あれは,あれで良いのかなPART2

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何事も良きライバルが大切

2006年03月09日 21時24分46秒 | スポーツ全般
世界ジュニア選手権に出場した「真央ちゃん」こと浅田選手,トリプルアクセルを成功させるという偉業を達成するなどして,SP2位になったようです。

フリーで勝負だ!!

頑張れ真央ちゃん,と祈らずにいられません。自分を信じて自分の力を120%出し尽くしてほしいものです。
そして応援している皆様(私も含めて),現在1位のキム・ユナ選手が転けるなんてことを願わないで(そんなことを願うのはどこぞの大臣と同じですぞ!),むしろ彼女も120%の力を出し尽くすことを祈りましょう。そうです。浅田選手とキム選手の「ガチンコ勝負」,これを見ましょう。そして,ガチンコ勝負で浅田選手が優勝することを祈ろうではありませんか!!

ところで,このキム選手,真央ちゃんと同じ15歳で,実力も互角です。2人ともお互いを「最強のライバル」と思っているようで,お互いに切磋琢磨をしています。
このようなライバルがいるからこそ,真央ちゃんの成長もすさまじいものがあるのでしょう。と同時に,韓国でも彼女以外にも多くの選手が育ち始めてきています。

フィギュアに限らず,およそ人が何かの目標をやり遂げ,または自分が成長するためにはライバルの存在が不可欠です。
古くは上杉謙信と武田信玄,村山実と長島茂雄,大鵬と柏戸などなどライバルがいたからこそお互い大物に成長しました。また,最近では,亀田兄弟は,3兄弟がそれぞれをライバル視していることからあそこまで成長したといえるでしょう(もっとも,これからは対戦相手にあのレベルの人間が現れてこなければ,あの兄弟の成長もあれまでになってしまうでしょうが。)。

どんなことでも,やはりライバルというのは必要だといえます。この場合のライバルとは,実力が互角で,ちょっとでも油断するとすぐそのライバルに抜かされてしまうような脅威を持った存在を言います。実力が格段に上の人は,もはやライバルではなくあこがれの人に過ぎません。
さらに,ライバルとは敵ではありません。むしろ,実力が互角であるということは,そのまま成長を続けることで,最終的には自分たちがその世界のトップに君臨できることになり得るからです。
真央ちゃんには,キム選手が同世代としてのライバル,国内で同レベルといえる恩田選手等のライバル,さらにはスルツカヤ,コーエン選手など外国選手ライバルなど,多くのライバルがいます。その状態がある限り,真央ちゃんの成長はまだまだ大きく期待できるでしょう。

ところで,そんなライバル関係が崩れだしたところがあります。それは,国会です。
かつては,自民党対社会党など与党と野党とが微妙な位置にあることから,自民党も政権与党とはいってもライバルである社会党の存在もあったために,あまりむちゃくちゃなことができませんでした。むしろ,根回し政治など変な問題は残ったにしろ,国民を見ている感じがあったような気がします。つまり,社会党に対する一定のリスペクトを持って国会に臨んでいたといえます。
しかし,今はどうでしょうか。二大政党として民主党がライバルになるのでしょうが,残念ながら,自民党は民主党をライバルとは見ていません。つまり,実力が互角だとは全く思っていません。当然,抜かされてしまうような脅威も感じていません。
したがって,国会では今政党同士の切磋琢磨が行われていない,すなわち成長が止まってしまったといえます。政党の成長が止まることは,政治の成長がないことを意味します。
政治が成長しないということは,日本国の成長が止まったといっていいでしょう。
日本国の成長が止まったということは,私たちの生活がこれ以上豊かになることはなく,今後はしぼんでいくだけ,ということになります。
このようなことにならないためにも,民主党には自民党のライバルにふさわしい実力をもっと付けてほしいものです。政権交代云々ではなく,まず自民党と同じレベルの力を持つこと,これが大切ではないでしょうか。

もっといいます。国会は,まだ自民党と民主党という上辺だけのライバル(真のライバル関係ではないというのは前述のとおりですが)があるだけましです。しかし,世の中,上辺のライバルさえないところがあります。
それは,「多くの地方議会」です。
すべてではありませんが,多くの地方議会には,少数の会派はあるものの,基本的には「保守系無所属(自民党系)」の議員団によってほとんど構成されています。当然,議員間にライバル関係はありません(遺恨関係は山ほどありますが,切磋琢磨するというライバルとは真逆のものです)。
したがって,地方議員の場合,ライバルなきままに議員を続け,結果議員も成長しなければ,地方自治体も成長しないという事態になってしまったのです。
地方自治体で勝ち組と負け組ができた理由の一つには,このようなライバル関係の有無があるということを良く認識してください。

ちなみに,最近の若手議員は,他の町の議員と勉強会をするなどしており,その中でライバル議員を見つけているケースがあります。これはもちろん,自分の実力を上げていくためには重要なことです。
ただ,やはりそれだけではなく,同じ都道府県や市町村の議会の中でライバル関係を作り上げることが重要だといえます。そうしなければ,「その町のレベル」も上がっていきません。

真央ちゃんの話から,最後は地方議会の議員の話へと大きくそれてしまいましたが,最後に改めて言いたいことは,「みんな,ライバルを持とう。そのためには,ライバルになる器になろう。」ということです。

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