食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

L'ECLAIR DE GENIE レクレール・ドゥ・ジェニ

2013年04月30日 | お菓子屋さん
ふぅ、

やっと行ってきた



L'ECLAIR DE GENIE レクレール・ドゥ・ジェニさん

パリのマレ地区に出来たエクレア専門店




このお店は、フランスの老舗パティスリー兼仕出し屋さん、フォションの元シェフパティシエさんがオープンさせたもの。




シェフパティシエ、アダムさんは、マンネリ化していたフォションのパティスリー部門を、斬新なデザインや、何より“本当においしい”ケーキたちを提供する事によって再浮上させた方。

そんな彼の代表作が、エクレア。

アダムさんが開催した“WEEK-END ECLAIRS ウィークエンド・エクレア”(←去年のはこんなカンジ)の存在感ときたら

お店の名前が、“エクレアの天才”

彼の、自信の程がうかがえる。








マスカルポーネ&塩キャラメル、




ミルクチョコ&フランボワーズ(木苺)




バニラ&ナッツ。

の、3つを購入。



夕方、6時前にお店に着いたから、もう、売り切れちゃっているものもあったけれど

選んだ3つとも、本当においしかった



フォションさんのウィークエンド・エクレアでは、ここのエクレアより大きいサイズで7ユーロ。

ここは、小ぶりで4.5ユーロ~5ユーロ。



おいしいエクレアを食べながら、オシャレなマレ地区を散策するのも悪くない




あ、

パティシエさんが気になる

エクレアのクリームを入れる為の入り口は



ここから

Mutuelle 共済組合

2013年04月29日 | ちょっとした事・話
フランスに来て、初めて、



めがねを買った




普段は裸眼で過ごしていた私。

テレビや映画を見る時だけめがねをかけて。




でも、そのめがねも、もう4年使っているから。

会社の健康診断でも、

『その目(裸眼)で車の運転とか、絶対しないでね

とか言われていたので




で、まずは眼科へ




フランスでは、めがねを作るのに、眼科医の診断書が必要になる。



なぜなら

“保険”が効くからー



だから、

“ついで”に買った、



コンタクトレンズ1年分も、全部タダ



っていうのもね、

日本にあるような社会保険(強制加入)の他に、“Mutuelle 共済組合”っていうのがあって。

日本で例えるなら、生命保険、みたいな。

生命保険と違うのは、自分で好きな保険を選べない。

会社が契約しているミュチュエルに入らなければいけない。

そのかわり、生命保険が、あくまで大きな被害にあった時(契約内容による)の為、なのに対して

ミュチュエルは、風邪でも怪我でも“お医者様”に掛かったら虫歯だろうが、切り傷だろうが、風邪薬でも適用される




あとは、ミュチュエルの契約内容しだい。

スーさんも私も、それぞれ会社のミュチュエルに加入しているけれど。

スーさんのミュチュエルの方が還付範囲がとてつもなく広いので。

そっちを使っている。



つまり、毎月お金を払っている私だけれど。

その意味は、全くない



『私、主人のミュチュエルに入っているので必要ないです』

は、通用しない

あ、仕事の業種によるんだけどね。

フランスは、職業毎に同業者組合があって、それに従わなくちゃいけない




まぁ、それだけ無駄にお金を払っているんだから。

利用できるものは、大いに活用しよう

Salon de the サロン・ド・テ ヴェルサイユ

2013年04月28日 | 外食 レストランとか
1泊2日の小旅行を、いったい、どこまで引っ張るのか

ハイ、

これで最後にします




見学して、お昼ご飯は食べなかったけれど。

それでも、

やっぱり、

食べたくなるもので。。。



最後に、





ホテルのサロン・ド・テ




あ、



サロン・ド・テとバースペースは同じ管轄(?)。





ホント、食べつくした感、満載




メニューに見つけた、



“ハンバーガー”

