手と左手の間隔は広いわ、と、ピアニストにとっては片時も気の休まる時のない曲ばかり。


中でも今回一番長くて、私にとって難曲だったのがピアソラ作曲の『アディオス・ノニーノ』。
ピアソラが、お父さんが亡くなった時に作曲した曲。
とっても美しいんですけどとってもややこしい。特にピアノの長いイントロ部分はピアニストの腕試しと言われていて、何回練習してもなかなか・・(涙)。それでもチャレンジで全部弾きましたね。滝汗です。
まあ、これからも何回か弾くうちにカンペキに弾けるようになりますので、長い目で見守って下さい。
ピアソラに負けないぞー(笑)。


ライブ終了後はお客様やお店のマスター&奥さまと話も弾みました。
今日の髪型はSTAP細胞の「小保方さんに似てる」ってことで、ちょっと時の人になっちゃいました(笑)。


「STAP細胞は、あります!」(笑)


最後に『アディオス・ノニーノ』、これが目標(笑)の動画貼っておきます。
がんばるぞ!!







藤原亮司さん「なぜ戦地報道を続けるのか」@広島文教女子大学『人生論』

2014-05-09 | 講演会

今日は広島文教女子大学の『人生論』という地域公開講座を受講してきました。
今日の講師はジャパンプレス所属でフリージャーナリストの藤原亮司さん
2012年にシリアの内戦取材中にアレッポで命を落とされた山本美香さんと同僚でもあり、その山本さんの活動も交えたお話をお聴きしました。




私たちと何ら変わらないシリアの人々の日常生活。
iPhoneも持ってるしパソコンも扱う。休日には音楽を聴き、家族の団らんがあり、食事やデートを楽しむ。
そんな街がある日を境に戦場になる。
シリアの内戦は2011年に始まった政府軍と反政府軍の戦い。
政府軍は政府に歯向かう者は自国民であっても兵士でも一般市民でも無差別に殺傷する。 
反政府軍の兵士たちは、そんな無差別殺傷が嫌で政府軍を逃げ出した人々がほとんどだそう。


そんな内戦地域は命の保証が無くあまりにも危険なため大手メディアは報道カメラマンを派遣することが出来ない。 藤原さんや山本さんのようなフリージャーナリストたちはそれこそ命がけで戦地に出向く。前線の日常を伝える。そこに住む人、その生活、国を捨てて難民として生活する人々の過酷な日常。 


「知って欲しいんです。戦争は遠く離れたところで起きている特別なことじゃない。そこに住む人は我々と何ら変わらない人々だということ。そこで生きている人がいて生活している人がいるということに、想像力を働かせてほしいのです。」


学生たちは何を感じたろう。
戦争が起きるということがどう言うことかわかっただろうか。


今、世界では至る所で戦争や内戦が起こっており、実は、それはその地の当時者のためではなくその地で戦争や紛争を起こさせてどちらにも武器を輸出して儲けようとする「外の国々」が深く関与しているということは、普通の人はあまり知っていない。
何故戦争が起きるのか、そして何故終わらないのか。
それはイデオロギーの問題でも、宗教の問題でもなく、俗にマッチポンプと言われる戦争仕掛人が戦争を仕掛けていくのが理由。国民はまんまとダマされる。簡単に「正義のために戦おう!!」となる。
そして私たちの国、この愛すべき日本も911のアメリカの自作自演テロをきっかけに起こされたイラク戦争にまんまと加担させられてしまった。


そして日本の国は少しずつ戦争に向かわされている。
それに気付いてる人はいるんだろうか。
気付く人が多ければ戦争は止められる。


【戦争に向かうパターン】

1.仕掛人が政府に圧力をかけて少しずつ国民に増税させて、じりじりと市民にストレスを与えていく。
2.その国の少数民族の人々(日本なら在日朝鮮や在日韓国、アイヌの人々)を特別扱いする。
3.少数民族を優遇しつついかに自分たちが不当な目に合ってるかという不満を募らせる。
4.少数民族の人に武器を与え、反乱を企てさせる。
5.ある日、突然国内で少数派を装った仕掛人によるテロが起こる。
6.多数民族と少数民族との間で紛争が勃発する。
7.仕掛人たちは、どちらの側にも武器を供給する。
8.いよいよ収拾がつかなくなるくらい内戦は激しくなる。
9.戦争を集結させると言う名目で、仕掛人たちの国の武力が徐々に投入される。
10.  戦争終結と同時に国は仕掛人によって植民地化される。


まず知ること、関心を持つこと、想像すること、自分の立場でできることがあるか考えること、考え続けること、発信すること、何かに参加してみること。
こうしてそのことに関わってる人の「生の話」を聴くのはとっても重要。


とっても貴重な話を聴くことが出来ました。
藤原さんありがとうございました。
藤原さんは、山本さんとともに戦地取材を続けられていた同じくジャパンプレスの佐藤和孝さんと共に、若手ジャーナリストの活動を支援する「一般財団法人 山本美香記念財団」も作られ、そちらの方でも活動をされているそうです。
私もこれからその活動も応援して行きたいです。


広島文教女子大学の『人生論』では、私も7月15日(火)に授業をさせていただくことになっています。
私はシンガーソングライターという立場でいろんなことをお話しさせていただきたいなと思っています。
ぜひ申し込み不要で、直接大学に来ていただけたらいいみたいです。
ぜひ多くの方に聴きに来ていただきたいなと思っています。宜しくお願いします。