The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

最近の映画色々(2) : これから観たい映画色々

2015-12-21 | 映画
― 最近の映画色々(2) : これから観たい映画色々 ―
Sherlock Special  ”The Abominable Bride “ 『忌まわしき花嫁』を含め





次はこれから観たい作品なのですが、日本映画は記憶にある限り子供の頃以後全くと言って
いい程観ていなかったなか、久々に興味を持ち観てみたいと思う作品2作あります。
これらの作品は在職中に仕事を通じて得た知識、情報に基づいて制作された映画と言う事も
あり 特別に興味を持ちました。



『海難 1890』
2015年 日本・トルコ合作 (東映配給)
監督 : 田中光敏
出演 : 内野聖陽、 ケナン・エジェム、怱那汐里、アリジャン・ユジェソイベキール、
      夏川結衣 他
日本トルコ友好125周年を記念して制作された作品です。

1890年9月、オスマン帝国最初の親善訪日使節団を載せた軍艦「エルトゥ―ルル号」がその
帰路の途中 和歌山串本町沖で海難事故を起こし座礁。 乗組員618人が遭難し、500人以上が
犠牲となってしまいます。 しかし地元住民の献身的な救助食料提供等で69名の命が救われ
無事トルコに帰国する事が出来たと言われている出来事です。

そして、時を経た1980年、イラン・イラク戦争時 当時のサダム・フセイン大統領は”40時間を
タイムリミットとし、それ以降は軍用機、民間機関わらず全ての航空機を撃墜する” と宣言した
のです。
各国は現地に滞在する自国民救出の為救援機を飛ばしたのですが、日本政府は素早い判断で救援機を
飛ばす手配が出来ず テヘラン空港には215人の日本陣が残されてしまいました。
日本政府の依頼を受けたトルコ首相は 自国民500人ちかくの自国民がテヘランに残されていたにも
関わらず トルコ航空機を飛ばし優先的に日本人の救出に乗り出したのでした。

日本大使はトルコ大使から 「あの時の恩を返す時が来た」と言われたそうです。

時代を超えた日本とトルコの友好関係の源泉になって居る2つの壮大で感動的な物語が描かれ
ている様です。

「エルトゥ―ルル」号の件に関しては、私事ですが 随分前の事ですが 懇意にしていた友人のトルコ人が
串本で開かれる慰霊祭に招かれ訪日、出席した時に初めてこの事件の事を知りました。
又、イラン邦人救出の件も 当時関係者がイラン駐在だった為、この件もリアルタイムで記憶していて
感動した事を覚えています、

これらの出来事がもとになり トルコ人が日本人に友好的であると言われる所以になっているんですね。
実はそれ以前にも、日露戦争で当時のロシアとは敵対関係にあったトルコ人が大国ロシアを打ち負かした
小さな島国日本に対しても畏敬の念を持っていると言われています。

↓ trailerはこちらです
https://youtu.be/c_1a8C6M-LU



もう一作は、

『杉原千畝 スギハラチウネ』
2015年 日本(東宝配給)
監督 : チュリン・グラック
出演 : 唐沢寿明、 小雪、 ボリス・シッツ、ミハウ・ジュラフスキ、塚本高史、
      浜田岳、石橋遼、小日向文世 他

この作品は、第二次世界大戦時 ナチスに迫害されたユダヤ人難民にビザを発給し「日本のシンドラー」
とも呼ばれた外交官 杉原千畝の半生を描いた作品です。

実はこの作品も個人的な思い入れがある作品で、10数年前仕事でお手伝いをした某有名経済界のVIPのイスラエル
訪問時、現地のイスラエルサイドのスタッフから「スギハラ チウネの記念館(記念碑?)」を訪れて頂いたら
どうだろうと打診があり、浅学お恥ずかしい限りですが その時初めて杉原氏の名前と由来を知り 慌てて調べた
経緯がありました。


