徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「男はつらいよ」40周年の日

2009-08-27 17:46:46 | 映画
 今日は映画「男はつらいよ」の第一作が公開されて、ちょうど40年目の日だそうだ。松竹では1年前から、40周年記念プロジェクトをいろいろやっているし、熊本松竹では今も、シリーズの特別上映をやっており、既に何本かは見に行ったので今さらと言う気がしないでもない。1969年の8月27日といえば、僕は最初に就職した会社を辞めて、まだ転職先も見つからない、つまり寅さんと同じ“フーテン”の身だったので、その頃の時代の空気感みたいなものをよく憶えている。僕はもともとテレビシリーズの「男はつらいよ」ファンだったので、映画化が決まった時、キャストが変わることに少々不満があった。例えば、さくらは何で長山藍子じゃいけないの、博は何で井川比佐志じゃいけないの、おばちゃんは何で杉山とく子じゃダメなの・・・てな具合だった。だからしばらくは映画「男はつらいよ」を無視した。その後、映画がシリーズ化され、評判が高まるにつれ、とうとう無視できなくなり、結局、映画館やビデオなども合わせ全48作を見ることになってしまった。今では戦後昭和の映像資料的な価値が高まっているようだ。