徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

熊本民謡 キンキラキン

2014-03-29 17:37:35 | 音楽芸能
 熊本城下で旧藩時代から歌われていた古民謡は「キンキラキン」や「ポンポコニャ」など数えるほどしかないと、郷土史家の鈴木喬先生(2010年没)は自らの研究論文の中で述べている。なかでもこの「キンキラキン」は明らかに肥後熊本藩6代藩主細川重賢公の時代の「宝暦の改革」(宝暦:1751-1763年)による倹約令を風刺して生まれた民謡といわれている。錦綺羅(キンキラ)とは絹物のことで、藩の財政立て直しのためにキンキラを着ることは禁止されていた。歌詞の中の“がねまさ”どんとは、贅沢禁止を推進した堀平太左衛門のあだ名で、当時庶民の間では平太左衛門を揶揄してよく唄われていたという。以降、もっぱら座敷唄として料亭などで歌い踊られていたが、「ポンポコニャ」と同様、意外と歌いこなすのは難しく、近年ではあまり一般市民には歌われなくなっているようだ。





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