オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

梶原順Trioライブ in 広島LIVE Cafe Jive

2007-12-23 | ライブ・コンサート

梶原順Trioライブ観戦にLIVE Cafe Jiveに行きました。
アルバム『EVER』の発売記念ライブでもあるこのライブ。
やっぱり我らの順さま、期待を裏切りません。素晴らしいライブでした。
ではちょっとだけライブレポします。

梶原順Trioは、梶原順(Gu.)、川内啓史(Bass)、小笠原拓海(Drums)、という構成。
川内くんと小笠原くんはどちらも若干23才。プロ歴25年以上という日本を代表するギタリストの順さんが、若手を育てているこのTrioは順さんの安心感&安定感とこの2人の成長ぶりにいつもドキドキさせられる、今も将来も楽しみなバンドです。
さながら出世魚みたいなバンド(←なんじゃそれ!?)。

今日のライブは、RCCラジオでパーソナリティーも務められてるボーカリストのバッキー守岡さんの生番組に順さんが出演されたせいもあって、いつものJiveが超満員。いつもとちょっと違う顔ぶれも多かったですね。
私は今日はヘアスタイリストでお友達のNちゃんとライブ観戦。
神戸から順さまファンのこまきさんも来られていました。

ライブは順さんのアコギソロで「Benjamin」からスタート。
そして川内くん、小笠原くんを交えてアコギのまま2曲。
そこから例のオレンジのエレキ登場。J&Bの曲やロベンフォードの曲など、どんどん演奏して下さいました。
セットリストはほとんど忘れてしまったので、知りたい人はこまきさんのブログ(PCでご覧下さい)を見てね。
今夜のライブは小笠原くんがいつになくハイテンションだったのと、川内くんが落ち着いていたのが特徴的でした(笑)。

前半終了後、順さんからクリスマスプレゼント抽選会がありました。
いつも通り「なんか当たったらどうしよう。」ってドキドキしてたら、何と最後の最後にマジで当たってしまいました!!
思わず「わぉ!」って言ってしまいました。
すっごくハイセンスなフォトスタンド。
宝くじで一億円当たるより嬉しかったです。もちろん一億円当たったことないけど(笑)。
これに順さんの写真を入れてピアノの上に飾れば、練習に疲れたときでもあと1時間は頑張れます。

後半は『You Got The News』や『Just for Fun』などなど熱い曲が続き、ラストの曲は 『EVER』にも納められている、順さんが広島のこのJiveの仲間たちと演奏するために書き下ろされた『JIVE』。
実はこの曲でサプライズが!!
「(かくかくしかじか)・・ということで・・今日はですね・・小田原くん、ちょっと来ナサイ。」(笑)
カウンターの後ろの方でお客さんとしてすっかりくつろいでおられた広島のギタリスト小田原政広さんを突然ご指名。
小田原さん何の打ち合わせもリハもなく突然セッションに参加されることになりました。しかもアコギ!!

「でね・・、小田原くん、ボクが最初にテーマを弾くから、次のA-Bを3回小田原くんソロね。それでそのままイロイロあって、最後に小田原くんとボクとでバトルね。」と順さん。はい、はい、と頷きながら小田原さん冷や汗です。
でも演奏の方は素晴らしく期待通りの演奏で熱く楽しい1曲に拍手喝采でした。
終わってから小田原さん本人はかなり凹んでおられましたけどね(笑)。

来月12日には久しぶりに順さんと小田原さんの『君と僕』ライブがあるらしいです。
順さんと小田原さんのギターはホントによく似ているので、2人で弾かれていると1人のギタリストのまるで多重録音のように聞こえます。
半年ぶりの『君と僕』ライブ。バッキー守岡さんもゲスト出演されるそうです。楽しみです。

そして最後のアンコール。
アンコールの1曲目はゴスペルで『Nobody Knows the Trouble I've Seen』。
今年は辛い別れをいくつも経験された順さんの歌に思わず涙がこぼれました。
「誰も私の悩みは知らない。でもキリストだけは知っていてくれる。ハレルヤ!!」という歌です。
順さんはほとんどライブで自分の話をされませんが、先頃亡くなられた天国のお母さんに贈られたのかなとふと思いました。
最後の最後はブッチャー浅野さんの曲で「そんなこと知るかい」。
聴きながらついにはしゃくりあげそうになるので困りました。

ライブ終了後すでに愛聴盤の『EVER』といただいたフォトスタンドにサインを入れてもらいました。
ブログでアルバムの宣伝もしてくれてありがとう。」「あ、あ、いえ・・」ドキッ!!!!!読まれてたんですねーー!!!!
変なこと書いてたらほんっとにスミマセン。
でも私は梶原順の回し者と呼ばれても良いくらいこのアルバムが好きです(笑)。みんな『EVER』買ってね!!

