食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

DESSANCE デサンス

2015年01月03日 | お菓子屋さん
定期的にうかがっている、



DESSANCE デサンスさん



パリで唯一? 

の、デザートのフルコースが頂けるレストラン?

サロン・ド・テ?



もちろん、単品でも頂ける



しかしながら、

せっかくなので、

今回もコースを注文。

こちらのお店は、

“Degustation partage 分け合うコース”

があるので、

スーさんと2人で1つのコースを半分こ

こういうのがあると、

“1人1品頼まなくちゃいけないのかなぁ

っていう心配をしなくて良いので、ちょっとうれしい



早速、

中身は、



と、

思ったら



アミューズ・ブーシュ、先付け。

こちらのシェフパティシエさん、以前は、2ツ星レストラン・グラン・ヴェフールさんのシェフ、3ツ星レストランルドワイヤンさんのスー・シェフ(2番シェフ)と、“ガストロノミー・美食”といわれる舞台で活躍されていた方。

コース構成も、高級レストラン仕様

なので、このアミューズ・ブーシュは、単品を頼んでも付いてくる



1品目は、



洋ナシとコーンの1皿。

洋ナシのコンポートに、コーンスープ

これが、不思議と合う



良い意味で、期待を裏切ってくる



2品目は、



レモン、チーズ、スペキュロス。

スーさんも私も、柑橘類は大好き。

でも、“苦味”が苦手なスーさんは、大好評とはいかなかった。

しかし、苦味 な私は、好きな1皿





これはなんだ

白にんじん、柑橘類、そして、生卵

そこに、



にんじんのスープをかけて頂く

なんだか、クセになるお味





マロンときのこが4品目。




秋?

冬?

の森の中のような盛り付け。

去年いただいたセップ茸の方がおいしかった気もするが、マッシュルームもなかなか



最後は、



キャラメルとレモン。

これは、スーさんお気に入り。

逆に、柑橘類でも“すっぱい感”が苦手な私は、いま一歩。

同じ柑橘類でも、とらえ方が違うとこうも変わるのか、と、面白い。



あ、

スーさんは、



お茶を頼み、


私は、



ショコラ・ショー

『甘いものに、甘いもの?

なんて驚いていたスーさん。

こういう変化球なデザートのコース。

逆に甘味を足せて、私は満足

サッパリ頂きたかったというスーさんは、紅茶で満足



最後は、



ミニャルディース、子菓子で〆



毎回、ワクワク感と、驚きと、満足感を味わう事の出来るデサンスさん

今度は、フルーツの充実した時期に来ようかな

Un Dimanche a Paris アン・ディマンシュ・ア・パリ

2014年12月31日 | お菓子屋さん
さて、

ル・プロコープさんでデザートを食べなかった理由とは?





Un Dimanche a Paris アン・ディマンシュ・ア・パリさん

で、

ケーキを買っていたから



中身は、



ビュシェット(ブッシュ・ド・ノエルの1人前用)、2つ



もみの木のケーキ、激ウマ

もうひとつのは、ちょっと残念なお味だった



もみの木のは、形もかわいいし、買いに来て良かった~

かわいいといえば

フォションさんのビュシェット、かわいかったの

サンタさんの帽子の形

クリスマス前、一度フォションさんの前を通った時に見かけて。

“今度来た時に買おう”

と、

思っていたら

その“今度”は、今日だった

もちろん、もう売っていない



何でこうなのかな~

“その時”に、買わないからこうなるんだよ



あ、フォションさん、もうガレット・デ・ロワ売り始めてた

私は、来年買う予定のガレット・デ・ロワのリスト作成中

来年は、原点回帰で、パティスリーだけじゃなく、ブーランジュリーのガレットもいろいろ買おうかと考え中。

時間の許す限り




“来年の事を話すと、鬼が笑う”

