シャルル・アズナブールさんが亡くなった。僕の大好きな歌手であり映画俳優だった。彼の多くの曲の中でも「帰り来ぬ青春(Hier Encore)」が特に忘れられない。彼が出演した映画で最も好きな一本は、フランスの社会派監督アンドレ・カイヤットの「ラインの仮橋(1960)」だ。どこかのテレビ局が追悼番組として放送してくれれば嬉しいのだが。若い頃から敬愛する俳優さんが次々と亡くなっていく。寂しい限りだ。
▼「ラインの仮橋」あらすじ
第二次大戦、ドイツ軍の捕虜となったフランス人のパン職人ロジェと新聞記者のジャン。二人はライン河にかかった軍用仮橋の上で出会い、一緒に労役に服するため、あるドイツの村へと送られる。ここから二人の男の人生観と生き様が、際立った対照を見せながら、物語は進行する。村長の娘ヘルガを誘惑し、利用して脱走を図ったジャン。フランスへ逃げのび、レジスタンス運動に走る。一方、従順に労役をこなし、ドイツ人の信頼を得たロジェはやがて、男たちが兵役に駆り出された村で、村長代理を務めるほどの存在となる。そして、終戦、解放されてフランスへ帰還したロジェはどうしても、片思いのヘルガのことが忘れられない。ジャンに見送られながら、二人が出会ったあのラインの仮橋を渡り、再びドイツへと戻って行く。

ラインの仮橋の一場面
▼帰り来ぬ青春(Hier Encore)
▼「ラインの仮橋」あらすじ
第二次大戦、ドイツ軍の捕虜となったフランス人のパン職人ロジェと新聞記者のジャン。二人はライン河にかかった軍用仮橋の上で出会い、一緒に労役に服するため、あるドイツの村へと送られる。ここから二人の男の人生観と生き様が、際立った対照を見せながら、物語は進行する。村長の娘ヘルガを誘惑し、利用して脱走を図ったジャン。フランスへ逃げのび、レジスタンス運動に走る。一方、従順に労役をこなし、ドイツ人の信頼を得たロジェはやがて、男たちが兵役に駆り出された村で、村長代理を務めるほどの存在となる。そして、終戦、解放されてフランスへ帰還したロジェはどうしても、片思いのヘルガのことが忘れられない。ジャンに見送られながら、二人が出会ったあのラインの仮橋を渡り、再びドイツへと戻って行く。

ラインの仮橋の一場面
▼帰り来ぬ青春(Hier Encore)