そんなわけで、今夜もとっても幸せな気持ちを噛みしめながら帰りました。
その後ホントは笑い死にしそうなくらい楽しい時間もあったんですけど、その話はまたいずれ。


『第九ひろしま2007』in 広島サンプラザ

2007-12-16 | ライブ・コンサート

広島サンプラザで開催の『第九ひろしま2007』に行った。
今年の第九は話題のスピリチュアルカウンセラーでもある江原啓之さんがゲスト。江原さんの熱心なファンで熊本から来て朝7時から並んだ人もおられたとか。
私はひょんなことから東京在住のT子さんに誘ってもらい一緒に行くことになった。

コンサートは二部構成で第一部は江原さんの歌とメッセージのコーナー。
『オーラの泉』などのテレビ番組ではおだやかな口調でとつとつと話される江原さんは18才から声楽をされてきたらしい。朗々とした歌声でメッセージを伝える江原さんの歌は心に響いて感動した。

そして第二部。
今年で23回目を迎えた「第九ひろしま」。
このコンサートでは「8000人の第九」という名目で会場の観客も全員一緒に歓喜の歌のあの有名なフレーズを歌う。
今年の合唱団は江原さん効果も手伝って過去最高の1477人。下は6才から上は86才までの参加になったそう。

『第九』ベートーヴェン作曲交響曲第9番ニ短調作品125。ベートーヴェンの生涯最後の作品。
社会に対して時代に対して常識に対して、生涯にわたって挑み続けたベートーヴェンの人生を凝縮したようなこの曲。
1824年の初演から始まり「年の変わり目」「時代の移り目」に世界中で何百回も演奏されてきた。

ベートーヴェンがシラーの詞『歓喜に寄す』にいたく感動し曲をつけようと思い立ったのは22才の時だったそう。
それから30年後54才の時にこの交響曲第9番は初演を迎えた。
当時、音楽家にとって何より大切な聴力を失ったベートーヴェンがこの曲に託した思いは深い。
今日は改めてその第一楽章から第四楽章を聴きながら、涙が溢れて仕方なかった。

最終楽章の第四楽章での歓喜の歌のフレーズを合唱団と一緒に歌った。
心の中が洗われるような素晴らしいコンサートだった。
この模様は12月24日にテレビでも放映されるそうです。皆さんも観てみて下さいね。

Freude, schoner Gotterfunken,
Tochter aus Elysium,
Wir betreten feuertrunken, Himmlische, dein Heiligtum!
Deine Zauber binden wieder, was die Mode streng geteilt;
alle Menshen werden Bruder, wo dein sanfter Flugel weilt.

歓喜よ、美しき神々の煌めきよ、
エリジウム(楽土)から来た娘よ、
我等は炎のような情熱に酔って
天空の彼方、貴方の聖地に踏み入る!
貴方の御力により、時の流れで容赦なく分け隔たれたものは、再び一つとなる。
全ての人々は貴方の柔らかな翼のもとで兄弟になる。

ベートーヴェン交響曲第9番曲目解説 より)


『SPITZ JAMBOREE TOUR 2007-2008

2007-12-13 | ライブ・コンサート

スピッツのコンサート『SPITZ JAMBOREE TOUR 2007-2008 "さざなみOTR"』に行った。
「マリさん今日ヒマです?」 夕方突然友達のCさんから電話が入った。
Cさんは熱心なスピッツファン。もう1人の友達と今夜のスピッツのコンサートに行くはずだったんだけど友達の子供さんが熱を出したらしく行けなくなったということで代わりに誘ってくれた。
もちろん暇じゃなかったんだけど予定を変更して急きょスピッツを観に行くことに。
前からスピッツのライブって観てみたかったんだよね。

広島ALSOKホールで2日間公演。もちろんSOLD OUT。
会場に着くと昔からのファンっぽい人達で溢れていた。
草野マサムネモデルのギターが展示してあったのでとりあえずパチリ。

会場に入り場内が暗くなると同時にみんな立ち上がりスタンバイ。
「キャー、マサムネさ~ん!!」と真後ろの女の子から声援。
曲が始まると一気にヒートアップ。 Cさんも会場ももうノリノリ。もちろん私も合わせる。
今度は後ろの女の子「スピッツー!!」。
同時に友達とおぼしき人が「全員なん?」って軽く突っ込みを入れている(思わず笑いそうになる)。

心地いいイントロから草野さんの歌に入る。
Cさんが「CDそのまんまの声なんですよ~」とメロメロの草野マサムネの声。確かに気持ちいい。
全員がとってもいいバランス。どんどん曲が続く。
MCはそれほど上手くない。MCが始まると途端に一般人みたいになる。
だけど曲が始まるとメンバー全員の熱いオーラが会場を包む感じ。
熱い曲、静かな曲、夢心地のままどんどんライブは進み、あっという間に2時間半経っていた。

スピッツの生ライブは初めて見たけど、ホントにロックしている。
バンドの音がすごく気持ちいい。CDの何倍もイイ。全員がすごく個性的でそして上手くまとまっている。
特に今日初めて思ったのはベースの田村さんがとっても上手いこと。知らなかったなあ。 そしてサポートキーボードのクージーさんの存在は特に大きかった。 コーラスのほとんど、大事な音のほとんどを受け持っていた。スゴイです。

いいライブを観ました。また元気になれました。
私ももっともっと高い所を目指して頑張ります!!