十方所来諸仏子 顕現神通至安楽 瞻仰尊顔常恭敬 故我頂礼弥陀尊 龍樹菩薩龍樹菩薩経典「十二礼」より
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じっぽうしょらいしょぶっし けんげんじんづうしあんらく せんごうそんげんじょうくぎょう こがちょうらいみだそん
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十方より来たるところの諸々の仏子は、神通力を顕現して安楽(国)に至り、(阿弥陀仏の)尊いみ顔を瞻仰す。この故に我(=龍樹菩薩)は阿弥陀世尊を頂礼す。
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十方の星々、国々より、阿弥陀仏を慕って集まって来たたくさんの(物質界の物質的)死者たちは、阿弥陀仏の神通力を頂戴し発揮し、(永遠の宇宙の命として)再生し、弥陀仏の建国した極楽浄土に到着し、そこで安らかな阿弥陀仏のみ顔を仰ぎ見ることができたのであった。
かくかくしかじかのことを思って、感極まって、わたし(龍樹菩薩)は阿弥陀如来を拝して敬うのである。
(これはわたしの解釈であるから、解釈の底が浅い)
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此処にはわたしたちの(物質界)死後のそれからさきの道標が書き記されている。ここに至り着くのである。これは阿弥陀如来の神通功徳である。徹底して他力である。わたしの力を必要としていない。わたしの力で至り着けというのであれば、オミットであったが、そうではなかったのである。わたしたちの安楽国到達、往生成仏は仏の約束だったのである。仏に間違いはあるまい。
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心配は要らない。安心していい。安心して死んで,安心して成仏して仏として生きるのである。
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この一筋の道を明示した仏教経典を読むと落涙する。
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