goo blog サービス終了のお知らせ 

徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

京町でブラタモリ!(その1)

2016-01-14 19:26:39 | 歴史
 ブラタモリのおかげで、わが町、京町の地形や地質などが気になるようになった。今までも専門家の先生の話を聞く機会はあったが、漫然と聞いていたので、あまり記憶していない。
 というわけで、図書館やネットで資料を調べた上で、あらためて歩いてみると、今までと風景が違って見え、実に面白い。

 京町台地は、「阿蘇4」と呼ばれる約9万年前に起きた阿蘇カルデラ噴火火砕流堆積によって出来た。熊本城が築城された、かつて「茶臼山」と呼ばれた段丘が、京町台地の南端になる。現在、新堀のところが掘り切られて県道が走っているが、ちょうどその下を立田山から花岡山方面へ「立田山断層」が走っている。京町台地の南西端にあたるのが藤崎八旛宮の段山御旅所で、ここの切り立った崖には、大昔の火砕流堆積の痕跡を見ることができる。また、この下を走る立田山断層の影響と見られる地層のズレが確認できる。

※いずれもクリック拡大してご覧ください

京町台地(俯瞰図の中央部分、向こうが北、手前が南)


藤崎八旛宮 段山御旅所


秋季例大祭の御神幸では、ここで奉納能が行われる


切り立った崖となった火砕流堆積の痕跡(戦時中は防空壕として利用)


火山灰が固まった凝灰岩が混じる崖には立田山断層の影響か、ズレが見られる


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。