徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

山鹿灯籠おどり

2019-08-06 20:25:25 | イベント
 今年の「山鹿灯籠まつり」が迫って来た(8月15日・16日)。今や日本にとどまらず、世界的に知られた祭になりつつあるようだ。
 この祭の起源は二千年の昔、景行天皇の九州巡幸に遡るというが、今日、この祭の目玉となっている「山鹿灯籠おどり」が始まったのは昭和29年、まだ65年の歴史しかないともいえる。「山鹿灯籠おどり」を創り出し、今日の姿まで育てて来た多くの山鹿の人々に、ただただ敬意を表するばかりだ。
 三味線音楽の大御所・本條秀太郎さんが作られた「俚奏楽 山鹿湯籠踊り」は、山鹿の古謡を掘り起し、新しい感覚でアレンジしたもので、5つの曲で構成される。出端(プロローグ)に始まり、「いらんせ」「古調よへほ節」「山鹿ねんねこ節」「山鹿盆踊り」「よへほ節」、そして入端(エピローグ)で終わる。また、出端も「でたげなたん」という山鹿の古謡がベースとなっている。「山鹿灯籠おどり」の前史を知るよすがとして、山鹿の古謡を甦らせるのはとても意義深いことだと思う。



   ▼山鹿の古謡で構成される「俚奏楽 山鹿湯籠踊り」
2019.5.12 八千代座「第二回山鹿をどり」より
唄と三味線:本條秀太郎
  三味線:本條秀五郎・本條秀慈郎・本條秀英二
  踊 り:はつ喜流月若・はつ喜流月乃・花童ゆりあ