なんていうけれど。

明日はもう、2015年

ガレット・デ・ロワも、来週の事なんだよね



皆さん、

良いお年をお迎えください

LADUREE ラデュレ

2014年12月29日 | お菓子屋さん
そういえば

先日の19日、

予想外に忙しくなっちゃって、ブログの更新が出来なくなってしまって

申し訳なく載せた、



この写真。



すぐに気付かれた方もいらっしゃるかも

な、



ラデュレさん

の今年のビュシェットたち





ラデュレカラー

な、パステルカラーが、かわいらしい



“ビュシェット”っていうのは、クリスマスケーキ のフランス語版・ブッシュ・ド・ノエル の1人前用の事。

日本では、パティスリーでも、デパートでクリスマスケーキを予約するのでも、チラシとかカタログから選ぶ。

フランスでは、クリスマスケーキ=ブッシュ・ド・ノエルは、1年で一番重要な食べ物といっても過言ではない

そんなブッシュ・ド・ノエル選びを失敗するわけには行かないので、12月に入ると、ほとんどのパティスリーで、ブッシュ・ド・ノエルの1人前の販売が始まる

いろいろ食べ比べて、その年のブッシュ・ド・ノエルを予約する。



この1人前用、私みたいな1人でいろいろ食べたい人にはうれしい習慣

大きなブッシュは、高いし、食べきれない

ビュシェットなら、気軽に、いろんなパティスリーのクリスマスモデルのケーキたちを食べる事が出来る



ちなみに、



これの中身は、“ババ・オ・ラム”の、パイナップル風味。

これが、なかなかおいしかった



ラデュレさん、老舗ではあるけれど。

シェフパティシエさんは、替わる。

一時期、下降線上にいたラデュレさんを持ち上げたのは、いまや世界的に有名になった、ピエール・エルメさん

今年、シェフパティシエさんが新しく変わったラデュレさん。

定番モノは、モチロン変わらないけれど。

その時々の、シェフのスタイルを見る事が出来る





もちろん、私の好きなクロワッサンも購入





年末年始のカタログも頂いて



ただねぇ、

今年、たくさんビュシェット食べようと思っていたのに、例の如く、買いに行く時間が

それでも、

いくつか買えたので、少しずつ、ご紹介できれば


Les Glaces アイスたち

2014年12月04日 | お菓子屋さん
年が変わる前に、載せたいブログ記事




今年は、フランスに来て一番アイスクリームを食べたのではなかろうか?

日本では、コンビニで簡単に買えちゃうアイス&シャーベット。

フランスでは、スーパーかパティスリーとかアイスクリーム屋さんに行かないと買えない

シャーベットが好きな私は、スーパーのラインナップでは物足りず、パティスリーとかアイスクリーム屋さんのアイスしか食べなくなってしまった。



アイスが食べたい時には、わざわざアイスクリーム屋さんとかに行く事になるんだけれど。

たいてい、面倒なので、オランジーナ(フランスでメジャーな炭酸オレンジジュース)で間に合わせていた。

なので、アイスを食べるのは年に2、3回位だった私。



今年はね、夏にイタリアのアイスクリーム職人さんの講習会を受けた所為か?

アイスクリーム屋さんの近くを通ったら、自然と足が向くように



で、



イタリアの有名なグラシエ(アイスクリーム屋さん)のGROM グロムさんや、


ヨーグルトで作る、



ヘルシーなアイスクリーム屋さんや、




パティシエさんが作るアイスクリームなんかを購入。


パリ市内のあちこちにあるAmorino アモリーノさんは、ほぼ毎週行っていたかもしれない

どこにでもあるし、おいしいし



あ、

パティスリーさんでアイスクリームが置いてあるのは、



こんなワゴンが店頭にある事が多い

これは、Les Marquis de Laduree レ・マルキ・ドゥ・ラデュレさん







マカロンがのっていて、かわいらしい。


私は、カップに入れてもらうのが好きだけれど、



コーンと選べる所が多いので、その時の気分次第



寒くなってきて、アイスはもう来年かなぁ~?

なんて思っていたんだけれど。

意外と、外食して、少し歩くとシャーベットが食べたくなる私



お腹がいっぱいになると、コーヒーも飲まないスーさんは、

『また食べるの? 

