知財判決 徒然日誌

論理構成がわかりやすく踏み込んだ判決が続く知財高裁の判決を中心に、感想などをつづった備忘録。

プログラムの著作物性

2012-03-11 21:47:16 | 著作権法
事件番号 平成23(ネ)10063
事件名 プログラム著作権使用料等請求控訴事件
裁判年月日 平成24年02月29日
裁判所名 知的財産高等裁判所  
権利種別 著作権
訴訟類型 民事訴訟
裁判長裁判官 滝澤孝臣

1 プログラムに著作物性があるというためには,プログラムの全体に選択の幅が十分にあり,かつ,それがありふれた表現でなく,作成者の個性,すなわち,表現上の創作性が表れていることを要するところ,本件証拠上,本件プログラムが著作物性を備えるものであるといえるかについては疑義がある。
 しかし,前記のとおり,当審における争点は,専ら損害の額であるので,・・・


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