多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

私の痛みの感覚

2016-12-22 20:51:43 | 病気あれこれ
わたしの痛みの感覚は、どうも 人と違うらしい。


私は 注射も採血も 平気である。


ただ 私の血管は 採血がしにくい特別な 血管らしくどの 看護師さんも 苦労するし


何度も 刺す場所変えたり 針を入れてから 中で ぐりぐり 静脈をさぐったり


看護師さんは 大変な 苦労である。その度「痛いですから 我慢してくださいね」とか


「何度もすみませんね」と言われる。


私は 痛いことは 痛いのだが、看護師さんの 様子やら、針が自分の 腕や


手の甲、その他 さまざまな 場所に 刺さっていって うまく刺さった後に


注射器に 自分の血が たまっていくのを 観察するほうに 気がいく。


子どもの ころに 全身麻酔をかける前の 注射があったのだが、


それが 普段見てるものより 太くて 大きいので、私は そっちの方に興味が

あって じっと 見ていた。


看護師さんの方が びっくりして「あら この子泣かないわ!」と 言っていたのを


覚えている。


成人してからも 手術を受けた ことが あったのだが、



こっちは 体を休めたいのに 「痛くないですか?痛みどめ要りますか?」と


看護師さんや 先生が 聞きにくる。切った所が痛むのは 当たり前で、


痛みどめつかうほど辛くも なかったし とにかく 休みたかったので、


「欲しいときコールしますから」と 引き上げてもらった。


同室の 人は 「痛みどめ ください~」を連発し、


「まだ 前回から 間隔が あいてないから すぐには あげられないんですよ」の


問答を 繰り返していた。


歯医者で 親しらずを抜いた時も 痛みどめ 処方しようとするから


「いりません」と麻酔の切れてない 口で 何度も言ったのだが


結局要らないものを 押し付けられた。すごい 不快だったが 


「後で 痛みが来ますから」と向こうは 譲らない。早く帰りたいので 結局受け取ったが


家に 帰ってすぐ捨てた。


リウマチの 持病が あるので 関節が 痛むことが あるが、


痛みどめの 処方は 断っている。


「痛いとこ ありますか」と言われると どこまで 正直に言うべきか 


迷う。「じゃあ 痛みどめだしますね」が 嫌だからだ。


湿布も 大嫌いであるが 先生は 湿布を必ず 処方してくれる。


要らないと言っても 聞く耳持たずである。


使わないので どんどん たまっていくので、先日


「湿布貼ると(実は貼ってもいないが) 気分が悪くなるんです」と 事実を伝えた。私は湿布が本当に嫌なのだ。


私に 精神疾患が あることは伝えてあるので、やっとそれで 湿布の処方から


解放された。しかしそのままで 済むはずは なく


代わりに 「同じ効果だから」と 塗り薬を 処方されたが 


まだ 湿布よりは ましである。湿布は 見るのも嫌なのだ。


痛いときは できるだけ楽な姿勢を取って


時には猫みたいにまん丸になって 布団の中で 


「あー、今日は いつもより 左足がいたいなあ~」とか


「さっきより 痛みが こっちに 移動したような」とか


人の事みたいに 思って いる方が ずぼらな わたしには 合ってるし


そのうちに 何となく 痛みが 軽くなっていく。


なので もらった 塗り薬も まだ 一回も 使っていない。


たまにTVで 出産の特集を することが あるが、陣痛で 苦しむ妊婦さんの


気持ちが わたしには わからない。陣痛は 子どもを 生み出すための


いわば 理に かなった 痛みなので、さほど辛くない。私は 自分の出産の時も


周囲の妊婦さんが うめいたり 時には 大声出したりしていても


「たいへんそうだなあ」と 思い 「お水が 欲しい」と言ってる 妊婦さんに


お水運んであげたりしていた。


たしかに 私も 痛いことは 痛かったのだが、


子宮口開くための 自然の 摂理だし、


周囲から「お産は 痛くて苦しいよ」と 聞いていたので、


耐えられないような すごい痛みが 来るんだろうなあと思っていたが


結局 そんな 痛みは 来なかった。私が 痛がらないので


助産婦さんも 他の人の お世話をしていた。


私が どうも おかしいなあ?と 違和感を感じて コールを押したら


助産師さんが 飛んできて 様子を見て


「あっ!もう全開どころか 赤ちゃんの頭が出かけてる!」と


騒ぎはじめ、「絶対 いきまないでくださいよ」と言われたが



私の 体は もう 産む体制になっている。


産むな、と言われても無理である。



「ここまで きたら 分娩室へ移動する暇が ないから ここで産んでください」と


いうことになり、自然に任せていたら 産道を 赤ん坊が 通っていくのがわかった。


先生 どこかから 大あわてて走ってきて ぎりぎり間に合い、


「こんなの 初めてだよ」と言っていた。


上の子の時は 3日間かかっても 産道が開かなくて、


陣痛促進剤を使っても 出てこない。


赤ん坊の 状態が 心配だったので、陣痛開始から4日目に


頼んで 帝王切開してもらったので、私は 2回出産しているが、


分娩室に 入ったことが ない。帝王切開後も


「痛み止め 要りませんか」が 来るので 断るのに 困った。うるさいったらない。


他の人は どこか 切ったら 痛みどめを 使いたいほど 痛いようであるが、


私は 幸い 耐えられない 痛み、というのを 経験したことがあまりないのと


痛みどめを使う不快感、に耐える方が うんと 辛いので、


医師の「じゃ痛みどめ出しますね」を いかに 阻止するかに 神経を使う。


ある時 デパートで 健康器具の 実演販売に 引っかかった。杖を突いてるから


一目で 病人とわかる。逃げようとしたが 捕まった。あれこれ やられて


「ね?痛みが消えたでしょう?」と


言われ それは 事実だったので「そうですね」と返事はしたが


「これが おうちにあったら 快適ですよ」と勧められたが


使いこなすのが 面倒なので 「私には 必要ないので」と断って帰ってきた。


痛みを 感じる 神経が 多分人と違うのだろうなあ。















神田橋條治 医学部講義
クリエーター情報なし
創元社
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一年の養生総まとめ | トップ | 主導権は誰にあるか 親対こ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
卵巣嚢腫の茎捻転 (こより)
2016-12-23 11:38:03
わたしが痛い!と思ったこと 思い出しました。卵巣嚢種の茎捻転です。朝から 痛みだし、おさまるのを待ってましたが どうしても耐えられず帰宅した夫に病院送ってもらったら卵巣が腫れてしかもねじれて血流が止まっているということで「普通の人は ここまで 我慢できないよ。いつから痛かったの?」「朝から」と答えて 絶句されました。

まだ そこで 会話する余裕があったのが 先生には信じられなかったらしいです。即手術、ということになりましたが もう少し遅かったら破裂して 腹膜炎になっただろうと言われて

「なんでもっと早く来なかったの!普通の人なら 救急車で運ばれるレベルだよ」と叱られました。そこでも「痛みどめいいですか」が 来るので 


事前に「「痛みどめ必要・不要」のアンケートほしいけど 痛みどめ拒否するの私くらいだろうしなあ。実現不可能。
返信する

コメントを投稿

病気あれこれ」カテゴリの最新記事