
昨夜の熊本朝日放送「探偵!ナイトスクープ」でとんでもないものを見た。妙齢の速読術の先生が、バッティングセンターで、なんと150キロの速球をいとも簡単に打ち返したのだ。この先生、呉真由美さん(写真)といって主に関西でご活躍だが、野球の経験などは全く無いという。自分の経験では130キロでも当てるのは大変で、150キロにチャレンジしようと思ったこともない。呉先生によれば速読術によって身に付けた方法で脳がふだんの数倍も早く回転している状態になれば、速い球がゆっくりに見えるというのだ。われわれの少年時代のヒーローだった打撃の神様、川上哲治は絶好調時「球が止まって見えた。」と言った。このことについて問われた呉先生は「十分あり得たことだ。」と言う。この番組の探偵の一人、たむらけんじの笑いの小ネタ集の一つとして紹介されたが、とても笑ってすますわけにはいかない大脳生理学(かどうかはわからないが・・・)の研究テーマになり得るのではないかと思った。