今回書いた2作品共これまで多くの日本人には余り知られていなかった歴史的事実ですし、日本人として知って
居たい、共に感動的な作品と思い、それやこれやの思い出も含め 久々と言うより記憶にある限り子供の頃以来
初めて劇場に出向きたい日本映画であるので御座います。


その他の作品は言うまでも無く、


『Star Wars VII』 ”The Force Awakens” 
これは来月観に行く予定です。
ご覧になった方の感想が両極端なので、チョット怖い・・・
それから、今回初めて知ったのですが、日劇がSWの聖地なんだそうですね。
そう言えば、第一作はワタクシも日劇で観ましたわ(昔の日劇!)。まさに A Long long time ago ! です。
この時の記憶は鮮明なのに、その後のエピソードは何処で観たのか覚えていない・・・・

どさくさ紛れに、Star Wars のロンドンプレミアに出席した際のベネディクトをついでに・・・・




そして何と言っても肝心な、

Sherlock Special "The Abominable Bride"『忌まわしき花嫁』はTOHOに加え シネマシティー
での上映も決まったとの事で大分上映館が多くなったんですね。 どこかには行けるかしら?
まぁ、その前にDVDも届くんですけど(嬉)、出来れば大きな画面と日本語字幕版で観られれば嬉しい
ですもの。




最新版trailerはこちらです

https://youtu.be/ymanCg5kncE


因みに 日本版のtrailerも出来ています。

https://youtu.be/oTFE8IZ0xhQ

力入ってます!



『Hamlet』 は行けるかしら? (不安+心配)



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


 
いよいよクリスマスが近づいてきました。



May all the joys of Christmas filll your heart throughout the New Year !

そして、
May the force be with you ! (SW公開記念!)











2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いろいろですねー (dico)
2015-12-22 21:39:12
こんばんは。
杉原千畝はいずれ映画化されるだろうとは思っていましたが、
まさかトルコの恩返しまで映画になるとはびっくりです。

ひと頃は、日本が好きだと言うのさえ憚れるような世の中でしたが、
ネットが普及し、新聞や雑誌で取り扱う事のなかった話が知れ渡るようになったのはうれしい事です。
トルコ航空の邦人救出は思い出しただけでも涙が。。。
小泉首相がトルコを訪問した際にこの時の機長に会ってお礼を述べているんですよね。
Yam Yamさんもトルコの広報(違)ですし、今回の映画化はいろいろ思うところがおありなのではないでしょうか。

私の会社はHeavy Industries系なのですが、海外における日本の技術だけではなく、
いろいろな面での信頼度の高さを実感するこの頃です。

最近の邦画はほとんど知らないので、情報ありがたいです。
そしてYam Yam さんがこの2作品を扱ってくれたのも嬉しくてついつい熱く語ってしまいました。
煩かったらすみません。

それでは、
The Force is with you, always.
返信する
dicoさん、ようこそ~♪ (Ocicat)
2015-12-23 15:30:02
こんにちは~。 おいで頂き有難うございます。

流石dicoさん! この2件のエピソードご存知だったんですね。
そして映画の方にも興味を持って頂いて私事の様に嬉しいですぅ。
dicoさんもワタクシも殆ど邦画には興味が無いので(勝手に決めつける)珍しい現
象ですよね。
ワタクシは勿論広報なので(違うって!)格別の思いれがありまして、殆ど初の邦画
鑑賞希望となりました。
特に『海難』の方はもう他人事とは思えない程(意味不明)で、トルコ航空様様でし
たね。 感動したッ!(これも小泉さん。でした。)
千畝さんの事も余り知られていなかったと思うし、この2本は日本人として押さえて
置きたいですよね。(今度は配給会社の広報?)
友人達の間でも鑑賞希望者が数名いますので 狭い範囲ですが好感触かな?と
思っています。
一方、SWとSherlockは約一名が付き合ってくれる予定ですが・・・(涙)

久し振りにdicoさんと熱い語りが出来て嬉しいです。
煩わしいですって? 何を仰るんですか、とんでもないです。 感謝しています。

May the force be with you 、Always !

 
返信する

コメントを投稿