不平は言わない方がいい。言って、いいことはない。利益にはならない。
不満を言わない方がいい。言ったから、それがどうなるものでもない。こちらの利益にも、あちらの利益にもならない。
憎悪しない方がいい。健康にいい。憎悪したから、それで平和になれるというものでもない。
悪口は言わない方がいい。こころの中にも抱かない方がいい。1グラムも抱かない方がいい。
それはみんな自分を苦しめるだけだ。毒物になる。毒は己の胃を損なうだけだ。
不平は言わない方がいい。言って、いいことはない。利益にはならない。
不満を言わない方がいい。言ったから、それがどうなるものでもない。こちらの利益にも、あちらの利益にもならない。
憎悪しない方がいい。健康にいい。憎悪したから、それで平和になれるというものでもない。
悪口は言わない方がいい。こころの中にも抱かない方がいい。1グラムも抱かない方がいい。
それはみんな自分を苦しめるだけだ。毒物になる。毒は己の胃を損なうだけだ。
現役のお相撲取りさん(序の口序二段らんく)のような、立派な足・腰。出っ張った腹。筋肉の胸。オミゴトな裸がずらりずらり。一人二人じゃない。
若者ではない、白髪のあきらかに老人である。老人なのに、健康な若者の肉体を維持しておられる。衰えが見えていない。感心した。感心しきりだった。
(10人に1人は、すっかり痩せて枯木をしている。皺がたるんでいる。この人は順調に老人の坂を下ってきている人だ)
*
先日、ひさしぶりに友人といっしょに、嬉野のシーボルトの湯に遊んだ。日本人は80歳90歳100歳老人大国。勢い天を衝くほどだ。衰えがない。湯船に浸かるご自慢の健康肉体群を、眺めて眺めて眺めた。
(しかし、まあ、元気で元気で元気を持て余して、かといって行くところもなくて、ついに午前中からみなお湯屋に駆け込んできている、というわけだろう。笑っちゃった)
喉の奥がジガジガする。風の前兆か。またか。イヤだよ。
洗面所に行って、水嗽(うがい)を何度かする。すっとする。暫く経つとまたジガジガ・イガイガする。
抵抗力の弱ったお爺さんは、しょっちゅう、風邪菌に侵略されている。嘗められて、カモにされている。
咳が、ときどき、ぶり返す。こほんこほん、ごほんごほんする。薬を止めると、咳が復活する。
*
好かれているのは風邪菌くらいか。なら、恨まずに、仲良くするか。敵じゃなくて仲間内にしておくか。
昼間は、ウエストに行った。よく行く店だ。いつもの(玉葱・小海老の)掻き揚げうどん550円を食べた。椅子に掛けると、店のお姉さんが来て「何をしましょう?」というので、「いつものを」と答えると、「はい、じゃ、掻き揚げうどんですね」で決まった。5分も経たずにすぐに運ばれて来た。掻き揚げの下に、刻んで置いてある葱をたっぷり詰め込んだ。ゆっくりゆっくり食べた。あたたまった。食べ終わる頃には、着ているジャンパーを脱ぎ捨てた。
僕はのろい。食べるのものろい。紳士服サラリーマン・労働着着用のう団体さん・学生・親子・よろよろお爺さんお婆さん、老若の客が次々に入れ替わった。
日本人は麺類が好きだなあと感心した。(どちらかというと、男性客が多かった気がする)
さみしいです。生きて行くのはさみしいです。さみしくない暮らしをしておられる人が、羨ましいです。(羨んだって、どうにもならないんですけど)
*
こんなに寂しい老いの日々なら、短くていいように思います。
*
寂しくないように暮らしていくには、どうすればいいのでしょうね。
スナックへ出掛けて行って、スナックのママさんにお酒を注いでもらったら、寂しさが癒えるのかもしれませんが、この辺りには、そんなしゃれたスナックなんかありません。町までは遠いです。
*
映画館まで行って映画を見てたらいいのかなあ? どんな映画だったらうきうきできるのでしょう? (僕は、わざとわざと、ぎゃあぎゃあぎゃあと笑いを要求する種類のお笑い番組がキライです)
映画館も遠いところにしかありません。一人でぽつんと見ていても、寂しさは埋まらないかもしれませんね。
*
寂しいときには、ふふ、寂しくしているのがいいのかもしれません。他に方法なんかみつかりませんね。
雨が降っています。しと、とと、とと、しとと。気温は14・3℃あります。畑には恵みの雨です。
*
近くの郵便局へ行って来ました。お金を下ろしに。2回も。(1回目は、ATMの前に立ってみたら、鞄の中には通帳がありませんでした)
傘を忘れて、持っていかなかったので、雨の中を歩いて、濡れました。
*
よく物忘れします。眼鏡を忘れます。携帯を忘れます。財布を忘れます。探しても探しても、それがなかなか出て来ません。困ったものです。老化が進んでいます。
ちちんぷいぷい。この語には、そもそもの意味はないが、使われてみると、それらしいニュアンスが伝わる。それらしい状況設定が伴っているからだ。
*
わたしも、ちちんぷいぷいしたみたくなっている。この場をぷいと消えてみたくなっている。
ま、わたしがこの場を消えてしまっても、何ら変わることはない。雲は雲、風は風しているだけなんだけど。
*
昔、そういえば、小学生の頃に、仲間と忍者ごっこをして遊んだ。そのときにも、たしか、呪文を唱えていた。両手の指をそれらしく組んで。忍者漫画ばやりだった。消えなかったが、消えたふりをした。
*
そうなんだ、消えたフリしか出来ないんだった、いまも。ちちんぷいぷい。効果なし。効果なしでも、楽しめればそれでいいのだ。岩になって居るわたしの固形物の肉体が、煙のように、ものの1時間ほどでいいから、すすすっと消えたらいいのにね。
することはない。することがあるとなると、義務感に追い掛けられて、疲れてへし折れてしまうところだが、ない。するべきことはない。だから、怠け者をして、コタツに足を延べてぼんやりして、なんにもしないでいる。
*
2023年12月14日。今日は木曜日。曇っている。風もない。外気温は14・2℃。ちょうどいいくらいの寒さ。
*
それはそれとして、僕の今朝の夢は凄かったぞ。大きなバケモノたちが次々に訪ねて来て、あらんかぎりのパワーを僕に注入していったぞ。僕の体のからっぽチューブがぱんぱんに膨れ上がったぞ。
1バケモノ、2バケモノ、3バケモノ、4バケモノ、5バケモノ、それぞれがそれぞれの特殊な元気パワーをズドンズドンと打ち込んで行ったぞ。お爺さんも雲のようなバケモノになっているぞ。
バケモノに化けた四天大王、梵天王、帝釈天王さまたちだったかもしれない。お不動明王さまたちだったかもしれない。これだけ打ち込まれたら、元気になるしかあるまい。
*
10時になった。退屈を覚えている。新聞は読んだ、ざっとだが。でかけるか。ドライブをしてぶらりぶらりするか。でかけてもいいが、行く当てがない。待っててくれている人もいない。