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みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

秋の読書日記

2010-10-30 21:52:47 | 本と雑誌

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①「永遠の出口」「下流志向」

②「テルマエ・ロマエⅡ」「世界の果てまで漫画描き①」「くるねこ6」

③「ここなら誰にも見つからないのニャ。ニャッハッハ・・・」(みーみー)

④「ウニャニャ・・・やっぱし誰も見つけられないのニャ。」(みーみー)

⑤「みーちゃん、みーっけ!」(ぶっちゃん)

「ニャッ?(驚)」(みーみー)

森絵都「永遠の出口」(集英社文庫)夏にバリで読んだ「つきのふね」もとーっても良かったですが、この「永遠の出口」も同じくらい良かったです。女の子の小3から高3までの9年間を9つの短編で綴ったお話なんですが、「う~ん、私もそうだった。」と思うような話が出てきて、何となく甘酸っぱい気分になったり、自身を振り返ったりもします。大事件は起こらないけれど、全く飽きさせないのはやっぱり文のうまさなんだろうなあ。特に、「第6章 時の雨」は印象的でした。

内田樹「下流志向~学ばない子どもたち 働かない若者たち」(講談社文庫)内田さんの本は何冊か読んでいますが、どの本でも自分にとって新たな目線に気づかされたり、「うんうん、そうなんだよー」と思わされたりと、発見と同時に納得することが多いんです。今回の本もそうでした。ちょっと難しいなあと思う部分もありましたが、現代をどんな視点で見ていけばよいのか、どう現状を変えていけばいいのか(すぐには変わらないけど・・・)、一つのヒントをもらった気がします。

ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエⅡ」(エンターブレイン)ヤマザキマリさんのマンガは月刊マンガのエッセイマンガを読んだことはあって、海外生活をユーモアたっぷりに描いているのがとても印象的でした。が、長編は読んだことがなく、実はマンガ喫茶で「テルマエ・ロマエⅠ」を読んだのが初めてでした。これがすんごく面白かった!で、Ⅱが出てすぐに購入。やっぱり面白い!お風呂好きのローマ人にとっても親近感。そして、それぞれの文化のギャップとそこから得られる発見がすごく新鮮です。

ヤマザキマリ「世界の果てでも漫画描き①」(創美社コミックス)こちら、上記の「テルマエ・ロマエⅡ」と一緒に勢いで買ってしまった1冊。これまで暮らした国、30数カ国というヤマザキさんの海外放浪記のキューバ編。これも面白かった!「兼高かおる 世界の旅」の兼高さんに憧れたという少女時代の話、「私もよく見てたな~」と共感したり・・・。でも、私は今はヤマザキさんにちょっと憧れちゃうかも。

くるねこ大和「くるねこ6」(エンターブレイン)大好きくるねこ。ねこ漫画は数あれど、何度も繰り返し読んでいるのは、この「くるねこ」シリーズと伊藤潤二の「よん&むー」だけかも。シンプルだけど的確なねこの描写とそれぞれのねこのキャラクターのかわいらしさと面白さ。ブログは毎日見ているのに、やっぱり買ってしまうくるねこ。おそるべし。


2010 BALI読書日記

2010-08-21 22:44:39 | 本と雑誌

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①プールサイドにねっころがると、上はこんなことになっていて、本を読まずについぼーっと空を見ているなんてこともありました。ゆっくり流れていく時間。明日の仕事のことを考えない時間。病気のことを忘れる時間。何よりの休息、リフレッシュでした。この時のためにまたがんばろうっと。

②「つきのふね」「青い鳥」「東京日和」

③「見えない誰かと」「いちばん危険なトイレといちばんの星空」「アルケミスト」

森 絵都「つきのふね」(角川文庫)以前もバリで「カラフル」を読んでとても良かったのですが、これも思いもかけず、とても面白かった1冊。中学生が主人公で、児童向けにも書かれている青春ものの本なのでしょうが、大人も子ども以上に楽しめるのではないでしょうか。同じような経験はしていなくとも、中学生たちに共感しながら読めます。特に、最後の方は一気に読みたくなるおすすめの1冊です。

重松 清「青い鳥」(新潮文庫)久しぶりに読みました、重松清。入院中にはすごくハマって、よく読んでいました。手術前に読んでいた本も「流星ワゴン」。これも良かったなあ。よぎょさんには、「おやじくさい」と言われた重松清。うんうん、そうそう、私もどちらかというと「おばちゃん」ではなくて、「おやじ」寄りかも。これはしっかり自覚しているのです。で、「青い鳥」ですが、すごく良くて、機内でホテルで何度涙ぐんでしまったことか。学校だけではなく、どんな場所にも、「村内先生」みたいなどこか不器用で、人から見れば欠点と思われるものを背負って生きている人が必要なんじゃないかなって私は常日頃思っていて、それをうまく突かれたなあと思いました。村内先生はきっと同じく吃音で悩んできた重松さん自身を投影した人物像なのでしょう。重松さん自身がいろんなコンプレックスを背負いながら歩いてきたからこそ、こういうお話を書けたのだとも思いました。

