<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

そろそろ2夢2幻。

2023年11月30日 08時28分44秒 | Weblog

人間(じんかん)五十年 下天(げてん)のうちをくらぶれば 夢幻のごとくなり 一度(ひとたび)生(しょう)を享(う)け 滅せぬもののあるべきか 

幸若舞「敦盛」の段より

下天:天界の最下段の化楽天=化天。ここでの800歳は人間界の1日に相当している。らしい。人間が一日を生きている間に、天界の天人は800年を長々と豊かに生きている。

人間界の50年は夢幻のようなものである。この世に生を受けて死なないでいられるということはない。

といいながら、わたしはもう78年間を生きて来た。そろそろ2夢幻に近くなっている。1夢幻=50年とすれば、だが。

つまり一昔前の日本人よりは、夢幻を四捨五入して約2倍強く濃くしたたかに受け止めていることになる。その分の実人生やいかに? 薬缶に立ち上がるほんわりほわりのホケ蒸気のようなものか。

今日も寒い。まもなく午前9時。日が差し込んでこない。気温9・8℃。コタツの上の指先が冷たい。肩先がほっそりして寂しい。風はない。またまた下痢。世をはかなんで腹に溜まるものがない。

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鼻先がつんと冷たい。

2023年11月29日 18時00分49秒 | Weblog

手で顔を撫づれば鼻の冷たさよ

高浜虚子

鼻は顔の突起物。高台。寒い風が行くと一番に反応する。

そうしていなくちゃならない、ってこともないのかもしれないが、そうしている。つんと冷たい。

しょっちゅう冷たい空気を吸っているからかな? 容易にぬくもりきれないのかな?

そんな冷え込んだ鼻先なんて触らなくていいのに、触る。何かの拍子に手が行く。高い突起物のところで、手が止まる。

鼻が冷たくなるのは冬。だからこの句は冬の句。写生句。別に、だからどうだってこともない。でも、俳句になってみると、なるほどの発見でもある。

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痩せたね、って妻が気遣う。

2023年11月29日 14時51分10秒 | Weblog

此を喰ったらおいしいだろうな、の此がない。まだ、ない。

食べ物って、けっこう大きなファクターなんだよね。

今日の日の満足度バロメーターを司っているんだよね、けっこう。

年をとるとなおさら。わっと飛びつくようなハッピネスなんて、そうそう訪れて来ないんだものね。

逆も言える。食べ物くらいで、老人は、一日をハッピーにできる。そういうこともある。

痩せたね、って妻が気遣う。今夜は冷凍物だが、貝柱料理のようだ。バター焼きだったら、おいしく食べられるかもしれない。

我が家の畑の菠薐草(ほうれんそう)が洗って干してある。和え物になるのだろう。この野菜はビタミンが豊富だよね。

 