これに、デザートをプラスして



って、

デザートの種類、昨晩食べたカジュアルレストランと全く同じじゃないか




なんか、

残念



とっても、

残念。




でも、





食べたけどね




ヴェルサイユ市に着いた土曜日は曇り&雨だったのが、

日曜日は、今年最初の、本当の快晴

っていうか、私、ノースリーブで過ごした位



こんな日だから、午後のサロン・ド・テなんて満席




待たずに席につけて幸せ




っていうか。

このハンバーガーとデザート、昨晩のメニュー同様、セットになるように頼んだのに。

お会計は、セットが1つ、単品ハンバーガーが1つ、さらにデザートが2つ…。

何個デザート食べさせるんだ



ってなワケで。。。



皆様、お気を付け下さい







そういえば

今回のマイ・お土産は、



“王の朝食”と、“王妃の朝食”って書かれたカフェ・オレボール

スーさん、旅のお土産は“陶器系”と決めたらしい



あと、



フランスの伝統的なテーブルウェアの本を私用に



5月の半ばには、ヴェルサイユ宮殿のご近所にショッピングスペースが出来るから。

新しい、お土産用のアドレスが増えるね

Petit Dejeuner 朝食

2013年04月27日 | 外食 レストランとか
さて

そんなワケで。



土曜日ゆったり過ごして。

ヴェルサイユ宮殿を見学したのは日曜日。



日曜日の朝は、



もちろん、ホテルのビュッフェ・de・朝食




これで、ホテルに3つあるサロンを全て使った事になる




このサロンも、



開放的

結婚式なんかにも使われるんだって




スーさんと2人、



たっぷり、しっかり頂いた朝食



おかげで、お昼ご飯、宮殿の敷地内にたくさんあるアンジェリーナ(パリの老舗サロン・ド・テの支店)で食べようと思っていたのに、入る必要なかった



その場で焼いてくださる卵料理やクレープにパンケーキ、また食べたいなぁ

止められない、止まらない~




あ、

食後、







ホテルの周りを1週。





のどかだなぁ

Trianon トリアノン

2013年04月26日 | フランス国内旅行
ヴェルサイユ宮殿旅行なのに、“あの場所”の話が無いじゃない?

なんて思っていらっしゃる方



しっかり、行ってきましたヨ。



王妃、マリー・アントワネットの小トリアノン




いやね、書く順番メチャクチャで申し訳ない

気が向くままに書いているもので



メインの宮殿を見学して

名物の庭たちをのんびり散策して

大水路を横切って。



あ、大水路って、入園料とか必要ない、一般公開のスペースな事に、この時初めて気づいた私。

知らなかったわぁ




そういえば。

広大なヴェルサイユ宮殿の庭、そして、トリアノンを通過するのに、専用の小さな電車(?)がある。

あと、小さなレンタカーも。



よく、お庭やトリアノンはとっても広大すぎるので電車を使うのが便利、なんて聞くことがあったんだけれど。

歩くのが面倒な方、時間の無い方、小さなお子様連れの方には必須だね

私やスーさんのように、歩くのが好きで、お天気が良かったら、ぜひ、歩くことをおススメしたいけれど



で、やってきた小トリアノン。








小さいけれど、品の良いお屋敷




そして、そこからすぐの所に、



私世代より若かったら、

『それが何?』

って言われちゃうかも知れない、“コレ”



ベルサイユのバラって、どの世代まで通用するんだろうね? 




そこからさらに少し歩くと、





マリー・アントワネットの村と農園

もう200年以上、こうして建っている。




“農園”なのに、



こんな胸像がついているあたりが、“王妃様の”農園なんだろうね



スーさんが、

『ヴェルサイユ宮殿は1度見学したら十分だけれど、ここは時々来て、のんびりしたいねぇ

だって。

子供がいたら、楽しめるだろうね。










そして続くは、



大トリアノン












“王様の離れ”だけあって、大きくて、豪華



たくさんのお部屋が、







“○○遊びの部屋”みたいになってる。





ビリヤード、この時代にもあったのかね






とにかく広い庭に、








点在する建物や調度品。




この栄華が、フランス大国の象徴であり、衰退の序章。




それにしても。

歴史のある建物を維持することの大切さ、そして、大変さを痛感する今日この頃。

(いろいろあってね…)



ずっと、

後世に残していきたい、

残さなければいけないものだね



LA VERANDA ラ・べランダ

2013年04月25日 | 外食 レストランとか
散歩から、ホテルに帰って来て。

しばし、ホテルでのんびりタイム




このヴェルサイユ旅行の週は、スーさんも私も激務でねぇ

“走り回らないプチ旅行”がメインテーマでね。

(普段は、あっちのパティスリーやこっちのブティック、あそこを観光して、今度は向こう…

なんて、とてつもない行動量なもので)




で、夜は、同じホテルのブラッスリー(カジュアルレストラン)へ






“LA VERANDA ラ・ベランダ”さん




食前酒に、



私はノンアルコールカクテル、スーさんはアルコール入りカクテル






前菜は、



リゾットを頼んだスーさんと、




シェーブルチーズのサラダを頼んだ私。

これがおいしい




スーさんの選んだメインは、



牛肉のタルタル(生の牛肉のたたき、みたいな)


タルタルには定番の、



フライドポテトも。

フランス人は、イモが好き





私は、



仔羊




デザートに、



タルトタタン(アップルパイ)…

形にビックリしたけれど、おしいかったー



あ、スーさんは、



チョコのデザート。





コーヒーのお供はカヌレ。




このカジュアルレストランは、

前菜+メインか、

メイン+デザートか、

前菜+メイン+デザートか、

のコースを選ぶ。



私たちは、もちろん3番目の前菜+メイン+デザートをチョイス。

だがしかし



お会計の伝票が“前菜+メイン”そして、“デザート単品”となって出てきた

こうなると、若干お値段が高くなる



実は、私たちが席に着いて注文を終えて少ししたら、

『デザートはいかが?』

と、パン皿を下げながら聞いてきたサービスの方




思わず、

『まだ、前菜食べてないんだけれど』

と、真顔で返した私。



『あ、…、 っと』

と、私のパン皿を返してくれた。




メインダイニングの方は、ソツの無いサービスだったけれど。

こっちは、シーズン限定のアルバイトさんが多いのかな?