荒木陽子・荒木経惟「東京日和」(ポプラ文庫)「愛しのチロ」は大好きで、だいぶ前に買って、時々読む1冊なのですが、旅行前に書店で見つけて、「そういえば、これは見ていなかった」と買ったのが「東京日和」。陽子さんのエッセイ、メモ書きのような日記、東京の路地裏の風景、チロとの写真などなど、とにかく、アラーキーの陽子さんへの愛、そして、彼女を失った寂しさがじんとしみいる1冊です。

瀬尾まいこ「見えない誰かと」(祥伝社文庫)「瀬尾まいこさんのエッセイもなかなかいいよ」とよぎょさんに言われていたけど、なかなか見つけられなくて、やっと見つけたエッセイ本。エッセイって短いだけに、なんだかごまかしのきかないものなのかもしれない。よけいなものが取り払われて、その人の素顔が文に表れるような気がしました。働く女性として共感できるところもあり、また、一人がいいというところも似ているのかもと思いました。が、それでも、やっぱり生きていたら、人とはいやでも誰かと関わらないといけないし、しんどいことが9割としても、そこから発見する新しい自分があったり、小さな幸せ、大きな喜びがあったり。そんなことに共感しながら読めました。

石田ゆうすけ「いちばん危険なトイレといちばんの星空~世界9万5000km 自転車ひとり旅Ⅱ」(幻冬舎文庫)これは文庫化を待っていた1冊。「洗面器でヤギごはん」「行かずに死ねるか!」も超おすすめですが、これもおもしろかった。7年半の旅のなかのマイ世界一を書いた本なのですが、景色や食べ物や人等々、視点が面白いし、文が上手なんです。世界一周する人はそれなりにいるようだし、旅本も結構あるけれど、この人のキャラクターと文のうまさはピカイチなのでは。目いっぱい笑わせた後で、あとがきでほろりとさせられてしまいます。

パウロ・コエーリョ、訳:山川紘矢、山川亜希子「アルケミスト 夢を旅した少年」(角川文庫)この本は、紀伊国屋でサカナクションの一郎君のコメントポップがついていて、つい買ってしまいました。訳本はあまり買わないので、それほどそそられなかったのですが、つい・・・。で、内容は思ったより良かったです。「アルケミスト」とは錬金術師のことで、羊飼いの少年が旅をして、さまざまな出来事や人との出会いながら、宝物があるというピラミッドを目指すというお話です。きっと人によって、いろんな感想があると思うのですが。私は「運命」という言葉はあんまり好きではないけれど、その時は自分にとって本当につらい出来事であっても、もしかすると、何かに出会ったり、自分を成長させたりするために必要なことなのかもということを感じました。


絵本日記 その1

2010-07-06 21:33:08 | 本と雑誌

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①「だいじょうぶだよ、ゾウさん」「チャーリー・ブラウン なぜなんだい?」

②「どんなときも きみを」

③夫のポストカードをチェック中に、ついつい寝てしまうにゃんちん。「だって、ねこだもん。」

絵本が大好き。

ipatとかも便利そうと思うけれど、やっぱり気に入ったものは手元に置いて、ぺらぺらとめくって楽しみたい。

でも、本は結構高くて、「う~む」と悩むんですが・・・、やっぱり買ってしまいます。

そんなこんなで、ここ20年ほどで集めた絵本コレクションは、ブランドものを全く持たない私にとって一番の財産となっています。

そんな絵本のなかで、ここ5年ほど意識して選んでいるのは、「いのち」や「死」をとりあげた絵本です。

RFLでの読み聞かせ企画がきっかけとなっていますが、今でも本屋さんでは意識してみてしまいます。

そんな私が先月買った絵本3冊について、記録しておこうと思います。

ローレンス・ブルギニョン作、ヴァレリー・ダール絵、柳田邦男・訳「だいじょうぶだよ、ゾウさん」(ぶんけい)「わすれられない おくりもの」をちょっと思い出させる作品だけれど、特に、いくつもの季節を経てゾウさんは年を老い、ネズミさんは成長して大人になっていくなかでゆるやかに変化していくやりとりには、「う~ん」とうならされます。誰もが避けられない死、そして、継がれていく命について、考えさせられます。

