
ところでくまモンというネーミングの由来だが「くまもとんもん(熊本の者)」を縮めたものと言われている。小山薫堂さんはおそらく全国区を意識してネーミングされたのだろう。しかし古来の熊本弁の言い方ではない。昔なら、民謡「おてもやん」で歌われているように「熊んどん」と言っただろう。この「どん」という呼び方は「おてもやん」には何回も出てくる。「ご亭どん」「肝煎りどん」「春日ぼうぶらどん」「いがいがどん」等々。「熊んどん」すなわち「熊本の人」という言い方から、熊本というのはかなり限定された地域だったことがうかがえる。ここらへんの話はたしか以前、童謡「あんたがたどこさ(肥後手まり唄)」について書き込んだ記事の中でも触れた憶えがある。
♪おてもやん あんたこの頃嫁入りしたではないかいな
嫁入りしたこつぁしたばってん
ご亭どんが ぐじゃっぺだるけん まあだ杯はせんだった
村役 鳶役 肝煎りどん あん人たちのおらすけんで
あとはどうなときゃあなろたい
川端町っつあん きゃあめぐろ
春日ぼうぶらどんたちゃ 尻ひっぴゃあで 花盛り 花盛り
ピーチクパーチク雲雀の子 げんぱく茄子のいがいがどん
♪一つ山越え も一つ山超え あの山越えて
私やあんたに惚れとるばい
惚れとるばってん いわれんたい
追々彼岸も近まれば 若者衆も寄らすけん
熊んどんの夜聴聞詣り(よじょもんみゃあり)に ゆるゆる話をきゃあしゅうたい
男振りには惚れんばな 煙草入れの銀金具が それが因縁たい
アカチャカベッチャカ チャカチャカチャー

くまモン&ザ・わらべ in 大阪