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一粒のタイル2

平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。(マタイ5:9)

量子モデルで読む聖書

2017-12-04 20:05:46 | 折々のつぶやき
量子モデルで読む聖書


量子モデルとは
 イエス・キリストは実在した人物で、紀元30年頃のユダヤとガリラヤにおいて多くの人々がイエスを目撃しています。そしてイエスはこれ以前の時代にも以後の時代にも神の霊として時空を越えて遍く存在してもいます。以前の時代とは宇宙の開始に始まる紀元前の時代であり、以後の時代とは紀元30年頃以降の1世紀から現代そして未来に至る時代です。つまりイエスは紀元30年頃に一つの場所にいる目に見える人間である一方で、時間と空間の中で広がりを持つ目に見えない神の霊でもあります。
 以上のイエスの特徴は、光子や電子などの量子が持つ性質と良く似ています(量子に限らず全ての物質は以下の物質波の性質を持つとされていますが、量子力学の現象ですので「量子モデル」と呼ぶことにします)。量子は観測される時には一点に収縮していて粒子の性質を示します。他方、観測されない時の量子は広がりを持って存在しているようです。光の二重スリットの有名な実験では、一つの光子が二つのスリットを同時に通過しているとしか考えられない波の干渉模様が現れるからです。この光子は経路の途中で観測を試みると必ず粒子としての性質を示すので、広がっている時の波を観測することはできません。これは遍在する神の霊としてのイエスを観測することはできないことと非常に良く似ています。
 このように量子をモデルとして聖書を読むと、聖書の中に目には見えないイエスがいることが良く分かってきます。特にヨハネの福音書はそのような書です。但し、量子モデルはあくまでもモデルであって、実際のイエスが量子と同じであると主張しているわけではないことには注意していただきたいと思います。

量子モデルのヨハネの福音書への適用

 ヨハネの福音書の1~11章は、

→ 使徒の時代(霊的イエス) →
→ イエスの時代(人間イエス) →
→ 旧約の時代(霊的イエス) →

というように、三つの時代が並行して進む三層構造を持ちます(拙著「『ヨハネの福音書』と『夕凪の街 桜の国』」)。この分かりづらい構造は量子モデルを適用するならスッキリと理解することができます。例えばヨハネ2章で目に見える人間イエスはガリラヤのカナにいますが、目に見えない霊的イエスは預言者モーセ(出エジプト7:20)の中と五旬節の日に聖霊を受けたガリラヤ人の弟子たち(使徒2:4)の中にいます。或いはまたヨハネ4章で人間イエスはサマリヤで女と話をしていますが、霊的イエスは北王国の預言者エリヤの中(Ⅰ列王17:10)とピリポがサマリヤ伝道をしてペテロ・ヨハネによって聖霊を受けたサマリヤ人の中(使徒8:17)にいます。
 しかし、多くの人にとっては量子が持つ粒子と波動の二重性自体が分かりにくいものだと思いますから、私は量子モデルを使ってヨハネの福音書を説明することを自重してきました。「『ヨハネの福音書』と『夕凪の街 桜の国』」においても量子モデル用いませんでしたし、これまで様々な説明を試みて来ました。それでも結局はヨハネの福音書の構造を理解してもらうことはできませんでしたから、むしろ量子モデルを用いたほうが良いのではないかと思うようになりました。

なぜ量子モデルが必要か
 イエスと量子とはもちろん異なります。それでも敢えてこのモデルを提案するのは、皆が人間のイエスに囚われ過ぎていると感じるからです。それではあまりに一面的です。光は粒子の性質だけでは説明できずに波の性質も併せて考えなければならないのと同様に、イエスも人間だけでは説明できませんから神の霊としてのイエスも併せて考える必要があります。霊としてのイエスは時間と空間を越えた宇宙スケールの神です。この宇宙スケールの神の愛に包まれる時、私たちは心の平安を深く感じることができます。この深い平安を得るなら他者に対しても寛容になり、赦すことができる広い心を持つことができるようになるでしょう。世界が平和に向かうためには、心の深い平安を得ることがどうしても必要です。
 もちろん、人間のイエスだけからでも私たちは平安を得ることができます。しかし、それは言わば人知の範囲内の平安だと言えるでしょう。一方、霊的なイエスは宇宙スケールの神ですから、人知を遥かに越えた深い平安をもたらして下さるはずです。私がこれまでに得た平安はそれなりに深いものですが、まだまだだと感じています。量子モデルのイエスを多くの方々と共に探求して学びを深めることで、さらに深い平安を得たいと願っています。そうして平和の働きに貢献できるようになりたいと願ってやみません。
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