徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

藤崎八旛宮 藤祭

2022-04-15 18:20:24 | イベント
 今日4月15日は藤崎八旛宮の「藤祭」。藤は藤崎宮の名前の由来ともなった大変重要な植物。藤崎宮のサイトには次のような説明がある。

 藤崎八旛宮は、承平5年(935)に朱雀天皇が平将門の乱平定を祈願され、山城国(京都)石清水八幡大神を国家鎮護の神として、茶臼山(今の藤崎台球場)に勧請されたのに始まる。鎮座の日、勧請の勅使が藤の鞭を3つに折って、3ヶ所に埋めたところ、この地に挿した鞭から、やがて芽が出て枝葉が繁茂したので、藤崎宮の名称が起こったと伝えられている。(藤崎八旛宮 社記による)

 ただ、これには異説があり、郷土史研究家の鈴木喬さんの説によれば、京町台地の下を流れる井芹川の淵(深み、淀み)に、先の尖った岬(崎)が突き出た場所という意味から「ふちさき」という地名が先にあり、それが語源だという。このように地形に由来する古語が、のちに同音の言葉に掛けて生まれた創作の可能性が高い例はしばしば見られるというが、そうした諸説を含めて歴史だと思う。


神職の入場


拝殿での巫女舞奉納


境内の藤棚もそろそろ見ごろ


能楽殿での仕舞奉納(喜多流能楽師:狩野了一さん)