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健康にして生きている、それが最高なことなのに。

2023年11月29日 14時38分16秒 | Weblog

健康が一番だよね。ほんとうにそうだよね。

それに気付くのは、しかし、いつも健康を損ねたときである。

健康をしているときには、それはきまって度外視されている。

病気になって萎えて小さくなってうんうん唸って苦しんでいるときになって、ひょいと、ああそうだったなと思う。

一番有り難いのは健康だなって思う。しみじみとそう思う。

じゃ、健康にしていれば何から何まで幸福一色になれるかというとそれがそうでもない。それがそうでもなくなる。

+αがほしくなる。にゅきにょきと+αの茸が芽生えて来る。茸が大きくなるにつれて、健康の価値が下がって行く。

健康にして生きている、それが最高なのに。最高を生きていて輝いていていいはずなのに、それがそうではなくなることになる。

インフルエンザを病んで、半月ほどが経過した。快復が遅れている。きつい。食べ物がまずい。力が腹に座らない。

まだ、「健康が一番だよ」が金科玉条でいられている。

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世話ないよね。畑の長崎白菜の勢いに感動。

2023年11月29日 14時19分21秒 | Weblog

世話ないよね。僕以外のもので、感動していられるんだものね。僕自身のことじゃなくて、すむんだものね。

長崎白菜は巻かない白菜。それが、うわわわわ~んという具合に成長を遂げている。

白菜は内側に力を込めて巻いて行くが、長崎白菜はそれをしない。外へ外へ緑黄の葉っぱを広げて行く。

1個がずいぶん大きい。もちろんふんわりふわりしているが。引いて、値を切り捨てて、それでも胸に2個は抱けない。

それが畑に1列列んでいる。まだ誰も食べていない。おいしそうにしている。鍋物につかっても、柔らかそうである。

世話ないね。野菜の、見るからに健康そうなエネルギーの、外観くらいで、感動していられるんだものね。

いやあ、それにしても立派だね、我が家の畑の冬野菜は。

待ちきれないので、まずはお隣に一番でっかいのをたべてもらうことにした。午後から、長崎白菜の一抱えがもらわれて行った。

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僕は軽い感動を覚えてしまった。

2023年11月29日 14時05分56秒 | Weblog

あったりまえなんだけど、ほっそりしていた高菜の幼い苗は、成長すると、ゆさゆさの力強い高菜葉になる。香りが100倍ほどになる。植物が発揮した力の結集を見ているうちに、僕は軽い感動を覚えて、胸キュンになってしまった。

ベランダに、いま干してある。畑から引いてきた高菜3株を、洗って。4分の1ずつに切り分けて、12分等されて、干してある。日射しが来て水気を乾かしている。夕方には、干された高菜葉は萎れるだろう。

家内が高菜漬けをする。夕方には、塩揉みされて、香りを100倍にして、漬物専用タッパーに、くたりとなって積み上げられるだろう。一週間、10日ほどが経てば、立派な高菜漬けに成り切って、食膳に上がるだろう。もっと早いかもしれない。

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すぐに、ごろんをしたくなる。

2023年11月29日 13時08分53秒 | Weblog

はっきりしない天気だ。曇ったり照ったりしている。午後1時過ぎのいまは曇ってる。寒い。風はない。

正午になる前に、畑に出た。人参の畑の、草取りをした。小さな丸椅子に座りながら、たった10分ばかり。土弄りをしていると、なんだか元気をもらえる。その確信がある。確信通りにはいかなかったけれど。

家内が外から帰ってきて、お昼ご飯となった。巻き寿司を4個つまみ、蜂蜜を塗った食パン・トーストを半分こした。あったかいコーヒーミルクも飲んだ。

午後からもう一度外に出るつもりをしていたが、出て行かないでいる。曇っていて、空が重たそうにしているから。それと、やはり元気が今一つ湧き起こらない。すぐにごろんをしたくなる。

 

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これで済む。済んでいる。

2023年11月29日 10時05分21秒 | Weblog

明日のことわからぬわれと今日のことわからぬ母と桃を分け合ふ

ふふ、今日のN新聞の「短歌月評」欄にこの作品が載っていた。読んでくすっと笑ってしまった。作者名はメモをしなかった。

美味しそうな桃があったら、食べたくなる。これでいいんだろうね、先のことがわからなくても、今日のことがわからなくったって。

おいしかった、これで済む。済んでいる。

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春が来るまで目を閉じて眠れるの?

2023年11月29日 09時48分37秒 | Weblog

そろそろ神輿を上げようか。お尻のミコシだけど。外は日が溢れている。ベランダに出て、猫の隣で、日向ぼっこをしようか。

しょっちゅうクダを巻いた蛇でいるのも、退屈。

蛇と言えば、もうそろそろ冬籠もりの支度に掛かっているんじゃないのかな。蛙さんたちも土の下にもぐり始めているんじゃないのかな。

春まで目を閉じて眠れるなんて、凄いよね。飲まず食わず、ひたすらに寝て寝て、寝て。冬場の短期間ミイラ術を、彼らは編み出したのだ、賢いや。

(落ち葉の中30cmはしかし、ほんとうに、暖かいんだろうかね?)

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したいことが見つからない。

2023年11月29日 09時29分06秒 | Weblog

したいことがあるなら、すればいいんじゃないか。ろくな事でもないとしても。

したいことが見つからないよりは、うんとましなんじゃないか。

いまは、そのろくな事でも見つからない。気力衰損している。ものも人も追い掛けない。箍(たが)が外れた桶には水は溜まらない。

人参を鼻先にぶら下げられても走り出さない競走馬は、木枯らしの吹き荒ぶ厩舎の冬をどう過ごせばいいのだ?

9時半を過ぎた。冬の日の日脚が部屋の奥まで延びてきている。手の平に掬い取ってくれば、それだけであたたまりそうだ。

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