面(むか)いて愛語を聞くは面(おもて)を喜ばしめ、心を楽しくす。面(むか)わずして愛語を聞くは胆に銘じ魂に銘ず。愛語よく廻天の力あることを学すべきなり。
曹洞宗経典「修証義」より
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直接であれ、間接であれ、耳に聞いたらそれがよろこびになるような言葉、こころが楽しくなるような言葉を使えたらいいなあ。それを聞いたら、腹の底にいつまでも残って、元気を出させる。それを受け取ったら、天地をひっくり返すような大きな力が湧いて来る。そういう、相手を勇気づける言葉が使えたらいいなあ。また、聞いて勇気を湧かすようでありたいなあ。
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天地は愛語に満ちているから、聞き耳を立てておきたい。小鳥の声も愛語の声である。雨の音、風の音、谷川を水が流れる音も、愛語の声である。わたしを元気にさせる。
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