アリスン・マギー文、パスカル・ルメートル絵、のざかえつこ訳「どんなときも きみを」(岩崎書店)直接、「いのち」や「死」をテーマにした絵本ではありません。正直、好みの絵でもないのですが、飼い主の女の子が大好きな大好きな「こいぬ」がとーってもステキなのです。照れくさいけれど、愛ってこういうことを言うんだろうなあって思えます。家族や恋人、大切な人を思う気持ちってこうなんだろうなあ。ついにっこりと、そして、ほろりとしてしまう絵本です。

チャールズ・M・シュルツ作、ポール・ニューマンまえがき、細谷亮太・訳「チャーリー・ブラウン なぜなんだい?~ともだちが おもい病気になったとき~」(岩崎書店)ジャニスは白血病の女の子。ジャニスとスヌーピーのなかまたちとの関わりのなかで、化学療法の厳しさ、偏見、友だち関係、兄弟関係などの話が出てきます。特に、ライナスはそんな状況のなかでジャニスとの友情を深めていき、さまざまなことを考えます。スヌーピーの本はあまり読んだことはなかった私ですが、この本はじんわりと感動する、そして、しっかり考えさせるいい本だなあと感じました。子どもたちにも大人の人たちにもぜひ勧めたい1冊です。

そして、ちょっと突然ですが、「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」について紹介したいと思います。

私は、今まで、ブログを通してたくさんの方に出会うことができました。

そんな出会いのなかで、がんと向き合う子どもたち、そして、ご家族の方とも知り合うことができました。

私も子どもたちやご家族の皆さんのがんばる姿に元気をもらい、今も交流したり、実際に支えていただいたりしています。

そして、そんななかで「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」の活動についても知ることができました。

「北海道に行きたい」「お父さんと釣りがしたい」「あこがれの選手に会いたい」「コックピットにのりたい」「クラスのみんなに恩返しがしたい」「スティッチに会いたい」「イルカと遊びたい」「おしゃれをして、写真を撮りたい」などなど・・・先日、パンフレットもいただいたのですが、パンフにうつる夢をかなえた子どもたちの笑顔、言葉にじーんときました。

私も募金や書き損じハガキなどで力になれたらと思っています。

興味のある方は、HPをご覧ください。

一般財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン HP http://www.mawj.org

「キボウのカケラ」1クリック1円募金 HP http://www.kddi.com/kibou/


春&初夏の読書日記

2010-06-07 21:10:08 | 本と雑誌

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①②特に、「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」「ママはテンパリスト」はおすすめ。

③みーみーの巣。すっかりぼろぼろになってしまったビニール袋ですが、みーみーお気に入りのため、捨てることができません。。。

久しぶりの読書日記。

自分の記録のためではあるのですが、いつもよぎょさんのコメントも楽しみでした。

きっと今も読書を楽しんでいるような気がするなあ。

万城目学「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」(ちくまプリマー新書)著者は、「鹿男あをによし」や「鴨川ホルモー」で話題の方。どちらも読んだことはありません。でも、この本は久しぶりに一気読みするほどおもしろかった!かのこちゃんは小学一年生の女の子。そして、マドレーヌ夫人は猫。一年生の女の子の瑞々しい感性と言葉。マドレーヌ夫人の凛とした生き方や品の良さ。かのこちゃんとすずちゃんの間に生まれる友情。かのこちゃん、マドレーヌ夫人と夫の玄三郎(犬)、お父さんやお母さんのやりとり。ユニークでくすっと笑えるなかに、ほろりとくる言葉とストーリー。いいもの読みました。よぎょさんにおすすめしたかったなあ。

東村アキコ「ママはテンパリスト」(集英社)話題の本ですが、初めて読みました。出産・育児はしていない私も読んで面白かった!マンガ好きなので、「きせかえユカちゃん」「海月姫」は読んでいて、絵は好みじゃないけど、東村アキコの突き抜け感みたいなのはすごいな、面白いなと常々思っていましたが、これはまた半端ない感じ。ウンチクたれじゃなくて、育児の苦労も楽しさもそのまんま描いているところがいいし、東村アキコらしい。それから、逢坂みえこの「永遠の野原」が好きだったというエピソードを読んで、「私も好きだった~!」と共感してしまいました。

札幌テレビ放送取材班「がん患者、お金との闘い」(岩波書店)出版のことは知っていたものの、すぐには手に取れなかった1冊。それは、本に登場する金子さん、渡部さんのことを知っていたから。弱っちい私は読んだら絶対悲しい気持ちに襲われることがわかっていたから。そういう意味では、特別な本です。実際、泣きながら読んでいたような状態で・・・。でも、金子さんや渡部さんを含め当事者の声や生活の実情を交えながら、感傷的にではなく、わかりやすく書いて、がん対策の問題点を浮き彫りにしています。私自身は本の中にもありましたが、がん対策もひっくるめて、医療制度自体をしっかり見直してほしいと思っているのですが、とにかく今闘っているがん患者には時間がないのです。アメリカのようなことになる前に、しっかり手を打ってほしいと思いますし、患者として時には声をあげていかなければならないと思っています。でも、金子さんが残してくれたものは本当に大きかった。(当たり前のことだけれど)すべての考えが一致するわけではなかったけれど、でも、彼女が勇気を出して声をあげてくれたことに今もとてもとても感謝しています。