“カジュアルだから、気にしない”

と、思いつつ、伝票はチェックしてから支払いを済ませること必須

(なにせ、ここはきっちりとした日本ではなくフランス。

“気にしない”と、“自己責任”が必要な国なのです)








これからの季節は、テラス席も気持ちが良いだろうなぁ

Maeche de Versailles ヴェルサイユのマルシェ

2013年04月24日 | フランス国内旅行
あ、1泊2日をどう過ごしたかって?



まずね、

土曜日は、レストランの予約に合わせてホテルに来てチェックイン。

そのまま、フロントに荷物を預けてレストランへ。



その後、部屋で着替えてヴェルサイユの街観光

小さな街だけれど。

パリとは雰囲気の違う、

元・王都なこの街は、しっかり整備されていて。

ふらっと散歩にちょうど良い



ホテルから歩いて10分もしない所にある常設マルシェは、





とっても品が良かった




思わず、



旬のホワイトアスパラガスと、





モリーユ茸を買っちゃうくらい



パリのマルシェをいえば、“週のいつといつ”開かれる“あおぞら市”がほとんどだけれど。

実は、昔はほとんどが、こういう常設マルシェだった。

それが、戦争やら何やらで無くなっしゃって。

今では、2つか3つ?

本当に数えるほど。



建物だけ残って、中身は空っぽ、なんて所もある。

スーパーマーケットが出来ちゃって、生計が立たなくなっちゃった、なんていうのも理由のひとつかもね




なかなか、旅行でフランスに来たら、のんびり街観光の時間は取ることが難しいかもしれないけれど

何にも無く、ぶらり散歩。

時間があったら、ぜひおススメしたい




あ、



コレ、痛んじゃいそうで今回は買わなかったけれど。

どんなお味か、今度試してみよう

Gordon Ramsay ゴードン・ラムゼイ

2013年04月23日 | 外食 レストランとか
ヴェルサイユ宮殿の観光だけなら半日で十分。

じゃあ、何故に1泊2日だったのか




それはね、

モチロン、



食べるため




ヴェルサイユ宮殿のお庭の横に建つホテル、トリアノン・パラス。

そこに宿を取り。




ここのメインダイニングは、イギリス人シェフ、ゴードン・ラムゼイさんのレストランが

1度は行ってみる価値があるよ~、なんて聞いていたので




さすが世界中からのお客様をおもてなしするレストラン。



メニューを渡される前にアレルギーの有無を聞かれた。

アレルギーがあるのに、伝え忘れる事のある私にはなんとも嬉しい




で、食前酒にシャンパンをお願いして。

お供に出てきたのが、







こんなにかわいいチップスやディップたち



ジャンパンを飲みながら、

チップスを食べながら、

料理を注文すると、



こんなワゴンが登場。



これね、バター。

有塩バター、無塩バター、レモン風味のバターから選ぶと、




こんな形になってテーブルの上に



このバターはボルディエさん。

一時、フランスで一番おいしいバターなんて言われていた。

もちろん今もおいしいけれど。

大量生産するようになって、味が落ちたんじゃないか、なんて言われるけれど。

こうやってスペクタクルな感じで出されると、やっぱりおいしく感じちゃう





今、一番おいしいって言われているバターは、また今度ご紹介するとして。



パンは3種類。



フォカッチャ風、




パン・ド・カンパーニュ、

あと、バゲットを食べたのに、写真、撮り忘れた




プラス、



グリッシーニ



バターとは別に、



オリーブオイルとバルサミコ酢。

これ、ダイエット中の方や、日本人にはうれしいんじゃないかな





ゴードン・ラムゼイさんのレストランのキッチンを預かるシェフはイタリア人。

このシェフも面白い経歴で。

初めてラムゼイさんの調理場に入ったのは、なんと、洗い場さんとして



そこから調理場に移動して。

それが今では、2つ星の、このレストランのシェフだっていうんだから



イギリスとイタリアと、そしてフランスの良いトコどりなテーブル




アミューズ・ブーシュ、先付けに出てきたのは、



アボカドと温泉卵(風)に、イベリコ豚の燻製。



前菜のフォア・グラは、



ブッフ・ブルギニヨン(フランスの郷土料理の牛の煮込み)と一緒に

アクセントは、イギリスで取れるフルール・ド・セル(大きな粒のお塩)




