写真を習ったのは今から15年くらい前。
今まで一度も写真の手ほどきを受けたことがなく、カメラについて基本の知識も持ってなかったのでいつか本格的に習ってみたいとは常々思っていた。
たまたま聞いた講演会で写真家テラウチマサトさんの話を聞き、そして偶然にも同時期にテラウチさんの著書に出会い、東京で月に一回開催されるテラウチ先生が主幹を務められる写真雑誌「PHaT PHOTO」写真教室の初心者クラスに入会することにした。
写真教室なんて広島にもたくさんある。
どうしてそこまでしてテラウチ先生の写真教室にこだわったのか。
それは「こういう写真を撮る人の心を知りたい」と思ったから。
写真も音楽も、技術も大切だけどそれ以上に大事なものがあるって思う。
その人のバックボーンや心に浮かぶ景色。
写真を見て何か心が動くとき、それはその同じものを自分も持っているから。
本当はそれを知りたいと思ったのかもしれない。
その写真教室には初心者クラスから始まって上級クラスまで娘が小学校に上がるまで、休んだ時期も含めて3年間お世話になった。クラスの仲間はそれぞれの各々の分野で活躍中だ。
先日何年かぶりにテラウチ先生の講演を聞く機会を得た。
当時よりもまた何キロも先に前進された先生の言葉。
私の好きなのはこの「前進する生き方」そのものなんだなと改めて思った。
写真からほとばしる情熱。
「できない」を「できる」にしていく思い。
人生を否定からではなく肯定から始めるものの見方や考え方。
「肯定は愛」。
そう思う。
先生の撮られたニューヨークのポストカードとDVDを購入した。
テラウチ先生はこのポストカードの売り上げを全額東日本震災被災者支援に寄付されている。
いいと思うこと、必要なこと、できることを、肯定的にやっていく。
この姿勢が好き。
簡単には言葉にできないけれど胸に暖かいものが広がる。
私も諦めることなく前進しよう。
笑顔で頑張ります。
テラウチマサトさんのHPはこちら。
http://www.terauchi.com/index.html
書籍やポストカードもお求めいただけます。