巨大輪混合朝顔の種を蒔きました。青い色赤い色白い色、薄青い色薄赤い色などが混じっています。小さなポットに培養土を詰めたところに一粒ずつ種を落とし土を被せ、如雨露で水撒きをして終わりました。全部で17個のポットが長四角の平たい籠に並びました。夜露を打たせるために、ビニール製の籠は庭に置きました。何日寝たら発芽するのでしょう。楽しみです。あとは鉢に移植して育てます。鉢と培養土を準備しておかなくてはなりません。もちろん肥料も。水遣りが欠かせなくなります。留守が出来なくなります。旅にも出られなくなります。朝ごとに見事な大輪が咲いたら、人にも見てもらいたくなります。花自慢をしたくなります。
働いたぞ働いたぞ働いたぞと誰かにいいたくなるくらいよく働きました。はい。満ち足りています。といっても老爺のすること、高が知れていますが。日が入るまで畑に陣取っていました。買ってきていた野菜苗、花苗が全部植え終わりました。野菜苗は畝を盛り上げた後に植え付けます。トラクターがあれば便利ですが、わたしは小さな手具の農機具でそれをするしかありません。肥料も施しながらです。時間がたっぷりかかりました。その分だけ働いたという気分になります。最後に水をジャブジャブ撒いて上げました。西の空が赤く色付いていました。しんみりしました。働いたご褒美に、制限を掛けていた缶ビールを2缶飲みました。ご機嫌です。お風呂に入って筋肉のこわりを揉みほぐしました。
7
書いて書いて書いて、毎日書いて、青空でいっぱいの「そのうち」という国を発見する発見者になろうと勢い立っている。暢気な父さん髭三本。その髭もしかし、老爺の頭には一本もない。これでどうするっていうのかなあ。
わたしのこのドンキホーテぶり。笑っちゃった?
*
あ、もうお昼だ。お昼ご飯を食べなくちゃ。お昼からは畑に出たい。
6
ふらりふらり書いている。ふらりふらりだから、たあいもないけど。ことばは旅をする。ことばに旅をさせる。そのうちそのうちでなくてもいいはず。いいはずだけど。旅する旅人は運動靴と帽子と背中にリュックを背負っている。小さい目がそこで大きく見開かれている。
5
そのうちに、人間界の誰かがひとり、しょんぼりしていた人がひとり、「わたしはあなたが書いたものを読みましたよ。それで今日のこころが少しばかり元気になっていますよ。おやおや、どうです、わたしのこころはいつのまにか朗らかな四月の青空になっています」とひとこと洩らしてくれる。そんな偶然が待っていてくれるかもしれない、それを当てにして。それって、「のぼせもの」っていうのかなあ。
あ、ひとこと洩らしてくれる人は、しょんぼりしていなくてもいいけど。
4
言葉に旅をさせているそのうちに、真っ青な空の何処かにあるはずのお伽の国に行き着けることがあるかもしれないって、そんなことを想像して。そこでフェアリーテールをたくさん書く。こどもたちがそれを読んでくれる。笑ってくれる。楽しんでくれる。そうなれば、いいじゃない? そりゃいいよ。いいよいいよ。だろう?
3
そのうちに、仏陀に褒められることがあるかもしれないと漠然とそんなふうに信じて。詩を書く。書き散らす。仏陀になったふりをして仏道の詩を書こうとするのだが、詩にならない。難しくて音を上げる。でも懲りずに書く。
仏陀を待っていられなくなって、書いている内に、おもわずひとりでに「にこりのおもらし」をすることがあって、そのにこりが強烈で、体中が快感ホルモン漬けになってしまう。そういう偶然が待っていてくれる。そういうことだってないとは限らない。そんな偶然を当てにして。
2
そのうちに、桜が咲いてココホレワンワンが鳴いて、ことばの大地の此処を掘ってみたら、そこには金塊が埋まっていて大金持ちになっていた、ってことがあるかもしれないと思って。書く。たあいないけど毎日書く。大金持ちのお金はみんな「人を幸せにする夢の蝶々」を百千万億兆羽、空に飛ばす資金にする。
1
書いている。ブログを毎日書いている。そのうちそのうちを夢に見て。そのうちって? ん。そのうちはそのうち。
ことばは旅をする旅人。旅をさせている間に何が起こるかは分からない。
そのうちにひょっとしてわたしが精神国の王様になれるかもしれない。わたしという精神国の在処が分かって。そこへ行く。そこは新緑の風が吹き渡って清々しくしている。そこに王としてしばらく逗留する。
エンジェルスの大谷投手の3連勝ならず。レッドソックス戦は失点で途中降板。ううう~ん。残念。
ま、そういうときもあるか。デコがあればボコもある。ボコがあったらまた次にはデコもある。めげずにいれば、いいのだ。
なにしろ相手は、じゃんすか打ちまくる大リーグ打線だからなあ。メジャーリーグで戦っているだけでかっこいいや。いつも晴れ男してればいいんだ。
そうだ、今度はバッターで登場すればいいじゃないか。あのベーブルースだって、投げると打つを、悩みながら、交互にないまぜていたんだから。