さみしい。
ふっとさみしい。
さみしさを癒してくれる薬はないか。
薬と書いてなくとも、その効能を発揮するものであればなんでもいい。
＊
風景でもいい。
キャンデーでもいい。
小鳥の声でもいい。
ふんわりとした雲でもいい。
さみしい。
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人には期待出来ない。
たといそういうやさしさを持つ人が傍に来てくれても、わたしは石。頑固頑迷な石。
冷ややかにして、石の扉を閉ざして受け入れない。どうにもならない。
寧ろ石の破片でその人を傷つけてしまう。
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さみしい。ふっとさみしい。曇り日のせいなのかもしれない。
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おまえ、たったそれだけのことで、さみしくなってしまうのか。一日をさみしくしてしまうのか。
さみしさの塗料屋さん、弱虫すぎてはいないか。
台湾ホウレン草（別名、空心菜、別名エンツアイ）も発芽しません。日にちはたっているのに。
発芽温度に達していないのでしょうきっと。
台湾が原産なら、その条件は満たしていないはず。この数日は特に気温が下がっています。
人様にお分けしようにも、発芽していないのだからどうしようもありません。
昨日もう一回種を蒔いてみました。
今朝、わたしのこころは、潤いを求めているようです。
わたしのこころが潤うと、そこに小さな川が流れます。
そうするとわたしはそこに足を投げて浸します。
気温が高くなった五月ですから、温水でなくとも大丈夫です。こころがそこでわたしの足の血流をよくしてくれるでしょう。
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種を蒔いていたのに夕顔が発芽しません。いつまでたっても。がっかりです。
発芽しやすいように傷をつけてから種蒔きをしなさいと言うデイレクションが副えてあったので、そうしたのに。
もしかして傷が深すぎたのかもしれません。
夕顔は匂いが好きです。夕暮れ時にそれを見て、匂いが嗅げるところまで近づいて行きます。
