♪ ほろり涙で風呂焚く嫁女、煙いばかりじゃないらしい ♪
民謡新相馬節より。
お風呂は五右衛門風呂。焚き口は風吹きすさぶ外。嫁女は、家族全部がすませた後になる。それまでは藁を燃やす。ぬるくなれば、木を燃やす。燃えないと煙ばかりになる。夜が更ける。嫁ぐ前が懐かしくなって、涙がこぼれてしまう。ほろりほろりと溢れて来て頰を流れ落ちる。
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涙はいい。ほろりほろりと泣いた後が、あたたかい。あたたかなこころになって潤う。
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このお爺さんは、昨日、仏壇の前で、阿弥陀経を読経している内に、ほろり涙になってしまって、読経が続けられなかった。感情で読んでしまっているんだなあ。わんわんわんわん泣いてもよかったんだが。
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