ヌーおぢさんは投稿する

ネタが尽きるまでで始まり、現在に間延びしている・・・

戦国時代は面白い:本

2007-02-25 01:51:46 | 
歴史の正史は苦手。
裏話やこんな見方が出来ると言う話は好きだ。

「戦国時代」という文字が目に入ってきたので手に。
期待通り、内容的に読みやすいです。
こういうのが良い。

「戦国時代」という言葉はよく聞くけど、何となくは分かるが何時くらい?。
一般的に応仁・文明の乱の終息頃から、室町幕府の開幕までの約1世紀を云うらしい。

ここでは徳川幕府の開幕までを採用。
というのも、戦国時代は「下克上」という、つまり「成り上がり」が底流にある。
よって、日本という一国の立場で安定を始めるまでとしている。
こうしてみると戦国時代というトーナメントを優勝し、日本を一国として成立(アバウト的に)をさせた徳川家康と言うのは、改めて凄い人物と言える。


下克上とは本来、天皇への反抗的イチャモン態度を云うとのこと。
戦国時代は下々といわれる土豪・農民・一般大衆が上昇志向や権力に対して対抗。
一国一城の主や家臣になっていった。
日本の歴史で、こんなことが好き勝手に出来た時代というのも珍しい。
有名なのが足軽出身(もとは農民)の豊臣秀吉などが代表例。


祥伝社黄金文庫本:初版発行は平成11年だった。


戦国大名という地方の親分が数多く生まれ、今でいう都府県程度の範囲で多くの地域国が誕生。<道は外しておく。当時は未開地なので・・

自分の家庭や会社は守りたいと言うのと同じで、折角、勝ち取ったり奪い取った地域、つまり国を守り維持したいという一心で港湾・道路・文化芸能・食料などを重要視した。
「政経」よりも「生計」だった。
それが現代へ繋がる基礎となった。


*商人が発生:物資を調達、取り扱う専門人が必要で、国を支えた。
*合戦地は農地、収穫期に行わない:食料を台無しにしてしまうので。
*合戦前の夜の営み:多くは禁止令が出ていた。合戦中は不問だった・・
*禁煙令があった:当時はタバコがブームで、贅沢品で不経済と判断。
etc

読むと面白い!


しかし、現代サラリーマンは会社内で下克上なんてなかなかできないシステム。
成果という功労恩賞で、のし上がっていくしかない。
勿論、上に対して気を使わなければならない。
不平不満を言うのではなく、うまい具合に言葉や態度、立ち振る舞いで表現し、持っていきたい方向に。

これは、現代も戦国時代も同じ。

偉そうに言うものの、こんな事が出来ないのでペーペーである。