食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Mont D'or モンドール

2014年01月13日 | チーズ
今シーズンも、いっぱい食べたい

と思いながら




なかなか買いに行けない



モンドール

クリーミィな、秋から冬に食べたい季節のチーズ



モンドールは、フランスの東、サヴォワ地方とスイスの国境で作られるチーズ。

作る期間が決まっていて、

販売される期間も決まっている。








木の器で熟成させて、

木の器で販売される事が義務付けられている。



普通、

皮は食べずに中身だけをすくって食べる。



この、トロっとろ具合



コレに、同じ産地のワイン、ヴァンジョーヌを少しかけて、オーブンで熱々にして食べるのが、もうサイコー




一口に“モンドールチーズ”といっても。

生産者さんが違えば、お味も違う。

今年はまだ、5種類のモンドールしか食べていないけれど。






この生産者さんのが、一番おいしい



私がよく食べるのが、パリの有名フロマージュリー・キャトルオームさんの所の。

フロマージュリー(=チーズ屋さん)の仕事は、チーズを選ぶ事と、熟成させる事。



例えば、有名なカマンベールチーズ。

おいしいチーズだけど、生産者さんはた~くさん、いらっしゃる。

工場で作られているものもあれば、少ないけれど、手作りのものも。

その、たくさんあるカマンベールの中から、自分のお店で扱うカマンベールを選び、お店に届いたものを、ちょうどよい熟成でお客様に売る。



生産数が少なくて、おいしいチーズは、生産者さんが、卸すチーズ屋さんを選ぶ事もある。

ステキなチーズ屋さんは、

おいしいチーズを揃え、

適度な熟成状態のものを売り、

そして、お客様が多い

これ、重要な事。



お客様が多いって事は、

商品の回転が速い。

つまり、熟成させすぎ(いくらチーズ=カビが生えている食べ物でも、いや、だからこそ“食べ頃”は限られている)なハズレが少ないってコト。



一度、スーさんに買ってきてもらったモンドールは、

スーパーで売っているものと同じだった



スーパーで買ったのがおいしくなくて、わざわざマルシェ(朝市)のチーズ屋さんで買ってきてもらったのに

まぁ、チーズ嫌いなスーさんにお願いした私が悪かったんだけれどね





キャトルオームさんのモンドール、いろいろあって、よく食べていて。

ココのが味の基準になっちゃっているから。

なかなか、それ以上のお味って、なかったんだけれど。

本当においしいモンドールは、オーブンに入れる必要も無く、そのままが、一番




熟成加減も絶妙で、

おいしく、幸せに頂いた



さて、

まだモンドールのシーズンは続く。

おいしいモンドール、探し続けよう




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