多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

主導権は誰にあるか 親対こども、先生対子ども

2016-12-23 10:33:56 | 修業について
子どもが ごくごく小さいうちは、親が 子どもに合わせるのは 当然だと思うのだけど、


ある程度 わけが わかるように なったら、「この場面での ボスが だれか」ということを


教えなければ ならない、と私は 思ってきた。


子ども部屋で 遊ぶのは いいけれど、居間で 遊ぶときには 許可が いるとか、


勝手に 人のものは 触らない、ましてや 使わない、等々。


買い物の 時も何を買うのか、決める権利は 親にあって、


好きなものや 予定外のものは 自分の小遣いから 出すこと、などを


こつこつ 教えてきた。


だから 子どもの「これ買って攻撃」というのを 私は 体験していない。



家の中は くつろげる 場所にしておかなければいけないけど、


その中でも ルールは あるんだよ、ということを


私は 子どもたちに教えてきた。


乗り物の中でも 、それが たとえ 自分の家の車の中であっても 



やたら 騒いでは いけないこと、公共の乗り物のなかでのルール獲得は


難しいことでは あったけれど、一歩一歩 努力しながら 


おとなしく 行き先まで 黙って乗っていけるようになりました。


音が 怖くて、人が怖くて、知らない場所が 怖くて、ハードルが


自閉っ子にとっては 高いハードルだったけど、


そのままにしておいて 5年、10年たって そのままだったら


大変なことになる、と 子どもが ちいさいうち、


「うるさい子供だなあ」と 周りが 眉をひそめながらも


我慢してくれる時期に、その訓練を すませました。


子どもと 出口に陣取って、「次に降ります」といいつつ、


一駅乗って また降りて、を繰り返し、


いつしか 乗り物内での パニックは なくなりました。3歳か4歳くらいだったと思います。


そして迎えた 園での遠足。苦手な バスや電車を クリアして、1日楽しめたことが


いい思い出になっています。


園では 親ではなくて、先生のいうことを 聞くこと、学校でもそれは同じ。


どこの場でも 迷ったら 自分より 年齢の上の人や 立場が上の人の いうことを


聞きなさいと 教えてきました。今そのことが 職場で 役に立っているようです。


トラブルが 起きた時は 私が 出向き、私が 先生に 頭を下げる姿を見て、


「あ、この人は お母さんより えらいひとなんだ」と


わかっていったように 思います。


先生と お話合いしたいときは 子どもが いない時に 時間を取っていただき、



問題を共有し、知恵を出し合い 解決策を 探っていきました。


子どもの前で 子どもの 問題点を 親や先生が 話し合う場所なんて


子どもは 居たくないし 聞きたくない話もでるから


その時によって それは 切り替えました。


今 自閉っ子も 兄ちゃんも、勤務先の社長さんを 尊敬して


なんとか 役に立ちたいと 熱心に働いているようです。


自閉っ子の 働いている所は 本社から 遠いので 社長さんに お目にかかることは


多分 ないでしょうが、自閉っ子は HPを開いて 


社長さんの 写真や 「わが社の方針」だの「お客様への ごあいさつ」だののページを


開いて じっと見ているときが あります。 


自閉っ子は 愛社精神旺盛で、自分の会社の製品を 社販コーナーで買わず、


わざわざ 駅前の お店で 定価で買ってきます。


夫は 「安いほうで 買えばいいのに」と言いますが


自閉っ子が 自分の お金で していることなので、


私は 「会社の売り上げに 貢献したねえ」と言ってやります。 









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花風社

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