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徒然なか話

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野村芳太郎の 「3大松本清張もの映画」!

2012-10-11 14:44:13 | 映画
 芸能ニュースによればフジテレビが、「松本清張没後20年特別企画第3弾」としてドラマ「疑惑」を放送するという。過去に何度もテレビドラマ化されているが、やっぱり一番記憶に残るのは野村芳太郎監督の映画「疑惑」だ。女性弁護士役の岩下志麻と悪女役の桃井かおりのすさまじい競演が印象的だった。その二人の役を今度のテレビドラマでは常盤貴子と尾野真千子が演じるという。面白そうな顔合わせだ。
 さて、野村芳太郎監督といえば戦後昭和を代表する名監督の一人だが、コメディからシリアスものまで幅広い作品を残している。中でもたしか7、8本はあると思う松本清張原作ものはいずれも名作揃いだ。
 今日はその中から、「マツコ&有吉の怒り新党」の企画「新・3大〇〇」をパクって、「野村芳太郎の3大松本清張もの」をご紹介したい。もちろん観る人によって評価は異なるだろうが、これはあくまでも僕の個人的趣味で選んだものである。

▼張込み(1958)
 松本清張の同名小説を、野村芳太郎監督、橋本忍脚本で映画化したサスペンス。警視庁の柚木刑事は、東京・目黒で発生した強盗殺人事件の主犯・石井を追って、石井の昔の恋人・横川さだ子が嫁ぐ佐賀市に向かう。横川家近くの旅館で張り込みを開始した柚木だが、銀行員の後妻となったさだ子はただ単調な日常生活を繰り返すのみ。本当に石井は現れるのか。柚木にも焦りが募る……。

▼砂の器(1974)
 松本清張の同名小説を、野村芳太郎監督、橋本忍・山田洋次脚本で映画化した社会派サスペンス。迷官入りと思われた殺人事件を捜査する二人の刑事の執念と、暗い過去を背負うがために殺人を犯してしまう天才音楽家の宿命を描く。ある日、国鉄蒲田操車場構内で扼殺死体が発見された。被害者の身許が分らず、捜査は難航した。が、事件を担当した今西、吉村の両刑事の執念の捜査がやがて、ひとりの著名な音楽家・和賀英良を浮かび上がらせる……。

▼疑惑(1982)
 松本清張の同名小説を作者自身が脚色し、野村芳太郎監督で映画化したサスペンス。殺人容疑者の女性と彼女を弁護することになった女性弁護士の感情のぶつかり合いを軸に描く。富山県新港湾埠頭で車が海中に転落、乗っていた地元の財閥、白河福太郎は死亡したが、後妻の球磨子はかすり傷ひとつ負わずに助かる。やがて、夫に3億円の保険金がかけられていることが判明、球磨子は逮捕される。球磨子の弁護人として佐原律子が選ばれるが、二人はことあるごとに衝突した……。 


映画「疑惑」(1982)

※映画のあらすじは「allcinema」を参照。


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