徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

春雨の降るは涙か桜花 散るを惜しまぬ人しなければ

2016-04-04 18:37:31 | 音楽芸能
 古今和歌集に収められた大友黒主の歌である。
 春雨が降るのは、人々の悲しみの涙なのだろうか。桜の花が散るのを惜しまない人などいないのだから。
というような意味らしい。

 昨夜の雨で、桜の花もだいぶ散った。桜の木の下は、まるで雪のように花びらが積もっていた。こうして儚い桜の季節が過ぎ去り、また来年の桜を楽しみに待つ。延々と繰り返されるドラマである。








▼大友黒主の歌を引用した謡曲「熊野」をモチーフとした長唄舞踊「桜月夜」


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。