徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

子供の将来と高校教育

2008-04-14 12:49:47 | 時事
 千葉県の県立高校で、入学金未納の新入生を入学式に参加させなかったことが物議を醸している。今日の教育行政が作り出したのだろうが、なんと心の小さな先生なんだろう。入学式が終った後にいくらでも方法があっただろうに。
 このニュースを聞いてふと思い出したのが、先月放送されたNHKの「にっぽんの現場 定時制3年4組 ~生徒急増 いま何が~」(写真)という番組だ。横浜のある高校では、定員割れもあった定時制で、ここ数年入学希望者が急増し、定員を2倍に増やしたそうだ。公立高に入れない生徒が、家庭の経済的な理由で私立高にも入れず、定時制に流れ込んできているのだという。番組では、学費と家計のために働きながら学ぶ生徒たちの実態と、卒業後に待ち受ける進路の厳しい実態とを紹介していた。格差社会のしわ寄せが、こんな子供たちに行っているという現実に心が痛むと同時に、国の予算のどれかを削ってでも、せめて子供たちが高校までは教育を受けられないものだろうかと願わずにはいられなかった。