徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

農山漁村の郷土料理百選

2008-04-15 13:34:26 | 時事
 昨年、農林水産省が選定した「農山漁村の郷土料理百選」が冊子になって全国に無料配布されるらしい。インターネットで面白半分に眺めている分にはどうでもよかったが、莫大な予算を使って無料配布という話になると「ちょっ!待てよ~!」と言いたくなる。そもそも農水省の目的は何なのだろう。農水省のサイトを見てもよくわからない。地域産業の振興になるとでもいうのだろうか。とてもそうは思えない。逆に妙な権威付けになって業種によっては不平を託つところが出てきはしないか。また、旅行情報としても私にとっては余計なお世話だ。
 内容的にも大いに不満がある。熊本で選ばれている「馬刺し」は断じて農山漁村の郷土料理ではない。私の知る限り、昭和30年代に一部の料理屋などで裏メニュー的に出されていたものが、だんだん人気を呼んで表に出てきたものだ。加藤清正の朝鮮の役の話など後付けで、むしろそれを知っていると食べる気にはならないのではないだろうか。自分も馬刺し嫌いだが、同じような考え方の熊本県人は意外と多い。映画「雪に願うこと」で、走れなくなった輓馬に「阿蘇に送るぞ!」というセリフが出てきた時は悲しかった。そんなに目くじら立てるほどのことではないのかもしれないが、それならそれで無駄な予算といえるわけだ。

水着今昔

2008-04-15 06:39:31 | スポーツ一般
 北京オリンピックを前に、スポーツ用品メーカーが競って競泳用水着の新モデルを発表している。どれもハイテクが駆使されている。競泳用水着ほど話題にならないが、水球用の水着も、われわれの時代と比べると驚くほど進化した。水球の場合は競技中につかまれるので、耐久性が一番要求される。従って最近では表面がコーティングされているものが多い。われわれの時代にはそんなものはないので、試合の時は特別のものを用意した。テント屋さんに行って生地を買ってきて、それを水着の形に縫ってもらうのだ。これがゴワゴワして何とも履き心地が悪かった。東京オリンピックの時、練習用プールとなっていた神宮プールのロッカールームで目撃したのだが、その頃の海外選手は二枚重ねの水泳パンツの下にさらにTバックみたいなものを着用していた。そう、当時われわれが“○○つり”と呼んでいたやつだ。最近のスマートな水着を見る度、昔の粗末な水着のことを懐かしく想い出す。