なんて言いながら眺めているけれど

(そうは言っても

スーさん、私が食べていると、横から手をのばしてくる

それを見越して、ワンサイズ大きいサイズを選ぶ私)



そんなワケで?

フランスでは、冬でもアイスクリーム屋さんに人がいる

観光の方たちが多いけれど、歩き疲れてホッとしたい時、甘くて冷たいアイスやシャーベットは、体に沁みる~

Les Marquis de Laduree レ・マルキ・ドゥ・ラデュレ

2014年11月26日 | お菓子屋さん
寒くなってきた、というか

もうね、寒いパリ。

朝晩は、手袋が必要で



そうなると、

モンブランの季節




ってなワケで.


あちこち、時間を見付けてはモンブランを求めて右へ左へ




まずは、



Les Marquis de Laduree レ・マルキ・ドゥ・ラデュレさん



昨シーズン同様、



マロンクリームに、チョコレートの台座。

濃厚で、それぞれがおいしいんだけれど。

別々に食べた方が、おいしい、カモ



期間限定モノは、今しか手に入らないからこそ食べたくなる



そういえば、

パリの高級百貨店・ギャラリー・ラファイエットがシャンゼリゼ通りに新店舗を構えるらしい

いつオープンするのかな?

と思う前に、

どこにそんなスペースを確保したんだろう???

どの位の規模になるのかも、興味があるなぁ



シャンゼリゼ通り自体は、たくさんの飲食店があるので、飲食店にはこれ以上、場所を提供したくないらしい。

ファッション関係やその他、バラエティ豊かなショッピングストリートを目指しているシャンゼリゼ通り。

今年のイルミネーションは、去年よりもクリスマスらしい

(去年までの数年間、シャンゼリゼ通りのイルミネーションは、エコノミーでエコロジーなテーマだった)

これから、どう変わっていくのかな

LENOTRE ルノートル

2014年11月21日 | お菓子屋さん
マレ地区を歩いていると、



もう、秋も終わりな雰囲気



そして、



クリスマスのイルミネーション



ワクワクするねー



最終的に、

“平日のんびり、マレ地区散策”になった、この日。

最後にうかがったのは、




LENOTRE ルノートルさん



歩いていてね、

どうせなら、モンブラン巡りでもしようかな、と



ルノートルさんも、厳密にいうと、モンブランではなく、



タルト・ミルティーユ・エ・マロン。

モンブランという名前は付かない。



でも、ま、栗のケーキという事で



相変わらず、おいしい

これ、毎年食べているなぁ。



そんなワケで。

栗のケーキ探しを始めた私。

次は、どこに行こうかな~

Patisserie PAIN DE SUCRE パティスリー・パン・ドゥ・シュークル

2014年11月20日 | お菓子屋さん
思っていたより、

じっくり、のんびり見学してしまったピカソ美術館。



美術館のあるマレ地区は、日本でいう、原宿か代官山?

ようは、お買い物地区




食べ物以外の買い物に疎い私

しかしながら、新しい服やらカバンやらを買わなければいけないような時期というか、雰囲気というか…



で、

のんびり、

ぶらぶら、

ウィンドーショッピング



そこで見付けた、



カバンフック


使い方は、



こんな感じ

良い物が見付かった

(って、予定していた服やらは見付からず、無駄な衝動買いのみ)




なんてやっているうちに、



Patisserie PAIN DE SUCRE パティスリー・パン・ドゥ・シュークルさんへ

ここへ来る為の、マレ地区ウィンドーショッピングだったのかも



ここへ来た目的は、



モンブラン

といっても、こちらは、“マロン”ではなく“シャテーニュ”をつかったケーキ。



何が違うのか

説明するのが難しい



日本語に訳すと、

マロン→マロニエ(宮崎駿監督の“紅の豚”の主題歌に出てくる木:分かるかな~?)の木の実

シャテーニュ→栗の木の実

なんだけれど。



スーさんに聞いても、

他のフランス人(料理関係のシェフやパティシエさん)に聞いても、正確な答えは出てこない



個人的には、



あとは、



ココナツと、レモンのデザート。

これ、おいしい



さらに、

同じパン・ドゥ・シュークルさんのお隣の店舗で、



塩モノ系も購入

グラスに入っているのが、フォアグラとグレープフルーツの冷たいもの。

秋のお野菜のキッシュに、

半球のものは、パイ生地の中に、お肉の詰め物。

そして、細長いのは、アップルパイ



全体的に、塩気が足りなかったような?



