「私は年に150冊の本を読む」という人の話をよく聞いてみるとその大半はビジネス本であったりする。
ビジネス本は読書にカウントしない方がいいと思う。
自分がつかんだ成功法を、非常に安易に無反省にだらだらと書き連ねているだけのものが多いと思う。 個別の体験を一般則にまで昇華しようとする考察がなければ、まあ、成功者の自慢話、以上のものではなくなる。それはそれで耳を傾けるに値する部分もある場合もあるが、200ページ読んで1ページそんな部分があればいい方だ。
ビジネス本なんて、全く役に立たない、なんていうつもりもないが、それで知性や教養が深まった、なんて勘違いしないこともすごく大切だと思う。