徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

死刑台のエレベーター

2010-07-31 13:42:52 | 映画
 ヌーヴェルヴァーグの、そしてフィルム・ノワールの名作、あの「死刑台のエレベーター(1957)」が日本でリメイクされ、10月に公開されるという。鬼才ルイ・マルの出世作のリメイクを手がけるのは緒方明。実はこの人の作品は「いつか読書する日(2004)」しか見ていないので、どういう監督なのかよく知らない。ただ、オリジナル版の背景である50年代半ばのフランスの空気感は出せないと思うので、おそらく基本的なプロットをなぞっているだけで、設定も変えられ、全然違う雰囲気の映画になっていると思う。ジャンヌ・モローがやった社長夫人の役を吉瀬美智子、モーリス・ロネのやった不倫相手を阿倍寛が演じるらしい。阿倍ちゃんはリメイクといえば「隠し砦の三悪人」でコケているから大丈夫かな。また、これに合わせてオリジナル版が再公開されるようだ。むしろこちらの方が楽しみだが、はたして熊本で観られるだろうか。