あ、これらは晩ご飯に頂いた

CARETTE カレット

2014年11月18日 | お菓子屋さん
ある日突然、職場のマネージャーが

『どうらく人よ、明日、来なくていいよ

と。



イヤイヤ、

クビ、とかじゃなくてね

残業し過ぎで大変な事になっちゃってるから、振り替え休日 みたいな




やった~




もうね、

その瞬間から、何をしようか、頭の中でスケジュールが組み立てられるよね。

だって、平日休み

普段、日曜休みだから、ほとんどのお店は閉まっているし、開いている所は、人がいっぱい



時間を有意義に、優雅に使いたい



と、いう事で、

まずは、ブランチ

で、



CARETTE カレットさんへ

うかがったのは、パリの3区、ヴォージュ広場前のカレットさん

ここ、お昼前だとそんなにお客さんが多くなく。

目の前が公園で、テラス席に座ると、ゆったりとした時間が流れる

あ、店内ももちろん素敵だけどね。



注文したのは、

ブランチセット。



あったかい飲み物と、フルーツジューズ。

そして、ヴィエノワズリー。


さらに、



卵料理と、トースト





スクランブルエッグには、ハム添えを選んで。



ヴィエノワズリーは、



クロワッサンを選んだ私。



午後に来ちゃうと、通行人も多くて落ち着かないけれど

平日の午前中、

こうやってサロン・ド・テでのんびり出来るなんて、最高の贅沢じゃないかなぁ



けっして、激ウマな食事が出来るわけではないんだけれど。



この雰囲気が、ご馳走

Hotel Mandarin Oriental Paris ホテル・マンダリン・オリエンタル・パリ

2014年11月17日 | お菓子屋さん
ここに来る時は、

“近くに来たから”

が、理由になる事が多い。





Hotel Mandarin Oriental Paris ホテル・マンダリン・オリエンタル・パリさん



お目当ては、



フラン

スーさんの大好物なんだけれど。

なかなか、“おいし~” っていう物は少ないねっていう話をしていて。

ちょうど通りがかったマンダリン・オリエンタルさんのはどうだろう?

と。



うん。

普通だった



フランだけ買うのは申し訳ない気がして、




これ、おいしかった




これも、かなかな。




カヌレはねぇ、イマイチだったかなぁ。



おいしいフラン、どこかにありませんか~??? 

Pure Patisserie ピュア・パティスリー

2014年11月15日 | お菓子屋さん
最近、新しいパティスリーの話を、なかなか聞かないパリ。



そんな中、

今年はじめに出来たパティスリーに行ってきた



Pure Patisserie ピュア・パティスリーさん

パリのホテル・スクリーブでシェフパティシエをされていらした方が独立して出されたパティスリー。



買ったのは、





ミルティーユのケーキと、フラン。



こちらのお店の特徴は、1人前のケーキと、それを小さくしたミニサイズがある事。

お試しには、もってこい



私が行った時間が悪かったのか?

ケーキの種類は少なめ。

お味は、まあまあ。



塩モノ系もあったので、



キッシュロレーヌも購入。



15区は、我が家からは、行きにくい場所。

頻繁に通いたくなるパティスリーでは、ないかなぁ



とはいえ、

壁に飾ってあった栗のデザートは、心惹かれるものがあり

次回は、栗のケーキを買いに来よう



あ、

こちらのパティスリーのすぐ近くに、



フランスのコンクールで優勝されたお惣菜屋さん


せっかくなので、買ってみた。



ブーダン・ノワール、豚の血で作ったソーセージと、

トマトのファルシ。

これらが、たまらなくおいしい

ここには、わざわざ来る価値があるかも