福田ますみ「でっちあげ~福岡「殺人教師」事件の真相」(新潮文庫)これは、すごくショッキングな内容でした。こんなことってあるの?と信じられない思いで読みました。クレイマーとも言える保護者はもちろんのこと、マスコミ、教育委員会など行政、弁護士、病院の先生は何をやっているのかと怒りがこみあげました。とともに、報道される内容を鵜呑みにし、その論調に追従してしまう私も含めた一般大衆にも大いに問題があり、マスコミがスキャンダラスに報道することを煽っていると思いました。

沢木耕太郎「凍」(新潮文庫)山野井泰史さんご本人著書の「垂直の記憶」で泰史さん、妙子さんのギャチュンカンからの奇跡の生還の話は読んでいましたが、こうやって沢木さんの本で改めて読むと、「いや~すごい!」と思わされます。そして、山に対する知識や技術の確かさはもちろんのこと、この二人がこのような危機的な状況にあっても、冷静にしっかりと判断して行動できていることに改めて驚きました。また、彼らの生き方に大いに共感し、学ぶことがたくさんありました。

伊藤比呂美「人生相談 万事OK!」(ちくま文庫)西日本新聞で連載の人生相談なのだそうです。あまりいろいろ相談しない(悩まない?)私ですが、新聞の相談ものって結構見ちゃいます。そして、「いろんな悩みがあるなあ。」とか「(回答を読んで)なるほどねえ。」なんて思ったりしています。こちらの本にもいろんな相談があるんですが、それぞれに対するスパッ、バッサリな回答が気持ちよかったです。人生直球勝負!な感じの回答に、元気をもらうことができます。


「ルポ貧困大国アメリカⅡ」

2010-02-28 21:59:32 | 本と雑誌

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①my vaioちゃんを枕に・・・「いけませんか?」(にゃんた)

②みーみーちゃんの肉球はまっくろ♪

③ぶーちゃんの寝顔♪

昨日は久しぶりにBへ。カリカリ斜面を堪能。

そして、今日も出かける予定があったのですが、ずっとひきっぱなしの風邪がいまだすっきりせず、熱は出ないけれど、鼻水ずるずるで体もだるい・・・。なので、思い切って休むことにしました。

なんとなくバタバタした毎日のなかで、枕元の積ん読用本棚にはすでに20冊ほどの未読の本たち。

どれも読みたくて買ったものなのですが、そのなかから1冊を今日は久しぶりに読みました。

かたわらには、にゃんず。あ~、これも幸せなひとときです。

しかし、この本は読んで幸せ・・・という内容ではありません。

堤未果「ルポ貧困大国アメリカⅡ」岩波新書

すでに、堤未果さんの著書はこのルポの前作を含めていくつか読んでいますし、講演を聴く機会もありましたが、どれも読み応えがあり、愕然とし、考えさせられます。

オバマ就任以降の教育(学資ローン)、年金、医療という切り口では前回をまたさらに掘り下げた内容となっていますし、最終章の刑務所の民営化と刑務所でのアウトソーシング等にはそこまでと驚いてしまいました。

堤さんはこのようにエピローグで述べています。

「教育に医療、高齢化に少子化、格差と貧困、そして、戦争といった問題をつきつめてゆくと、戦争の継続を望む軍産複合体を筆頭に、学資ローンビジネス、労働組合や医産複合体、刑産複合体など、政府と手を結ぶことで利権を拡大させるさまざまな利益団体の存在が浮かびあがってくる。世界を飲み込もうとしているのは、「キャピタリズム(資本主義)」よりむしろ、「コーポラティズム(政府と企業の癒着主義)」の方だろう。」

しかし、そんななかで勇気を持って声を上げる人たちもメディアには取り上げられないけれど、多くいるのだそうだ。そして、そこで生まれた新しいスローガン、「オバマを動かせ(Move Obama)」。

アメリカはそうか・・・というだけではなく、日本だって・・・と思わせられるのです。

そして、医療のことも多く取り上げられていますが、読むたびに、じゃあ私に出来ることはなんだろうと考えます。

自分自身の病気「がん」から発信するということが一番ですが、そこから広げて医療全体に対する問題提起に。そして、患者だけではなく、医療の現場ともつながっていけたら。さらに、医療を含めて、遠い将来もみすえて、これからの国のかたちはどうするのかをみんなで考えていけたら・・・と気持ちだけは動くのですが、金子さんのように行動にはまだまだつながらない自分です。