
今年の「坂の上の雲・第二部」があっけなく終った。今年は4回しかなかったのでよけいそう感じるのかもしれないが、また1年待つのか、なんだかなぁ・・・(去年も同じ感想だったが)。第二部のエピソードの白眉はやっぱり軍神・廣瀬中佐だ。僕も戦後教育なので廣瀬中佐のことは学校では教わらなかったし、唱歌「廣瀬中佐」も歌わなかった。しかし、幼い頃から祖母や父が何度となく話してくれたし、唱歌も歌っていた覚えがある。「杉野はいずこ」という歌詞は、そのエピソードとともに忘れることはない。豊後街道の熊本と大分の県境を越えたらすぐの竹田市出身であることも親近感を抱いていたのかもしれない。目覚しい武勲をあげたわけでもなく、部下思いだった軍人が軍神として祀られる、日本てなんと素敵な国じゃないか。それにしても、秋山兄弟といい、廣瀬中佐といい、演じる役者よりも本人たちの方がいい男だというのも面白い。