フォア・グラに添えられたブリオッシュも絶妙





トリュフ風味のリゾットに、





ラビオリ。





メインは鴨



この鴨の付け合せ、

『このお皿の上のもの、全部食べてくださいね~

って、



根っこまで、だそうですヨ。

しっかり頂いた。

食感が面白い



さて、デザートは




メインのデザートの前に、



お口直しのアイス、パッション・フルーツ味。




で、



イル・フロタント。

フランスの、昔からある、メレンゲとバニラのソースのデザートなんだけれど。



おいしい。



しかし、

ここにも、



パッション・フルーツ…。



かぶってない方が良かったなぁ




食後のコーヒーと一緒に、



トリュフショコラ。




大きな窓からは、開放的な緑の空間



スーさんが、

『ここ、良いねぇ。

メインの食材が足りなくなったら、いつでも取りに行ける

って、

目の前の牧場の羊さんたちを見つめるスーさん



オイオイ




フランスは、4月が観光シーズンの始まりともいえる。

(1月後半から3月がオフシーズン)



本当は晩ご飯に来たかったんだけれど、1週間前に予約をしようと思ったら満席で

それでお昼に来たんだけれど。

お昼はお昼で、素敵な時間を過ごした

Jardins et parc de Versailles

2013年04月22日 | フランス国内旅行
ヴェルサイユ宮殿の凄さは、建物だけじゃない






建物の何倍もある広さのお庭



って、模型じゃ凄さが伝わらない






この建物に対して、





この、見える範囲、全てが宮殿の庭




宮殿の周りは、





こういう低い庭木がたくさん

もう少し後の季節なら、バラで有名なこのお庭の真骨頂が味わえたんだろうケドね。



その先は、



こんな風に、高い木で区切られた、








テーマの違うお庭がたくさん



いくつかの、大きな池のあるスペースでは、





音楽に合わせて、水たちが舞う噴水ショー





私たちが行った日、本当に今年最初の春? 初夏? な気持ちの良いお天気で



壮麗なヴェルサイユ宮殿を堪能できた



あ、

ヴェルサイユ宮殿のお庭に、オレンジジュース屋さんがある

お庭マップにもしっかり載っている、この、フレッシュオレンジジュース屋さん。



なんで?





この、ヴェルサイユ宮殿を建てたルイ14世が、当時、フランスにはなかったオレンジを好きになっちゃって。

イタリアから、オレンジの木を大量輸入したそう。

フランスの寒さに耐えられないオレンジの木は、冬場は建物内に移動させて越冬。

太陽王と言われる、ルイ14世のお気に入りのお味。

モチロン、私たちもおいしく頂いた

CHATEAU DE VERSAILLES ヴェルサイユ宮殿

2013年04月21日 | フランス国内旅行
気が付いたら、パリマラソンが終了して、もう2週間




月日が経つのは本当に早い




パリマラソンに参加して、その翌日はモチロンお仕事。

いえね、溜まっている有給を使いたいとお願いしたら、人手不足でNGがでてね

そんなワケで、月曜日はペンギンのような歩きで1日を過ごした



しかし

翌日には、ほぼ普段どおり



私、意外と若いかも

なんて言いながら、忙しく仕事をしていたんだけれど。




楽しんで来ましたとも

人生初の




CHATEAU DE VERSAILLES ヴェルサイユ宮殿で




もうね、お天気が良くて最高のヴェルサイユ宮殿日和






いたる所にフランス王家の紋章のユリが施され。












豪華絢爛とは、まさにこの事




最初、



ルイ13世の、狩りをする時の休憩処として建てられた建物を、






息子のルイ14世が50年の歳月をかけて建設

その息子のルイ15世や、マリーアントワネットのダンナ様のルイ16世が少しずつ改築させて。



ため息が出ちゃうね~




そして、やっぱり私の気になる所は、



お食事処

“さすが”というしかないね、こりゃ



少し前(だいぶ前?)、“マリー・アントワネット”っていう映画がアメリカで製作されたんだけれど。

何度か出てくる食事のシーン。

あれも凄かったなぁ。





ナフキンなんて、どれだけ時間をかけて折っているんだろうって考えちゃう




今まで、ずっと来たくて来なかったヴェルサイユ宮殿。

パリから半日あれば全部が見る事が出来ちゃうなんて聞いていたから。

いつでも来る事が出来るって思っちゃっていたんだろうね。




来て良かった




だけど



スーさんと私のお出かけが、これだけで済むはずがない

1泊2日の小旅行だったワケで



まだ続く、ヴェルサイユな2日間





あ、私の



シャンデリアの写真コレクション、大増殖