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The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:Apr./03(2025)

2025-04-13 | ブックレヴュー&情報
※ 『沈黙』 アン・クリーヴス

ハヤカワ・ミステリ文庫 2025年4月30日発売予定

【内容概略】
≪ガラス職人のイヴが首を切り裂かれた父の遺体を発見した。凶器はイヴが作った花瓶でマ
シュー警部は慎重に聞き込みを進めるが……。≫

以前翻訳待ちとしてご紹介しました アン・クリーヴスによる”マシュー・ヴェン”シリーズの
2作目 ”The Heron's Cry” がようやく翻訳出版発売となります。

1作目の『哀惜』 ”The Long Call” は 日本ではドラマ放送が先になりましたが、2作目はドラ
マ化になるかどうかは今のところ未定です。

前作『哀惜』に関しては下記過去記事ご参照下さい。

★ アン・クリーヴス『刑事マシュー・ヴェン』シリーズ

個人的にはドラマより原作の雰囲気が好きだったので、原作の2作目も楽しみにしておりました。

アン・クリーヴス女史は相変わらず精力的な執筆を続けていらっしゃいます。
以前一部をまとめてありますが 今度しっかり整理してリストアップせねば・・・と思っている
ところです(何時になるやら・・・・)

※ 『記憶の対位法』 高田大介

東京創元社 2025年4月30日発売予定

【内容概略】
≪マグレブ系のルーツを持つフランスの新聞記者ジャンゴは、隠遁していた祖父の遺品を整理する
つとめを兄から押しつけられた。対独協力者として弾劾されて以降、一族と距離を置いて暮らして
いた祖父――ジャンゴは祖父宅の隠し部屋から二十を超える黒檀の小箱と、その内張に使われてい
た謎の紙片を発見する。取材先で知り合った大学院生ゾエの協力のもと、ジャンゴは祖父が晩年追
い求めたものの正体を探る。≫

対独協力者として弾劾された教師が
晩年探し求めたものとは――
祖国、信仰、そして音楽の記憶を辿るべく
青年は歴史の迷宮に足を踏み入れる

概略を読むだけではどの様な方向の内容か今ひとつ分からないのですが、何となく好みの雰囲気を
感じます。

※ 『片翼のイカロス』 野島夕照

光文社 2025年3月12日発売

【上空500mでヘリと人間が衝突⁉ 奇々怪々な謎と華麗なロジック――本格要素てんこ盛り。
相模湖畔に立つ豪邸に新人メイドとしてやってきた麻琴。その館には当主である碇矢コーポ
レーション代表の加州ほか、その華麗なる一族が住んでいた。レジャー開発の成功で莫大な資
産を築き上げた加州だが、生まれつき足が不自由で、ギリシア神話のイカロスのように大空を
飛び回ることを夢見ていた。館内で次々に起こる不審な事件……麻琴は生まれ持ったある能力
を使い、不可思議な謎に挑む。 】

勿論初読みの作家さん作品ですが、『島田荘司選第16回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞
優秀作。』

だそうです。
” 奇々怪々な謎と華麗なロジック――本格要素てんこ盛り” ← とくれば、外す訳には参りま
せんですね。





(source : ハヤカワ、創元社、光文社 & etc.)