なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

正攻法と裏ワザ

2011-12-05 17:58:06 | インポート

 公務員試験の指導を始めた時、数的推理や判断推理の「あっという間に解ける必殺技」を好んで教えていた。 生徒に「すげー」と言ってもらえることが多いからだ。

 しかし、現在は、ほとんど正攻法のやり方を中心に教え、よっぽど、「この技を知らなければ圧倒的に損」とか、生徒本人が「裏ワザで賢く解くのが大好き」という場合でもない限り、積極的には教えない。

 鮮やかな技を紹介し、「すげー」といった生徒をその後見ていると、結局のところ地道なxやyを使った普通に式を立てるやり方に戻る子がずっと多いからだ。裏ワザを使いこなす子はめったにいない。ごくたまに成功して喜んでいることがあるくらいだ。

 やはり、中学高校で数学がいくら苦手だったとはいえ、正統的なやり方は、ちゃんと訓練さえすれば発想しやすいのだ。また、中学生の時はさっぱりだった子でも、ちゃんと中学生のプリントからやり直すと、できるようになるケースが多い。これは、成長するにつれて、抽象的な思考ができるようになってくるからだと思う。

そんなわけで、うちの塾では、ほとんどの場合中1のプリントからスタートする。